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フィギュアぁ女子

素敵なオリンピック女子フィギュアの戦いが終わった。

当日、ワンセグで無音のライブ中継を見ながらランチ食べつつの応援。
丁度キムヨナ選手の演技から見始めたのだが、ただただ素晴らしすぎて魅入るばかり。
「妥当真央ちゃん!」
と、ジャンプに力を入れていた昔のヨナたんが、全ての演技をパーフェクトにすべくリスクの大きいジャンプを控え、全ての項目を完璧に仕上げた。

ヨナたんの演技が終わった後、完璧に真央たんの金メダルは消えた。
どれだけ真央たんがパーフェクトの演技をしたところで、ヨナたんの加点とSPの点差には追いつかないからだ。

初めてヨナたんは演技終了後に涙を見せた。
本当に素晴らしい演技で素敵な涙だった。

そんな感動覚めやらぬうちに我等が真央たん!
ヨナたんの点数前にチラリと映った真央たんは表情も硬く、集中しようと一生懸命だったように見えた。
実際、嫌でも聞こえてくる大歓声。
そんな中滑り始めた真央たんの堂々たる演技!
これまた一瞬にして真央たん空気に変えたトリプルアクセルも決まり、高まっていく集中力に感動と共に尊敬が生まれる。

日本中の大多数の人々が真央たんの金メダルを期待し、直前のヨナたんのハイレベルなパーフェクト演技後からのスタート。
相当なプレッシャーだったろうし、自分の精神力を最高に高めなければ自分自身の弱さに負けてしまうという、並のハートでは押し潰されてしまう状況であの演技である。
中盤の溝にはまって1回転になってしまうジャンプ等、悔しい演技はあったものの4分間の間に人々を魅了し勇気を貰うことがあっただろうか。
そんな熱い気持ちになり、演技終了時の真央たんの表情を見て貰い泣きしそうになった。(会社では泣かなかったが、家でテレビ放送を見て何度も泣いた)

今回のハイレベルなオリンピックでの銀メダルは本当に凄い事だ。
ヨナたんに勝てなかったのは悔しい気持ちもあるが、最高の演技を見せたヨナたんが今回の金メダルである事は間違いないだろう。

大会が終わり、コーチであるタラソワコーチ改めタラちゃん(友人と自分だけで呼び合っているニックネーム)の批評なんてのも聞こえてくる。
構成が難しかったとか、曲の選曲が古いだとか。。。
う〜ん。。。
確かに昨年度の仮面舞踏会でオリンピックに出て欲しかった気持ちはあるが、鐘も真央たんなりに表現したのでは無いかと思う。
もう1年鐘を滑ると更に重厚な演技になるかとは思うので時間が足りなかった、そんな気がする。

さて、そんな我等がタラちゃん。
以前からずっと友人に「グーニーズに出てくる悪党一味のゴッドマザーに似てる!」と言ってきたので、何気に気になる存在になっていた。
で、ふとタラちゃんって、漫画「ガラスの仮面」に出てくる「月影先生」みたいでもあるなぁなんて思い立ち、じゃあ真央たんが「マヤ」で、ヨナたんが「あゆみさん」。
はうッ!!!
なんかわかんないケド、しっくりきた!
「ガラスの仮面」じゃなく「氷の仮面」!
そんな感じで妄想していると、何となく漫画ガラスの仮面を読みたくなった。
。。。まだ続いてるのかしら。。。

ファッションとは?

友人が電車ホームで見かけたレディさんの話。

友人も自分も別々の行動をしてたが、たまたま電車移動中だったのでメールによる人間ウォッチング情報が配信された。

読んでみると、ホームで電車待て中にふと気付くと、フリフリ、フワフワのとっても可愛いピンキーなメイド服のレディさんがいた。
良く見ると失礼ながら予想を遥かに上回る年齢のレディーさん。
そのレディーさんは執拗に窓ガラスに映る自分を見つめていた。

さてここで、
「服装なんて本人の自由だ!好きな服を着る!年齢制限なんて無い!」
と思うのか、
「。。。いくら何でも似合う、似合わないってのが。。。」
と思うのか?!

