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真田の後

ようやく真田昌幸氏お墓参りツアーのファイナルエディションである。

池波正太郎記念館、上田城跡、八幡神社(いくさの神様)、真田氏歴史館、長谷寺と巡ってきたこの1泊2日。
トリを飾るのは長谷寺の昌幸氏のお墓かと思われたが、まさかの時間余り!により、日帰り温泉「十福の湯」へと車を走らせた。

地図で見ると長谷寺から十福の湯までは小一時間はかかりそうなのだが、
「いや30分くらいですよ」
と、事前調査時にことごとく予想を裏切られた。
よく考えてみると、都内でも車の数が少なかったら同じ感覚で時間が流れるような気がする。都内は車と信号が多いから時間がかかるのだ!

と、都内で運転しないくせに交通事情に怒ってる風な口をきいている内に目的地に到着。
そしてここに来て始めて大人数の人類に遭遇!
思えば、上田市に到着してから蕎麦屋さんと上田城跡にパラパラと、ぐらいにしか人類に出会っていないのだ。
しかし歓喜の舞は無く、ほぼ満席状態の駐車場にギラギラと目を光らせる。
第一駐車場は満車。。。

程なく、1車線道路を挟んだ山の麓にならされただけの第二駐車場が見える。
あそこかぁ。。。あそこしかないのかぁ。。。
スーパーの駐車場と違って、温泉まったり人のお帰り時間は全く読めない。
仕方なく誰も駐車していない第二駐車場に向う。
いざ軽い坂道を登ってみると、野ざらしの第二駐車場には線で引かれたポジショニングも無く、ましてや黄色と黒のまだら紐で仕切った感じの枠すら無い。
フリーダム、まさにこの言葉があてはまる。

とは言えど、後から車が来たら出れるようにするのは勿論の事。
今思えば、この駐車にも都会っ子が染み付いているんだろうなぁ。。。
次の車がたくさん来る事を想定して端っこにポツンと駐車していた。
その後1台も来ないのに。。。

さて、こちらの日帰り温泉には勿論手ぶらでやって来たので、全ての入浴セットを借りていざ浸水!
こちらの売りである「大露天風呂」へと歩を進める。
HPで確認したら長野県最大級で、50〜60名入浴可能な露天風呂らしい。

昼間とは言え、たくさんの人で賑わっている。
しかし広いので全く気にならず、遠くの直射日光スペースの岩場に縄張りを陣取った。
メリメリ歩いてたら岩場がそこか、ど真ん中しか無かったせいだが。

いやぁ〜しかしお風呂はいいねぇ〜!!!
オヤジモードにオン。
これでお風呂上りにビールなんて言ったらもう!!!
疲れを取りつつ、この後に待つプチイベントに目を細める。
しかもここは、周りが山なので木々の彩りを堪能しつつマイナスイオンに心が癒される。

で、いよいよ楽しい昼食ぅ!!!
と思ってお食事処に足を伸ばしたのだが、何と満席!てか、座敷に寝てる人多数!
食べ終わっているにも関わらず、全く動く気配がない!
つまり後から食事しようと思っても場所が無いのである!
これはかなりキツイぞ。
本当に食べたい人が食べれない状況になっているし、別途休憩所を作るかどうにかしようよぉ!!

そもそも女性だけで50〜60人入るお風呂があるのなら、100人以上がお風呂場と食事・休憩処を右往左往するのは想定しなければなのでは?!
空腹の勢いも手伝って相当なご立腹!
今度から大人数が入れる浴槽がある温泉場には注意しようと心に誓った。

残念な思いを胸に駅に向う。
イベントも済ませたし何より食べ物を確保したい。
すると目に入った駅中の「麺将武士」。
こちらには「真田幸村」「島左近」にちなんだラーメンがあるらしい。
普段、塩>豚骨>味噌>醤油の順で選ぶ自分としては、豚骨の「左近」で行くべきか悩んだが、ここはやはり「真田」でしょう!
という事で白醤油の「幸村」を食べた。
個人的にラーメンが大好きと言う訳ではないので評論はしないが、太麺好きとしては、細麺「左近」じゃなく太麺「幸村」で良かったと思った。

