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スタンプラリー 〜パリ外伝 最終章〜

突然の迂回と共に飛行機は滑走路を後にした。
停止すると「降りて下さい。」との案内。
んっ?!んっ?!


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スタンプラリー 〜パリ外伝 その5〜

サントゥスタッシュ教会。
実際ここは外壁工事をしていたので足場で囲まれていたので見栄え的には「むむぅっ...。」だったが、大体感覚で盛り上がれる性格なので歴史のある場所に立てた事で大満足した。足場の隙から見える建築でも美しかったし。

さて、ようやく1週間の初海外渡航が終わろうと帰りの機内。いよいよ帰国か...なんて名残惜しさを感じながら「また来るね、ロンドン!」と、失礼にもパリの空港で思っていた。

滑走路に向かい始めた飛行機。が、しかし次の瞬間、突然スピードを落として迂回っ!んっ?!何だ?何だ?

スタンプラリー 〜パリ外伝 その4〜

自由行動の日。
相部屋の彼女は絶対にモンマルトルの丘に行くのだと朝早く出て行き、私もパリで行こうと決めていた場所があるので別行動で一人歩き出す。
朝のシャンゼリゼ通りをテクテク。通りで立ち止まって新聞を広げ集中してるフランス人のお兄さんを横目にナフナ〇のショップに潜り込む。ちなみにヨーロッパの冬と言えば大バーゲンである。ご存知のとおり半端ないバーゲンっ!当時の私はショッピングにはしゃいでる余裕も無かったのだが、とりあえずどんなものかと除いて見ると、すごく可愛いジップアップのニットに遭遇っ!どうしても気になったし、私にも買える値段だったのでお買い上げしてしまった。そしてそれはいまだに着ている。気に入ると物持ちが良い。

さて、パリで私はどうしても行きたいと思っていたのが「サントゥスタッシュ教会」である。ここはモーツアルトの母親がパリで急死した際に葬儀が行われ埋葬されたという教会。この頃から私は偉大なる人物、ゆかりのある人物のお墓参りに行きたくなる習性があったと思われる。ちなみに私はベートーベンが大好きだ。全ての楽曲名や旋律、歴史などに詳しい訳ではないが、作曲された音楽はどれも素晴らしい。

そんな訳で教会に向かったはいいが、早速道に迷う。いや、迷うというより、どちらに進めば正しいかで戸惑っていた。パリの町は区画整備がきっちりされており、各区に番号がつけられているためわかりやすく、自分の立ち位置は把握出来るのだが、間違えて逆に歩き出した場合、引き返す時間も相当かかると思われ地図を見ながら目印になるものを探していた。すると、小柄なおじさんが声をかけて来てくれた。(彼は今の私の記憶の中で名探偵ポアロのイメージになっている)が、しかしフランス語である。旅行前に暗記した言葉は「メルシー」と「セパトゥ(これいくらですか?)」しかない。しかも「セパトゥ」が通じたとしても返ってくる言葉がわからないという全く実用的で無い言葉しか知らない。おじさんは笑顔でニコニコ何やら話しているのだが、さっぱりわからないので地図を指し「メェトゥォロォ」と、メトロをフランス語の物まねのような感じで言ってしまった。親切なポアロに対して失礼な話だ。しかしそれが通じたのか、おじさんは地図とすぐ近くにあったメトロの入り口を指差してくれた。「おぉっ?!」この情報のおかげで無事に歩くべき方向を捕らえた。言葉を勉強してこなくてゴメンねと思いながらメルシーを連呼。おじさんは軽く頬と頬を合わせる海外ならではの挨拶をして去って行った。
実はこの時までフランス人は冷たいなと感じていた。飲み物を買ったり買い物する時に簡単でも英語で聞くとわからないフリをするのである。発音が...という問題ではなく明らかにフランスではフランス語でお願いします。という態度なのだ。確かにその考え方は正しい。でも、でも、観光地において頑なに...。フランスと英国は歴史的に仲良く無かったのは知ってるケド...なんて、あまり気乗りしなかったフランスもこの一件により心温まる一幕になっていた。