なんてな話題メールをしていてふと思ったのだが、
人が洋服を買う時、自分に似合う服を買うのか、自分が好きな服を買うのか?
人それぞれと言ってしまえば終わりだが、気になる妄想アイテムを見つけたので考えてみる。

例えば、自分はいくつになってもミニスカートやショートパンツを履くのは気にならない。
ロンドンやニュージーランドに滞在中、40代、50代の女性が素敵なミニのワンピースを着ているのを見て素敵だなぁと思ったし、周りも「年甲斐も無く!」なんて目で見る人はいない。
これは日本とちょっと違うなぁと感じた部分でもある。

一概には言えないが、日本の男性は「年甲斐も無く」や「はしたない」、「いい年して」という感情を持つ傾向にあるような気がする。
若い女性が好きなのは世界共通とは思うが、世間体を気にするのが特色なのかなぁ。

だからと言って、今目の前にタータンチェックのミニのバーバーリーブルーレーベルを履いている60代を見かけたら。。。
う〜む。。。自分でもわからないが似合っていれば良いが、そうじゃなかった場合、やはり友人のようにメールで人間ウォッチングメールをしてしまうだろう。。。

全く知らない他人の動向につべこべ思う筋合いでも無いのに、つべこべ思いたくなる。
人間とは愚かで自分勝手な生き物。
またしても妄想の結論が人間の動物的心理に落ち着いて終わるのであった。

お好みヤキソバ焼き

うひょひょ!
決算で忙しくしている間にブログの更新もなかなかになっていた!
山ほど話しはあるのだが。

さておき、最近の週末。
1週間のお弁当メニューに合わせて日曜日に材料を仕入れ仕込みをするという生活が続いている。

1週間。。。
短いようで食材には長い期間である。
まぁ冷凍庫の充実したご家庭には関係の無い事なんだろうが、我が家には小さい冷蔵庫しかいないので食材を冷凍する!なんて素敵な機能は無い。
と言う事は生鮮食品なんてのは1週間持つのかい?
てな話だ。
大抵のお肉なんかは賞味期限2日とかだろう。
しかしあくまでも賞味期限なので、とりあえず色づきや臭いを確認して使えば日曜日にお買い上げして金曜日のお弁当に返り咲いたりしている。
それは自分のお腹が強いのかも知れないので人様には勧めない。

がしかし、金曜が終わる頃には食材も底をついている。
で、最近週末になると作るのが
「お好みヤキソバ焼き」
である。

これは、そもそも余っていたキャベツと玉子を見かけて、
「おぉ!そういえば、お好み焼きなんて素敵な食べ物があるじゃん!」
という気付きから、更に期限が切れようとしていたヤキソバの生麺を見かけて、
「て事はなにかい?広島風かい?」
と洒落ようと思った事に始まる。

早速、フライパンを温めごま油をひき生麺をほぐしながら焼く。
フライパンが温まるまでにキャベツを千切り。
生麺ほぐしながらのキャベツに生卵を落として軽くまぜながら小麦粉を振り分けては混ぜ、振り分けては混ぜ、お水を足す。
ここに隠し味?として鶏がらスープの素を入れる。
コンソメとかだし汁、なんてレシピにあると大抵我が家は鶏がらスープの素を入れる。
それしか無いからなのだが。
ちなみに全て目分量なので細かく書き散らかせない。

ふと先日お買い上げしたパラパラスライス状のチーズを思い出した。
チーズも入れよう!
まぁ大体お好み焼き屋さんのトッピングは何でも合うはずなので迷わず入れる。

チラリとヤキソバ生麺に目をくべる。
広島風って、ヤキソバを作った上に後乗せお好み焼きだよなぁ、確か。。。
あんまり食べた事が無いので記憶が曖昧。
そしてここに素敵なズボラ感!
別々に作るより、お好み焼きのネタに混ぜちゃえ!
で、完成したのが

どどぉ〜んッ!!!!
お好みヤキソバ焼きである!!!