とりあえず友人に六文銭の布コースターをお買い上げし、ゆっくりと帰りのバスに乗り込んだのであった。

ちなみに六文銭のマグカップ(スープカップくらいの大きさ)に心を奪われそうになったが、¥1,200という値段に尻尾を巻いた。
いくらなんでもこの値段は。。。
ブランディング恐るべし!である。

真田昌幸氏のお墓参り

いよいよ今回の旅のメインイベントである。

上田市真田町「真田山 長谷寺」へと車を走らせ、一番本堂に近いと思われる駐車場に止める。
この時点で1台も他の車が無い。
むむむぅ。。。混雑が予想されると思っていたのに。。。
やはりそうか、やはりそうなのかぁ!!!
混雑してないのはいいが、誰もいないとなると急に不安になる。
人間心理上、「人のフリ見て我がフリ直せ」の人がいないと急に怯えてしまう。

生憎の雨なので参道を歩くのは避け、本堂を目指すのだが、途中、民家がポツポツあるので更に不安に煽られる。この道だよねぇ。。。
先を急ぐと、本堂の前に鐘楼がそびえ立つ。
しかし昔からあったものでは無く平成19年に完成したようだ。

ここにきて人がいない事の優越感を噛み締める。
並ぶ必要も無いし次の人のために早々と退散することもなく、心おきなく鐘がつけるのだ。
作法なんて熟知していないので鐘の突き方を知らないと言うデメリットはあるが。

ゴーンと山林に響き渡る鐘の音。
昌幸氏が聞いた音色では無いので感慨深くはならなかったが、染み渡る音色をじっくりと耳に残す。
とりあえず写真を激写したが、いつもの携帯写メールには収めなかった。
雨のため、然程良いシーンに恵まれなかったからだ。
。。。階段下りていく心が折れていたという説もあるが。

ひとしきり鐘を堪能すると、本堂が目の前。
感慨深くお賽銭を入れて心を静めていると、お賽銭箱の右隣に帳面がある。
「どれどれ、マーキングを書き散らそうかい」
そんな面持ちで覗き込むと、なんとその帳面「写経」である!!
うほほほぉ〜ッ!!!!
初めて出会う写経帳面。
早速一筆認めた。

邪心だらけなのか文字がガッツリ左より。。。精進足らずですな。

本堂の横から裏庭に周り、いよいよ昌幸氏のお墓に向う。
お庭はこじんまりとしているが、なかなかのプチ日本庭園をかもしている。


そしていよいよ「真田公墓所」に到着。

向って左が我等の真田昌幸氏のお墓である。
それにより正面では無く、左ナメの撮影となってしまった。
まぁ正面写真はたくさんネット散歩で見れるしね。

コケに包まれた墓石のなんと感慨深いこと!
マイナスイオンをたっぷりと吸収しながら尊敬の念を込めた。
高い木々に囲まれたこの場所は、この地に生涯の思いを尽くした真田昌幸氏にとって心休まる安住の地なのかも知れない。
観光名所として煌びやかに装飾されていない所も、地域密着型の真田氏にはピッタリ、そんな思いで目を細めていた。

さて、これにて「真田昌幸氏のお墓参りツアー」の全日程が終了するのだが、何せお墓参りまでの本日の行事がお昼過ぎに終了してしまった。
つまり時間が大余りなのだ。
あぁ。。。1日掛けても足りないくらいの観光名所って実はとても重要。
上田市の観光協会さんは、この戦国ブームにあやかってもう少し真田氏発祥の地である上田の観光に力を入れても良いのでは。。。
ちょっぴりの寂しさを胸に旅はいよいよクライマックスへと向う。

おはぎ@真田庵

真田氏歴史館を後にし、舌鼓を打つべく隣接する真田庵に向う。

がら〜ん。。。シーン。。。としたお店。
「す、すみませ〜んッ!!!」
奥のほうでは従業員のおばちゃんらしき人たちの話し声はすれど、表に現れないと言う全くお客無視の体制。
ま、まぁ商い魂を観光名所!と声高に言える程でもないところに求めるのも酷な話か。。。なんて毒づいていると、ようやく出てきたおばちゃんが座敷を進める。

雨だし、そもそも大人気!な場所でも無いのはわかっているが、ちょっぴり哀愁。
ガランとした大広間の座敷に2人ポツンとしていると、ついにお待ちかね「おはぎ」現る!!

