あの映画は何人みれば儲かるのか |
2008-12-18 21:01 |
松尾里央さん 著者
この本は、映画の大まかな収益構造を有名な作品を題材にして書いてあり、親近感を持ちつつ計算式等の数字もサラリと入ってくるので、娯楽的に読みやすい本である。
松尾 里央 TAC出版 売り上げランキング: 885
おすすめ度の平均: もう少しリアルな数字を出してほしかった。 なるほど、コンテンツ業界ではこうやって儲けるのか
映画だけではなく、宇多田ヒカルやGacktを例にしたアーティストの収益、ハリーポッターの出版、ホットペッパーなどのフリーペーパーの広告収入について書かれている。
あくまでも読みやすい本として書かれているので、経済学やビジネスの参考書にはならないが、雑学的な知識や日常生活の街中でふと物事の仕組みについて考えるキッカケとしては面白いかも知れない。
ちなみに、この本を読んでギネス級の赤字を出したと言われる1963年公開の「クレオパトラ」という映画を観たくなった。
最近、心躍る映画を観ていないのでちょっとした好奇心でもあるが。
ちなみに映画は、オーシャンズ13、ジブリ映画、猿の惑星、ファイナルファンタジーを取り上げている。
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伊東良徳の超乱読読書日記
[あの映画は何人みれば儲かるのか] 映画や音楽、出版のエンターテインメント業界の利益とコストの構造、損益分岐点の考え方を解説した本。
「はじめに」ではエンタメを題材に会計を学ぶようなことが書かれていて、「さおだけ屋」の二番煎じかと思いましたが、会計のことはそれほど突っ込まれていません。その分読みやすいとも言えますが。
「あの映画」というタイトルからは具体的な映画のデータで興行収入とかコストが分析されているのかと期待しますが、例えばこの費用がこうだとすればという形で話が進められ、個別の映画についての知識ではなく、あくまでも「考え方」が語
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2008/12/26 23:11 |
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