生麺を軽くほぐした後、キャベツや小麦粉達のネタの中に入れ、ガシガシ混ぜる。
で、そのままフライパンに流し込み、片面が程よく焼けたかなぁって時に豚肉の細切れを乗せひっくり返す。
手順はお好み焼きと一緒で生麺も混ざってるってだけの料理だが、こいつがハートを鷲づかんだ!
出来上がりにソースとマヨネーズをかけて頂きん!

お好み焼きって。。。素敵

フィギュアぁぁ その2

チャップリン織田選手の登場である。

。。。しかし彼も4回転を回避。
う〜ん。。。傍観者の自分としては4回転にこだわる事は無いのだが、4回転に思いを抱いて挑んでいくその男達の勇姿に心を奪われる。
スポーツでも仕事でも芸術でも何にでも言えるが、当事者の思いが強い程その思いが周りで見守る人々にも熱い何かを伝えるのだと思う。
人間も知能の優れた動物だという証だろう。

さて、そんな織田選手。
彼の心にメダル奪取があったのか無かったのか、一つ一つの演技でポイントを取ろうと思ったのか気持ちが何も伝わって来なかった。
ワンセグで無音の演技を見ていたというのは理由にはならない。
同じ状況で見た高橋選手の演技は、感動して思わず会社で泣いてしまうところだったからだ。

同じ事が実は女子の安藤選手にも言える。
。。。。モロゾフコーチの指導のせいかなぁ。。。
無機質の人形が滑っているようで選手各々の気持ちが全く感じられない。
上手く滑ってポイント取ればいい!
そうやって個性が無くなっていくような。。。
人の感情は点数で量れないんだけどなぁ。。。

という事で織田選手の後はランビエール!
きゃ!またまたイケメン!
何気に髪をオールバックにしてる時は興味も無かったのだが(失礼な発言)、髪を下ろすと何かがキュン!とした。
銀板に立つ姿はディズニーに出てくる王子様!
その素敵なお城で一緒にダンスを!!!
ステップすら踏んだことがない自分は華麗に舞うランビエールに釘付け。
4回転、手を付いてしまったものの素敵な演技!

ほんわかと頬を染めながら炒飯を食べていると、我等が高橋選手登場!!
ふんが、ふんが!!!
鼻息を荒くしながらパソコンに立てかけているワンセグに顔を近づける。
食べかけの炒飯はフォークの上に乗ったまま。
いざ、最初の4回転!!!!
きゃあぁあッ!!!
惜しくも転倒!
「はうッ!」
思わず息を呑む声が響き渡る。
我に返り恥ずかしを隠蔽するかのようにフォークに乗った炒飯を口に運ぶ。

最初の転倒はあったものの見事にたて直し生き生きと滑りあげる高橋選手!
はうぅう〜ん。。。。キュンキュン!
もう感動やら「頑張って!」という気持ちやらで夢中である。
滑り終わった後は一種のトランス状態に陥り危うく泣きそうになった。

いいねぇ〜ッ。。。スポーツって!
自分も青春時代を部活動で過ごした手前、勝つために一生懸命やる気持ちはわかる!
そしてたとえ負けたとしても負け惜しみや恨み節なんて気持ちは全く残らず、一つの爽快感が湧いてくる。
勿論悔しい気持ちはあるが。

たまにふとマラソンなんてものをしてみたくなる事がある。
フィットネスの走りではなく競技としてのマラソンだ。
マラソンは本当に自分との戦いで、距離が長い程色んなことを考える。
そして走り終えた先のランナーズハイ!
校内のマラソン大会や駅伝大会でしか走ってはいないが、あの感覚は覚えている。
ランナーズハイは走った者にしかわからないが、達成感というより
「生きているって素晴らしい!!!」
てな感じの雄大な気持ちになれる。

ありがとうオリンピック!
ありがとうスポーツ!
感動のまま一先ずゴロリと床に寝転ぶのであった。

。。。触発されて運動しろよ!

フィギュアぁ その1

オリンピックが始まって早1週間?