向って右手がゴマで左がクルミ?味噌?なおはぎ!
きゃあああッ!!!!!
これが大変美味である!
どうも郷土料理らしいのだが、初めて食べる味のおはぎ!
もし真田氏歴史館に訪れることがあれば、絶対食べてみるべし!
大きさは男の人の平均的な手の平サイズ?で食べ応えもばっちり!
300円と言う値段を安いとみるか高いとみるか?!
いやぁ。。。それにしてもまれに見る美味しさ。

すっかり満足した私達は、歴史館を後にし続いての行程へと向うのであった。

進めぇいッ!!!!
by真田氏歴史館内の幸村像逆光

真田氏歴史館にて

いよいよ真田昌幸氏を辿るツアー2日目。

宿のおじさん&おばさんが、駅まで送ってくれる素敵な計らいにより上田駅到着。
早速、駅に隣接する観光案内所に出向いた。

自分が巡りたい所を観光案内のおじさんに話すと
「ほほぉ〜ッ、真田のファンですか」
目の奥でキラリと何かが光った。
「真田昌幸さんに。。。」
ここでも頬を染めながら呟いた。
しかも「さん」って。。。思って更に頬を染める。

巡り所の所要時間とお昼を食べるならば?!的な場所等を地図を片手に説明してもらったのだが、どうも行きたい場所は2時間もあれば全部行けるとの事。
えぇえええッ?!そ、そんなに近いのぉ?!
半日あって足りるかなぁ、なんて思っていたのにまさかのその半分で観光が終わってしまう。

どうもこの戦国ブームにあって、上田参上!の人々が少ないのには、観光名所が少ない所に問題があるのではないかと思えてくる。
正直、日帰りでも上田城跡からお墓、真田屋敷、池波正太郎記念館などがピッチリ観光し終えると思う。
各ポイントでの所要時間が各々違うだろうけど。
さき程の観光案内のオジサンの目が光ったのは単なる見間違いかも知れない。

とりあえず、どう頑張っても2時間で観光が終わってしまうことを確認したので、この辺にある温泉なんて情報を入手。
そこも近くにあるので観光して温泉に行っても十分らしい。
とりあえずレンタカーをゲットし、地図、情報、道順を入手、いざ出陣!
正直最初の2箇所程の道を間違えなければ一本道だ。

それにしても最近の車は凄い。
ちなみに自分はかれこれ数年運転していないのでペーパーなドライバー。
そしてマニュアル車しか運転出来ない。
により、国内のレンタカーはほぼ運転出来ない。

なんて寂しい思いをしていたのだが、ここに来て更なる試練!
最近のオートマ車はシフトが前に付いている!
ベンチシート、なんてお洒落なシートらしい。
う〜ん。。。車はギアチェンジが面白いのにぃ。。。
しかもシフトが前って。。。

心を痛めながらもスイスイと進みつつ、まずは真田氏歴史館に到着。
生憎の雨にやられたのだが、すぐさま館内に忍び込む。
想像していたよりは広々と真田にまつわる書物や武具が展示されている。
やはり甲冑、六文銭の陣幕、旗は見ると物思いに馳せる。

しばし堪能していたら、ツアーバスのおばちゃん達が到着。
一気にざわつき始め、よくわからないが甲冑の前を陣取る、なんて暴挙に出る。
。。。先にゆっくり見れて良かった。
そう呟きながら歴史観を後にするのであった。