教会にたどり着く前のエピソードになってしまった....。続きはまたの機会に。

スタンプラリー 〜パリ外伝 その3〜

ヴェルサイユ宮殿。
朝一の入場だった。

人がそんなに多くなくサクサクと入り口を抜けてすぐの大広場。
石畳を歩いて行くとルイ14世が馬にまたがりガッツリと構えている。
その銅像の前で私とロンドン音楽好きです帽を被った兄ちゃん(スタンプラリー 〜ロンドン外伝その2〜参照)に、私は待ち焦がれつつ腕時計を見るというベタなポーズ、ルイ14世を挟んだ向こう側に兄ちゃんが待っている、なんてな「待ち合わせ」と言うテーマをリクエストして写真をパチリ。
添乗員のお兄さんにカメラマンをお願いした事もよく覚えている。

あまりにも毎回テーマを決めて写真を撮っていたので、最終日にはお兄さんも慣れっこになってたと思う。
まさか自分もポーズをとらされるとは知らずに...ぷぷっ。


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スタンプラリー 〜パリ外伝 その2〜

ロワール古城めぐり。
既に旅行日程を思い出せないので記憶が鮮明な順にご紹介したい。
シャンポール城、シュベルニー城、シュノンソー城の3つのお城をバスで回るツアーである。当日はあいにくの雨だったが、城好きの私としては大満足っ!

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スタンプラリー 〜パリ外伝 その1〜

パリである。
1日だけフリープランで残りの日数はバスツアー。
シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、エッフェル塔、コンコルド広場,,,主要な観光名所を回り、その度にお得意の撮影大会。まぁ観光ツアーというだけあって、名所に行って滞在時間も短く次へ次へ...なので建物を見ながら「なるほどこの場所で...。ナポレオンが...。」などと物思いに耽る時間はほぼ無かったと記憶している。

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スタンプラリー 〜ロンドン外伝 その3〜

短いながらも楽しいロンドン!を満喫し、ロンドン・ウォ−タ−ル−駅(マットデイモン主演「ボーンアルティメイタム」の撮影でお馴染み?)から最高時速300Kmで走る高速列車ユーロスターに乗り込み、英国田舎風景を楽しんでいるとドーバー海峡トンネルに入る。ちなみににユーロスター開通して1年目くらいの年だったと思うが、当時は海底にトンネルっ?!人間の成し遂げる業とはなんとっ...という思いだった。しかし、やはりトンネルはトンネルである。窓の外はただの暗闇...水族館のように魚が見える訳ではない。トンネルを抜け、田園風景再びを満喫するが、どの時点でフランスに入国したのか定かではない...。トンネルを抜けてすぐかなぁ。ドーバーは英国名でフランス名はカレー海峡というらしい。(歴史・地理には全く詳しく無いので調べてみないとなぁ...。)そしてパリ・ノース駅に到着。ここでは入国審査が無かった。添乗員さんが入国スタンプが欲しい人はもらいに言ってくださいと言っていたような気がする。国境をまたぐのに審査無しって...。所要3時間くらいのあっという間の2カ国目。

スタンプラリー 〜ロンドン外伝 その2〜

初海外参戦。

思わぬ自然のアクシデントはあったものの、キャンセルにならなくて良かったと思っていた。
約12時間の飛行中の機内は全く覚えていない。
しかし、当時はまだ機内が喫煙と禁煙席で分かれていたのは覚えている。


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スタンプラリー 〜ロンドン外伝 その1〜

私は現在10年期限のパスポート保持者である。

5年期限のパスポートを更新する時に、スタンプラリーと題して毎年必ず海外に行く事をこっそり誓った。当初は、
「必ず行った事のない国を一つ!」
と調子にのっていたが、2〜3年前にその夢は
「必ず海外へ...」
になってしまった。
しかしながら9年目に入った今年、スタンプラリーはまだ続いている。
そんなスタンプラリーが始まる5年前、初めての海外旅行の話を。



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