ようやく待ちに待ったフィギュアスケートが行われ、昨日、日本男子の大活躍のもと競技が終わった。

今回は開催国カナダとの時差により日本時刻で正午の開始。
当日浮き足立った自分としてはどのようなスケジュールでライブ中継に参戦しようかと頭を悩ます。
新聞に滑走順から大よその放映時間があり、嬉しい事に高橋選手が13時過ぎの滑走!
こ、これならッ!!!!
心が逸る。

しかし小塚選手(通称コッチィ ※勝手に自分と友人の間で付けた呼び名)とジュベール(通称ジュべ様 ※韓流ヨン様にあやかった、またしても友人と付けた呼び名)は12時台でどうも見れない様子。
ジュべ様。。。SPも見れてないがよろしくない結果に。。。
前日放送されていたジュべ様特集の番組で4回転ジャンプをハイパースロー映像で分析していたが、あのせいで頭でっかちになったのでは?!
と、勝手に思っている。

さて当日。
12時を過ぎた辺りからソワソワし始める。
本日、いやオリンピックのフィギュア競技中に限り、仕事に8割の情熱しか注げなくても認めるとす!
当然業務内容はファイリング等の軽作業でお茶を濁す。
ここで重要な書類作成しようものなら応援も仕事もどちらも中途半端な残念なレディーさんとなる。

もう間もなく13時となる頃、銀行へと飛び出した。
サクサク歩きながら、すかさず携帯を取り出しワンセグをオン!
おぉ!パトリック・チャン!!
とりあえずマナーモードにしているので無音の中、オペラ座の怪人を演技するチャン。
その下に、「1位小塚」の文字。
ん?んんん??んんんん????
何?!この文字何?!!!
とりあえずキョロキョロと辺りを見回す。
人間の悲しい性質なのか、周りの環境全てが自分と共鳴していると思い疑問は皆で共有している、そんな錯覚に陥る。
もしもこの時、道端で自分と目が合う人間がいたならば、可哀想なターゲットとして質問攻めにあっていただろう。

幸か不幸か誰とも目は合わず、むしろ行き交う人々も携帯を見ている。
それがメールなのかワンセグなのかはわからないが、再び画面に戻ると相変わらず滑っているチャンには目もくれず、「1位小塚」の文字だけを眺める。
むむむぅ。。。コッチィは見逃したが、完璧に滑ったのか?4回転か?
謎が謎を呼び憶測と妄想が暴走。

とりあえず後で会社に戻ったらネットニュースでも見るべ。
気を取り直して外出業務を終え、素敵なランチタイム。
しかし本日は1週間の最終日。
冷蔵庫の残り物がお弁当になりがちな日である。
作っておきながら何だが、2種類のおかずしか準備出来ず、しかも野菜炒めと肉じゃがという豚肉かぶり弁当だ。
プラス海老炒飯にしているが、サラダ的な箸休めがいない。

ちょっぴり残念なお弁当を前にワンセグ準備!
丁度ライサチェックの黒が舞い始めている。
う〜ん。。。。小さい携帯画面でもライサチェックでかいなぁ。
そつなくこなされる演技。
最近のフィギュアの点取り演技ってとこかしら。。。

今回のライサチェックの金メダルに賛否両論が世界中で起こっているようだが、自分もあんまりライサチェックの演技は好きではない。
4回転を跳ばないからと言うのが理由だけでは無いが、上手いとは思う事があっても感動が全く無いのだ。
素人にありがちな「顔が好みじゃない」ってのも彼の減点評価に繋がってたりするが。。。。きゃ

そして続く織田選手!
またしても長い文になったので続きはその2へ。。。。

Dr.パルナサスの鏡

テリー・ギリアム監督作

故ヒース・レジャーの代役でジョニーデップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが完成させた事で有名な本作、実のところ内容もあらすじも知らないまま映画館へと足を運んだ。