宿にて足を留める

上田城を満喫し終える。

清清しい心とは裏腹に、出だしに調達したお土産のジャム約3キロ?がズシリと存在感を現す。
ま、まぁ宿に寝沈めてしまえばジャムなど。。。
気を取り直してテクテク。

うほいッ!
流石キリ絵ならぬキリ石の町上田?!ん?そうだったっけか?
上田城周辺に来て、これでもか!と言わんばかりのキリ絵を施した看板三昧だったが、今度は壁画?石畳?なんと表現すれば良いかわからないが彫刻が施されている。
流石に真田十勇士全員の写メを撮るのも何なので代表して幸村君ことユッキーを激写!
上田城の外堀?の道をテクテクするとこれら真田十勇士に出会える。

歩き疲れて到着したのが城下町の宿水野旅館
今回は貧乏バスツアーのため、寝る場所があればいいや的な発想から比較的コストのかかる交通費と宿代を削減してみた。

。。。人気が無い。。。
ソロソロと玄関を入ると女将さん?らしき女性が明るく対応。
階段を上がり部屋に案内してもらう。
素泊まり系の宿のイメージはあったが、ドアを開けてすぐの目の前に敷居の高いユニットバス。左手の通路の先が畳部屋。
襖を開けるとオープンされるのを今か、今か?!と待ちわびている丸まった布団。

。。。ま、まぁ素泊まりな宿だしぃ。。。
以前泊まった貞子旅館に比べたら。。。
決してこの旅館が悪いのでは無いがイメージとかけ離れていたので驚きは否めない。小旅行にちょっと足を伸ばしてユッタリさん!
なんて旅行メインで泊まる場合、ちょっと後ずさりするかも知れない。
しかし真田昌幸氏のお墓参りをメインに!
なんて清らかな心で旅立つ場合はあり!。。。かなぁ。。。

何はともあれ、上田到着後、方々を歩き回り疲れた足を投げ出してしばしの休息を取るのであった。

真田神社参拝

さて、上田城東虎口櫓門、博物館を堪能し先を急ぐ。


そう、門を潜るとすぐに真田神社。

近寄って「真田神社」と六文銭を確認。
佇む石にすら心を馳せる。

テクテク、テクテク、と木々に囲まれつつ歩を進める。

左手に酒樽茶室なる樽部屋がゴロゴロと立ち並ぶ。
中を覗くと茶室だけあって畳が引いてある。
う〜む。。。真田家と酒樽茶室が関係あるのかないのか知らないが、
茶室=狭い部屋=武士、刀を持って入れず=聖域
で納得してみた。

早速お参り。
神社なんて写真に収めたらバチが当たるのでは?!
と、勝手な妄想と崇拝の意味を込めて激写はひかえた。
お賽銭を投げ入れて目を閉じてみた。
ずっと気になっていた事を友人に聞いてみる。

「あのさぁ。。。神社とかで黙祷してる時って願い事唱えるの?」
友人を下目使いで見つめる。

「願い事なんて神社ですることじゃないでしょ。お賽銭で願いを叶えて貰おうって考えが甘い」

うろ覚えだが、こんな様な返答を頂いた。
おぉ!確かに、確かに!今まで生きてきてずっと勘違いしていた。
願い事をお願いするんじゃなくて、日々の感謝をしに来るんだ!
。。。ん?間違ってる?
初詣で「今年は〇〇が出来るようになりますうに」なんて願い事をするが、それは正しい?
。。。う〜む。。。よくわからんぞ。
またしても無知な自分。

とにかく、今回はお賽銭を投げ入れ
「こ、こんにちは、は、始めまして。。。昌幸さんのご活躍を称え東京から来ました」
なんて挨拶を心の中で呟いた。
今でも「自己紹介とかするべきだったのかしら?」なんて思っているのだが、
いや、されても相手は「はい?」てなもんだろう。とも思い返す。
現世にいない相手だとしても粗相をしでかしてなければいいが。。。

少し頬を染めながらお参りを済ませ、キョロキョロと井戸を探す。
そう、抜け穴があるという伝説の真田井戸である。
それは神社の裏手にあり、中を覗く。
底に水が見える。
う〜む。。。抜け穴。。。あるのかなぁ。。。
あまりにも「近ッ!」てな所に水が見えるので心が逸らない。
もっと奥深い暗闇であれば、そんな様な雰囲気に妄想出来たのに。。。

