いよいよのしゃぶしゃぶ堪能を開始した前回。
大体いつも「これで足りる?」と思う見た目の量だが、半分食べ散らかした頃には「絶対一人じゃ食べきれないなぁ」なんて弱音も垣間見る。
今回も同じ弱音が見え隠れしながらも、桜と呼ばれるだけあるピンクのお馬さんしゃぶしゃぶを平らげると、いよいよ締めの棒麺である。
ソウメンのような乾麺が、細長グラスにお洒落を気取って登場!
その束を握り締めアルミのように見える鍋のど真ん中に直立不動させてみる。
出来るパスタシェフのようにザァアッ!!と巻き散らかしたいからだ。
「お湯飛ばしたら怒るからね!」
「早くしないと下だけ柔らかくなるでしょ!」
周りからの野次すら賛辞と受け止める大きな心でいざ!
ザァアアアアッ!!!
きゃ!もう満足である。
すかさず友人達は乾めんをお湯に沈める。
ちなみに私は料理の出来ない子では無い。
あまり茹ですぎるといけないと言う事で、入れて程なくして器に取り始めた。
当然見切り発進。
久しぶりにシンの残る麺を口にした。
思うに、しゃぶしゃぶ屋さんでの締めの乾めんは危険だ。
しゃぶしゃぶは肉がうっすらピンクがいなくなる。。。って瞬間にすくい上げる。
つまりクイッククッキングである。
と、言う事は体感時間が平常より早くなっている。
により乾めんをその感覚で料理してしまいがちだ。
恐らくお客の10割がたシンのある麺を口にしているだろう。
さて、お味。
そもそもの鍋汁のダシが野菜汁らしき、さっぱりぃ〜に大根おろしなので、薄味麺。スパイス的な一味、もしくは豆板醤があると尚よろしいであった。
お腹も満たされぼんやりしながら、いよいよいよいよのぉ〜ッ!!!
ば〜んッ!!!
バースデーケーキである!!!!
きゃあ!きゃあ!!!
勘の良い方はもうお気づきかと思うが、バースデーケーキなのに、まさかのロールケーキ!
これには深くも無い浅い理由がある。
まず、今回の「馬ん家」と言うお店にしよう!と決めたのがGW。
早速予約を。。。と、思ったらまさかのGW休み!
はうぅう。。。
と言う事でGW明け、つまりバースデー前日に予約を入れなければならない窮地に陥った。
しかも、このお店はランチはやっておらず、夕方17時30分からの営業である。
月内で最も忙しい月初、そしてGWによりいつもの月よりも平日が少ないため、休み明けが一番凝縮された濃厚な仕事が目白押し。
この前日の夕方に予約が取れなかった瞬間、別のお店を探し予約すればならないと言うギリギリハラハラの展開!
見たこと無いが、アメリカドラマ「24」な感じ。
と、言う事でお店がギリギリに決まる以上、バースデーケーキを予約する場所すら選べないので、当日どこかで調達すると言う事で落ち着いた。
そして当日、恵比寿アトレにてケーキ屋さんを物色するも、ホールケーキが置いてある店が少ない!てか、見かけたのは1店舗だけで、そのケーキも豪勢な予算オーバー品だったため何週もお店を徘徊した後、まさかのロールケーキに決定した。
正直、なんちゃってイベント開催人としては最後まで悩んだ。
どちらかと言うとピース売りのケーキの方が華があるのかも知れない。
しかしどうしてもその存在感の小ささに納得が出来なかったのだ。
ちなみにこちらの「馬ん家」さんは持ち込み禁止である。
ただ、バースデー記念と伝えたところ、
「そういうお祝い事であれば、せっかくですし!」
とすぐに快諾して下さったのだ!ありがたし!
(某豚さんしゃぶしゃぶのお店は持込料を取られたらしい)
そして、いざロールケーキ登場!の瞬間は、仕掛け人である私も驚く程素敵に飾りつけして下さり、見事なバースデーケーキに仕上げていただいたのだ!!
もともとコースのデザートに付いているアイスクリームを、ロールケーキとコラボして、うねうね葉っぱでデコレートしてあるのだが、本当に素敵なケーキだった。
ケーキ登場前は、ロールケーキにロウソクが何本か立ててあって。。。。
と言う少し心苦しい気持ちだったので、ご好意に感謝感激!
こちらが取り分けた「素敵ロールwithアイス」(命名:自分)
ちなみにロールケーキはアンテノールさんの「神戸ロール(イチゴ)」。
このケーキは、生地がふわふわで生クリームが甘すぎずしつこくなくとても美味!
生地も砂糖こってりバターどっさりでも無いので、甘いものはちょっと。。。と言う男性が食べても唸る一品かも知れない。
初めてのお馬さんコースに、まさか!のロールバースデーケーキを堪能し、次回はお馬さん焼肉を!と意気込みつつ帰路に着いたのであった。