さてさて、肝心の内容。
ストーリーを全く知らないせいなのか、お子様向けのように序盤の説明的な部分が無いせいなのか、さっぱり内容に着いて行けずキョトン。。。
改めて映画を観る時の自分は、主人公もしくはヒーローと呼ばれる何かに感情移入をし、ああでもないこうでもないと監督の思うツボ君にハラハラさせられているんだと思ったが、この作品にいたっては誰に自分を当てはめようかが定まらない。

良い意味で先の展開が読めないし、誰が何をどう?という思いが散らばっていて定められない。しかしこれがこのストーリーの醍醐味なのかも知れない。

似ている雰囲気というと「チャーリーとチョコレート工場」をイメージしたが、不思議なチョコレート工場の製造工程を見学する!という目的がまず明確である作品と、Dr.パルナサスの鏡の定まらない目的ではやはり全然別ものか。。。
映像の感じは似ている!ってだけだ。

ちなみにこのテリー・ギリアム監督は、大好きなモンティパイソン作品に監督として関わっていた。
それを知って成る程ぉな映像である。

肝心のヒース、ジョニー、ジュード、コリンが演じるトニー。
人によっては違和感があるのかも知れないが、上手い具合に代役を務めている。
というか結構ヒース出演部分は撮影してたんだなぁと単純に思った。
ヒースに関しては、バットマン作品の「ダークナイト」を観た時にあまりのキレタジョーカー役で怖いのと気持ち悪いのとであまり良い印象を持っていなかった。
しかしこの作品に関しては別!
改めてのイケメンっぷりに心は躍るばかりである。
本当に女心と秋の空だ。
そしてそのイケメンっぷりをもう観る事が出来なくなった事に悲しみでいっぱいになる。

さて、相変わらず確信にせまらずの映画紹介だが、皮肉たっぷりなイマジネーション、数々の選択、素直に楽しもう!と油断した気持ちで観るとさっぱりわからない内容に置いていかれ、映像的には親子揃って!なドリーミーな映像だが、確実にお子様には理解不能な本作品。
テリー・ギリアム監督の他作品(モンティパイソン、12モンキーズ、ブラザーズグリム等)を踏まえて興味のある人にはお勧めである。

この時期に第九

行けなくなったオペラのチケットあるケドどうです?

思いがけない誘いである。
オペラ鑑賞なんて行ったこともなく、「生涯に一度は聞いてみたいなぁ。。。」なんてくらいにしか心になかったものが急に身近に感じる。

誘われたと同時にYesサインを出し、チケットを受け取る。
”世田谷フィルハーモニー管弦楽団&世田谷区民合唱団
ペートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」”
チケットに印字されている文字である。

む?むむむ?オ?ペ?ラ?。。。。
自分が思うオペラとは、デブっちょのテノール歌手とか、折れそうに細いソプラノ歌手が、カルメンなんてのを情熱的にイタリア語で歌い上げる歌劇だと。。。

ま、まぁベートーベンは好きだし、第九の合唱を生で見たこと無いし、しかもチケットは好意で頂いている。
これは楽しまなければ!の気持ちの当日。
雪は無いものの北風さんぴゅーぴゅー。
ビル風なのか、時折吹く突風にも負けず昭和女子大学人見記念講堂に着くと長蛇の列!
はうッ!!!
年に1度訪れる友人の演奏会では開園前に並んで入場なんて体験が無かったので、圧倒されると共に最後尾を目指して歩き出す。
ちなみに全席指定席じゃ無いので皆さん早々と集合したと思われる。

受け取ったパンフレットを見ると、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンの名前が書かれている。
おぉ!歌手だ!歌手がいるのね!!!
すっかり合唱だと思い、せめて日本語の第九じゃないことを密かに祈っていた自分としては嬉しい悲鳴だ。
生で歌手の歌を聴けるとは!
彼等の華々しい経歴を読み、う〜む。。。名前だけは知っているんだけどなぁ。。。と、オペラへの知識不足を改めて思う。

いざ開演!
前半は日本人が作曲した曲を演奏。
。。。お祭りのような和太鼓?にぴーひゃらと鳴るピッコロ?
。。。あんまりお好みではなかった。
自分は音楽家でも何でもないが、あんまり日本の音楽は好みではない。