その先に西櫓があるのだが、ここは入れず。
ただし、ここから上田市内が一望でき真田一族に思いを馳せることが出来る。

さて、来た道を戻り本丸跡に向う。
勿論お城はいないのでただひたすらに広がる森である。
その道は平坦では無いので、ヒールのある靴なんて履いて行くと痛い目にあうだろう。
レジャーシートなんて引いてピクニックしている風景も見られたので地元の人?が公園として森林浴なんてのをしている感じだ。

今回、お城や歴史背景の知識をあまり入れていなかったので気付かないことや見逃した所も多い。
次回はみっちりお勉強して行くか、歴史に熱い人材でも発掘して案内してもらいたいなぁ、なんて贅沢な思いが駆け巡るのであった。

上田城内徘徊

前回のピンボケ写真にある上田城隅櫓城。

ここは現在、上田博物館として潜入することが出来る。
あぁ!!!しまった!!!
「ビバ!真田昌幸氏祭り、ようこそ旅のガイドへ」
の順路間違えた!!!
上田到着後、蕎麦で舌鼓の後、城に献杯。。。じゃなく「池波正太郎記念館」だった!!!

ま、いっか。
とりあえず上田城ご乱心の話を。

まだ紹介に預けてない池波正太郎記念館にて「共通観覧券¥500」をゲット。
この素敵な魔法のチケットは、たったワンコインで
☆池波正太郎真田太平記館
☆上田市立博物館
☆上田城櫓
☆上田市山本鼎記念館
☆上田市立信濃国分寺資料館
に忍び入る事が出来る。
残念ながら今回全部は回っていないが、次回、桜の咲く頃にでも全制覇したいと目論む。

さて、土足禁止のため靴を脱いで博物館に入ると、きゃあああッ!!!
昭和な漫画のように目からハートマークがあふれ出る。
人形とは言え真田親子がまるでドラマのワンシーンのように佇んでいるのである。
似てもない中央の昌幸氏人形に心トキメク。

むふふふッ。
こういう類の画像は、各々ちゃんと足を運んで見るべし!!
写真に撮ってアップする事は容易いことなのだが、やはり上田市を一望する上田城に足を運び、いかに戦略的な城跡になっているかをその目、その足で確認して欲しい。

素敵な心意気発言が飛び出したが、一説には写真の不出来、撮り忘れなんて噂も。。。
ちなみに櫓は階段を上ると二階にも行ける。
いくつかお城を訪れた事があるが、木の格子や敵を見張る小窓なんてのを見ると感慨深い。
守りこそ最大の攻撃!なんてな孫氏の兵法があったような無かったような。。。

そんな気持ちでうっとりしていると、幼稚園生くらいのチビッコ(男子)が
「ねぇ〜ッ!!!つまんないぃいいい!!」
と、パパらしき人に駄々をこねている。
普段なら怒りに打ち震え5時間くらい正座させて説教するのだが、我が昌幸氏の本拠地では穏やかな気持ちで目を細め、
「はっはっはっは!稚児よ!早う大人になれい!」
と、渋みのわかる風情で櫓を跡にした。
ちなみにこの櫓は北と南を行き来出来る。

さて、ひとしきり堪能しつつ前進を続けるのであった。

上田合戦

腹が減っては戦は出来ぬ。

により、ガッツリ「真田そば」を食べ散らかしたので、いよいよ我が殿、真田昌幸氏の上田城へと歩を進める。

この近辺は、マンホールの蓋までもが殿に敬意を表すべく六文銭である。

とぼとぼと大通り?らしき道を城に向って歩くと、

のような、この土地の言い伝えらしき看板?や真田十勇士の一人一人の紹介などがポツポツと登場する。
小さい頃からの忍者好きとして、片っ端からこの類の本を読み漁っていたので、猿飛佐助、霧隠才蔵、筧十蔵、根津甚八etc...懐かしさに目頭がうるむ。

いよいよ、一人興奮に酔いしれる。
自転車で通り過ぎていく地元の部活動生の後姿ですら、馬にまたがり徳川軍を打ち負かしていく勇者達に見える。

ど〜んッ!!!

逆光、そしてなんとも迫力にかける携帯写メールにより残念な画像に見えるが、上田城門である。
残念ながら上田城はいない。。。
関ヶ原の戦いで西軍が負けたため上田領を没収され、徳川家により破壊されてしまっている。
により今は兵どもが夢の跡である。

どどど〜んッ!!

ライトア〜ップ!!!

北櫓?もしくは南櫓。。。てへ、東西南北を見失った。
何気に昭和に入って移築復元されているので感慨深くはならなかった。

しかし、しかし!
どどどど〜んッ!!!!

真田石である。
昌幸氏が築城にあたり櫓門の石垣に使用。
息子信之氏が転封先に持っていこうとしたケド、大人数をしてもピクリとも動かなかったなんて有名な話ですな。

この石は本当に大きな一枚石。
写真ではちょっとわかりにくいが想像以上に薄い。
この昌幸氏お墓参りツアーに参戦する前、天地人の真田氏メインの回後に上田城が紹介されるミニコーナーがあった。
そこでもこの石の薄さが強調されていたので薄々感じていたのだが実際に見ても驚く程薄い!
しかしこれが柱石となり玄関である門にど〜んッ!と置くあたり昌幸氏の建築的センスの良さも垣間見える。ベタ褒め、後、恋は盲目。

やはり城がいないのは寂しい。
大阪城、安土城しかりだが、タイムスリップして戦国時代に行く事があれば、とりあえず勝った武将達に「城だけは!!!後世に!!!」と懇願しようと思うのであった。

初陣

さて、いよいよキビ団子ならぬ壺最中に釣られた友人を連れ出陣。

馬ならぬ千曲バスの高速バス早朝7:40便に乗り込む。
高速バスだと3時間20分で到着する予定なので現地に11時過ぎに到着、すかさずランチタイム!なんて素敵なコース。
やはり「腹が減っては戦は出来ぬ!」なのである。

車中、見渡す限りおじ様、おば様達。
もしや皆様も真田の援軍?!。。。そんな事はないだろうなぁ。。。このバスは上田を過ぎて別所温泉という温泉街が終着なのである。

まぁ、人は人。
気を取り直し車中でキャッキャッ、キャッキャッとはしゃぐ私達。
結果、予定通りの11時上田駅上陸までの3時間ず〜っと喋りっぱなし。
つくづく女の子って素敵!と思える瞬間である。

「お待ち申しておりましたぞ!」

なんて聞こえてきそうな有名な上田駅前の真田幸村像。
しかし、予想を遥かに超える小ささのため、実は到着初日、どこにあるかすら見つけられなかった。
よって、この写真は帰りのバス待ち中に撮影された。

何はともあれ、上田上陸に心が躍る。
早速、真田ゆかりの場所へ!
とは行かず、まず知人より観光名所?として仕入れた「飯島商店」へと赴く。
ここは、季節のジャムが有名らしい。
日曜定休のため、旅の初日である土曜日に購入するしかなかったので、到着早々お土産と自分のために重いジャムを5瓶も買い上げた。
宅配?!の文字も一瞬ちらついたが、宿に置いてしまえば帰りもバスだし。
なんてな節約精神で宿に入るまでの数時間を共に過ごすことになった。
ちなみに私は「なんこう梅」「りんご紅玉」をお買い上げし、とても美味しく頂いた。

さて、お目当てのジャムも手に入れた事だし、いよいよ腹ごしらえ。
事前に調査しておいた「刀屋」という有名らしいお蕎麦屋さんへと歩を進めた。
ちなみに上田駅→飯島商店→刀屋は歩いて行ける範囲である。
刀屋までは少し歩くが女人の足で15分?かなぁ。

お店に着くと、開店から1時間も経っていないのに満席。
しばしお店の外にあるスダレの軒下?の椅子に座り待機。
ムンムンとした熱気にクラクラしながらも美味しい蕎麦の匂いに想いをはせた。