気を取り直して、休憩開けにいよいよのベートーヴェン!
う〜ん。。。素敵な音色。。。なんだけど。。。
これは講堂の作りのせいなのか、音がステージ上にこもってしまい一つ一つの楽器の音が剥き出しで響いてくる。
つまり誰かが一つ音を外すと丸裸で聞こえてくる感じ。
どういう空間が音響に良いのかはあんまりわからないが、ちょっぴりこの場所は残念な気がした。

ただし、バイオリンや弦楽器の方々の一糸乱れぬ演奏はウットリとした。
再度お伝えするが、自分は音楽家では無いので素人の玄人もどきな感想である。

そしていよいよの合唱である。
ワラワラと合唱団の方が入場し、歌手の方々も入場。
合唱と油断して眼鏡を忘れたので顔は見えないが素敵な衣装の色は判断出来た。
ふふ〜ん♪
第九のフレーズが聞こえる。
すかさず歌手のソロ!
おぉッ!!!!
響き渡るソプラノ!いい声のテノール!重なるハーモニー!
「人間って凄いなぁ」
シンプルにそう思う。
練習するとはいえ、声が楽器になるなんて。

初めての第九は終わりを告げる。
手放しに「ブラボー!」と叫ぶ程の感動は無いが、何だか素敵な休日を過ごした、そう思える日曜日の昼下がりであった。

お弁当その3

とある日のお弁当。

奥から
・アスパラ炒り卵
 アスパラをさっと茹でて水でしめ、炒り卵と混ぜ合わせる。
 スパイス:クレイジーソルト
・市販のハンバーグ
 茹でるだけ(アスパラを茹でたお湯に袋ごと投入!)
手前右
・ネギベー
 長ネギにベーコンを巻いて焼く(ベーコンに油があるので油はひかない)
・シソ大根の漬物
 市販の漬物を切って盛り付けるのみ
・金時
 市販の金時豆を盛り付けるのみ

う〜む。。。随分手抜きなお弁当。。。
貧困と手間掛けずの時にさっくりお勧め。

誘便局

いつもお世話になっている郵便局。

顔なじみになってきている中に、1人だけ「こんにちわ」と声をかけてくる男性局員がいる。
そしてこの男性、何気に自分に気があるのでは?!
と、勝手に妄想こじ付けが膨らんでいる。

毎回、こちらもシャイなもので、あまり視線を合わさず手元の書類を出しながら受付してもらうのが常なのだが、先日、窓口にて通帳記帳と両替を同時にお願いしてしばし待機していた日の事。

ちなみに仕事で郵便局を使っている方はご存知だろうが、郵便局の通帳記帳というものは、1日に50件を超えると「合算」という合計額と件数のみの記帳しかしてくれない。
つまり誰からいくらの入金という内訳が全く表記されないのだ。
内訳分は後日郵送にて明細が送られてくるが、数日を要するため仕事上とても都合が悪い。
もちろんWebから明細確認は出来る。
しかし取り急ぎ合算分を窓口でお願いすると打ち出してくれるので利用する事が多いのだ。

さて、最近ようやく使いこなせるようになったワンセグでニュースなんて見ながら待機していると、局員さんの呼び声。
ワラワラとワンセグを閉じ、窓口に向う。
「こちらが合算の内訳書になります」
プリント1枚を受け取りクリアファイルに片付ける。
「。。。。。?」
しばし見詰め合う二人。
局員さんは自分が去るのを待てしながら「ありがとうございました」を言おうと構えている様子。

「あ、あの。。。両替。。。」
そう、合算打ち出しもお願いしていたが、それと同時に両替のお金を4万円も渡しているのに、一向に出てくる様子が無い。
「あう!あぁ!さ、最初に処理していたから。。。」
なんて言い訳を大きな独り言のように呟きながら取り乱し、出し忘れた両替のお金をスルリと差し出した。