いよいよその時!
もちろんの「真田そば」を注文。
店員さんから量について聞かれ、戸惑っていると女の子には「中」でも多いと言われる。
しかし、かつて椀子蕎麦76杯を叩き出した自分としては流されて「小」なんて言うはずもなく、迷わず「中」を頼んだ。
ここで「大」と言えない自分は守りに入った感が否めない。

ここで蕎麦の画像がど〜ん!!
と、来ると素敵なんだろうが、いつもの様にすっかり忘れてガッツいてしまった。
により、蕎麦画像は他をあたってみて欲しい。
肝心のお味はと言うと、蕎麦がコシがあると言うかゴワゴワすると言うか。。。
ツルツルっと吸い込む感じの蕎麦ではない。
しかし、自分的にはこちらの口一杯に入れると危険が一杯な感じが好きだ。
蕎麦つゆは鰹ダシに味噌withナメコ。
こんなダシでお蕎麦は初めて!そして、この味噌ダレがめちゃくちゃ美味しい!

どうやら値段900円で、大中小食べれるようなので、次回上田上陸リベンジがあるとすれば「大」に挑戦してみたい。

ちょっぴり真田名のついたお蕎麦を食べてご満悦の出だしであった。

援軍出陣!

いよいよ待ちに待った上田旅行記である。

毎度、毎度、旅行記を書き散らかすにあたり、タイトルを「その1」とかにしていたが、今回は小説風に一章ごとにタイトルをつけてみると言う初の試み。
気分は原稿用紙に向う池波正太郎。

さて上田とは、長野県上田市、真田家発祥の地である。
つい最近(と言ってもこの旅が先月の話なので近からず遠からずな最近)
「真田三代・・・」と言う小説を読み、真田昌幸熱が再燃された。
しかも本人意図せぬ所で「天地人」なんて大河ドラマも放送されており、
毎週欠かさず見ている会計顧問より「今週は真田の話がたくさん出るよ!」
なんてレア情報まで入手したからには、燻り始めた炎はやがて吉原大炎上!

により、早速上田旅行を調査。
。。。調査。。。調査。。。う、う〜む。。。真田、いや、歴史に興味を持たない女人を誘き出すような「温泉!」「食三昧!」「産地直送ショッピング!」なんてな血沸き肉踊る見出しがさっぱり。。。
こう書き散らかしてしまうと、上田市民が「おい、こら待てぃ!」と熱り立ってしまわれかねないのだが、如何せん渋い情報しかない。

自分的にはもちろん渋いの大賛成!なのだが、「旅は道連れ世は情け」の道連れになる人物像が全く浮かばない。
言ってしまえば、真田に興味も無く現地にメインイベントが無い旅行に選抜される人物にとっては罰ゲーム的な感も否めない。
(あぁ、上田市民の皆様、観光地としてどうこう否定しているんじゃないですよ!
ただ、旅雑誌にもWebにも旅行会社にも上田市観光情報が少な過ぎるのです!!!!)

当初は、「初の国内一人旅!」なんて素敵な名案を思いつき、会社にて得意気披露したものの、話を聞いていた社員の一人より、「友人(女人)が国内1人旅を実施したものの、寂しさのあまりかホテルの部屋から一歩も出れなかったらしいです」なんて聞き捨てならない情報が発表された。
瞬間、妄想の世界に突入。

一人で旅行=別に平気
宿泊施設=一人だと格安旅館、もしくは素泊まり
格安施設=古びた旅館(過去の「貞子旅館宿泊with友人」の経験より)

きゃあああ!!!!
部屋を一歩も出れないと言うより、貞子部屋で一人で就寝なんてむしろ部屋に一歩も入れない!!!

と言う事により、格安旅行、しかも私による私だけの私のための真田太平記ならぬ
「真田昌幸の墓参り@上田市旅行」
の開催が水面下で企画され、格安と言えばバス旅行!に耐えうる友人が大抜擢された。
そして何も知らない友人は、キビ団子ならぬ「壺最中(手土産お菓子参照)」に釣られ、イソイソと早朝の池袋バス亭に集合したのであった。



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