ここで局員さん真っ赤。いや、こちらの妄想で真っ赤に違いなく見えた。
銀行員や郵便局員はお金を取り扱う機会が多い事から、滅多に業務を忘れる事は無いと思っていた自分にとって、結構衝撃的なド忘れ行為!
そこですぐさま
「?!もしや、この局員さん!自分のレディーさん対応に魅了されてうっかりしたのでは?!」
。。。悲しい思いあがりである。
まぁ本気で思わないが、ちょっと違った日常を妄想するのも楽しい時もある。
そんな勝手な思い込みをしながら意気揚々とその日は帰社。

そして昨日。
何回かに1度、片思い局員さん(妄想ながら失礼な上から目線の即席ニックネーム)の窓口対応に出会うその日である。

今回も両替と打ち出しをお願いして待機。
しかし自分は何を思ったか、両替のお願いの仕方を勘違いして両替分のお金以上を出しお釣りが出るという変な依頼をしてしまった。
(千円札30枚、100円50枚、10円50枚、合計3万5千500円に対し、4万円提出)
「これお釣りが出ますケド。。。」
なんて微笑ましい二人(しつこいようだが、自分の妄想ワールドの中で)。
「じゃあお釣りと両替分は別にお出ししますね!」
なんて彼(あぁ、ついに彼扱いの妄想ワールド)の提案で一先ず待て席に移動。

いよいよ作業を終えたので窓口に勇みよりご依頼のブツを引き取る。
当初の予定通り、受け皿別にお釣りと両替のお金が差し出される。
片思い局員さんは以前の名誉挽回ばりに
「一先ずこちらがお釣りで、こちらが両替分です」
なんて分かりやすいように説明。
そして次の瞬間!
「あ、じゃあ入れますね!」
うほ?!
銀行でも郵便局でもいまだかつてない対応、
「秘儀!局員さん自ら封筒に片付けるの巻!」行為に躍り出た!
大抵、こちらも枚数確認とかするので白い目を気にせず窓口で確認しながらモタモタするのだが、片思い局員さんはスルスルと封筒2つに入れ、再び笑顔で受け皿に乗せて差し出した。
「あ、ありがとうございます。。。」
目をそらしながらお礼を言う。
何だかこちらが彼に気がある青春の甘酸っぱい恋のような気分である。

業務を超えた親切にすっかり気を良くしながら、更なる妄想エピソードに乱舞。
まぁ全てルーチン業務に飽きないように自分なりのエッセンスを入れる妄想遊びなのだが。
しばらくは「彼は自分に気があるはず妄想!」
で遊ぼうと思っているのであった。

排出権商人

黒木亮さん著者

排出権商人
排出権商人
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黒木 亮
講談社
売り上げランキング: 2208
おすすめ度の平均: 4.5
5 よいけど限界あり
5 アクの強い人物たちと現場が排出権相場を盛り上げる。
5 排出権取引の仕組みがよくわかります
4 CDMの欺瞞を突く
3 CO2削減問題、まずはこの一冊から。


好きな作家さんの一人である著者。
銀行、証券会社、商社を経て作家になられているという事で、取引実務に関しての詳細や情景がサックリと描かれる中にもリアリティーが感じられる。

本書の内容は、今後日本に重くのしかかるであろう魔の京都議定書におけるCO2削減のための排出権取引にまつわる、
「どのように排出権を生み出し」
「どのように売買換算するか」
「どういった議会で認証される」
といった、よくある「排出権取引とはこういうものです」的な説明本には難しく書かれがちな内容を、小説を通してわかりやすく表現されている。

何事もそうだと思うのだが、物事を擬人化し、ストーリーだてて表現する事により、各人でイメージを作っていくので、難しく思いがちな事も理解しやすくなる。
そういった意味で、実社会の事柄を小説という社会の中で、架空の人物に体験させ読み手を魅了していくというのは、コア過ぎても一般うけしないし、かといって周知の事実だけを並べたてられても「で?」と言う感情しか残らないので本当に難しいと思う。
実情を小説化するのは、情報の多寡に十分注意しつつ登場人物にリアリティーをつけ、さらに登場人物に感情移入できる物こそ面白いのだ。

そういった事を本書はクリアし、読みやすく、そして引き込まれるように一気に読んでしまった。
主人公である女性の地球環境部の室長が、案件探し、現場調査、資金調達を、主にアジアを中心にビジネスを形作るところからクロージングまでが描かれるが、それと平行するように女性の会社をカラ売りするカラ売り屋のストーリーが走り、最後までハラハラさせられる。

排出権取引に関心がある方や、投資会社、証券取引に興味のある方は、勉強としても読み物としても十分に楽しめる内容だと思う。
巻末に、業界用語の簡単なインデックスもあるので、改めて言葉の意味を確認するのにも役立つだろう。

とりあえず、自分はハードカバーの本書を持ち歩き、通勤電車で読み上げたのである。

長靴を履いたサル

関東地方の積雪。

一昨日お昼から雪到来!
の天気予報を聞きながらも、出かけに見上げた空は遠くの方で鮮やかな青を描いていた。
ここで、いつもは信じて疑わない天気予報を、何を思ったか
「天気予報って外れる事あるんだよねぇ」
なんて手にした折り畳み傘を玄関に置き去りにした。
当然、この事が後々に淡いジャブとなって効いてくる。

雲行きは昼過ぎに怪しくなり、流石国家資格の天気予報士!
がっつり的中した空模様は雪、いや帰る頃には軽く吹雪いていた。

とりあえずを疑って着て来たダウンコートのフードを被り、ビジネスバッグを小脇に抱えながら急ぎ足で雪の中へと飛び込んだ。

雨とは違い、雪は掃えるのでバッグに積もる雪を掻き分け無事に帰宅。
お洒落フードと思われがちなコートのフードも活躍し、濡れ鼠は免れた。

そんな翌日、窓の外には真っ白な雪。
出かける時には銀色の世界!とはいかず、既に車や人が通り過ぎた道はややビシャビシャ。
こうなると、以前お買い上げしていた長靴が大活躍である。
ちなみに自分のは、数年前から圧倒的な品数が出たお洒落レインブーツではない。
それ以前に必要にかられて手に入れた、The長靴。
ちょっとだけ当時の中ではお洒落だった所をあえて言うと、ショートブーツで淡いパープルに花柄的な模様という所だろうか。

会社で履き替える靴を持ち、いそいそと長靴で出かける。
耳にはモコモコ耳あて。
道路の至るところで雪かきをしているおじ様、おば様。
ありがとう!と思いながらも、あえてビシャビシャした所や、まだ前人未到のパウダースノーな脇を「イエス!」なんて心を躍らせながら長靴で歩いた。

さて、そのまま事なきをえるかと思いきや、いざ会社の最寄り駅に降り立つとそこは一面の銀世界、遠くでキタキツネが。。。な情景は一切なし!
は、はうぅうううううッ。。。。
なんなの?なんなの?
この、一滴も雪ありません状態は?!

毎回、たまに都内に雪が積もると起こる「都心、雪ありません!」現象。
なんだかなぁ。。。
一応、我が家も23区内なんだけど。。。
まぁ友人宅から家に帰る時は「村に帰る」なんて愛を込めて言っているが。。。

と言う事で、都心の大通りに、長靴を履きモコモコ耳あてをしたサルが信号待ちをする事になる。
恥ずかしさは無いが、雪も水溜りも無い道を寂しく長靴の足音が響く。
「また、村に戻ると雪が残ってるんだろうし。。。」
なんて言い聞かせながら1日を過ごす。

で、話は終わるはずだったのだが、神様は「家に着くまでが遠足だ!」と言わんばかりな試練を我に与える。
そう、村に残っているはずの雪までもが嘲笑うかのように跡形も無く消え去っていたのだ!
いや、跡形も無いのは言いすぎた、青空駐車中の車のフロントガラスや茂みにうっすらと雪は残っている。
しかししかし!長靴の出番一切なし!
朝のスリッピィーだった凍り道もいない。

ただ、朝の活躍っぷりを考えると、短い時間の中でも長靴を履いた自分は褒めてあげたい。そう心の中で自分を抱きしめるのであった。


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