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誤字熟語辞典

2週間程前に四字熟語辞典をお買い上げした。

酔いどれて陽気になったその足でフラフラと地元の総合スーパーを徘徊し、
日頃は訪れないようなコーナーに立ち寄り気づいたら四字熟語辞典を手にしていた。

早速友人に入手速報を伝え本を使ってのミニGAME大会が開始される。
まずパラパラと適当に捲ったページにある気になった四字熟語をPick upし、
その意味は何かを問題にしたり、逆に意味を読み上げて四字熟語を当てる、というようなものだ。
友人は、自称「天才(「唯我独尊」実写版)」の人間なのだが、豪語するだけあって出した問題をスイスイ回答していくので、不本意ながら「良く知ってるなー」と感嘆した。

何問か進むと、やはり人間とは進化する動物なもので新たな出題方法が形成される。
(と言うより、あまりにも解答率が高いので捻って懲らしめてやろうという意地悪スイッチがONになった)

「最初の漢字が「七」で三つ目の漢字が「八」になっている四字熟語を3個挙げよ!」

ここで頭の柔らかさが試されると思う。
何故なら聞き覚えのある四字熟語なので記憶の引き出しを開けて行きさえすれば解答は見つかるはずだからだ。

先ほどまで得意げに鼻を膨らませていた友人は、
「七転八倒」・・・激しい苦痛などで、転げまわってもがき苦しむこと
を解答してからピタリと頭が動かなくなった。
そうなってくると無理やり四文字の漢字を作りだしてくるので、自分もその都度突っ込みを入れる。
結局残り2個を自力で呼び起こすことが出来ず、Hintを出すことによりクリアした。

大人になって頭が固くなっているせいなのだろうか。
意味や使い方から論理的に解答を導くことは出来ても、無から記憶を呼び起こすのはなかなか大変になってきているのかも知れない。
ただ、この現象は忘れっぽくなっているのではなく、
生きてきた分の情報量が多く、脳内のどの引き出しに入っているか整頓出来ていないからだろうと思っている。

「もう年だから」と年齢を理由にして考えるのを諦めているような友人もいる。
言霊と呼んでいる人もいるが、自分も口に出したら脳はそれが真実として認識してしまうと考えている。なので自分だけの事には「出来ない」とか「〜ない」という言葉は思ったとしても口にしないようにしている。それよりは出来ることの可能性を口にする。

これは、昨年通っていた英会話学校の授業の影響でもあるのだが、
その学校では「難しい」という言葉は禁止されていた。
似たような発音の単語伝言ゲームの授業で、最初のうちはどうしても「難しい」を言ってしまっていたがその癖を改めると前向きになれ吸収も早くなった気がする。
(直ぐに関連付けて思い込む性格なので事実無根かも知れない)

ちなみにこの四字熟語辞典は、編集・発行:株式会社大創出版でダイソーのミニ辞典シリーズ、つまり100円SHOPでお買い上げしたものだ。
ミニという事で全ての四字熟語が掲載されているのではなく、友人がそれらしい四つの漢字を並べてミニ辞典に掲載されていない場合は、チャレンジという事でWebで調べる。往々にしてデタラメ漢字を並べたものはWeb上の四字熟語辞典にもなかったりするのだが。
(後に「四字熟語」の意味を調べると「漢字4字で構成される言葉の全て」とある。
つまり漢字4つで意味を成していればそれが四字熟語だってさ)

今回のGameは、勝ち負けも罰ゲームもない突発的な遊びだったのだが、予想外に頭を使った。
これと同時に「ことわざ辞典」もお買い上げしているので、次回はことわざでGAMEをしたいと思う。

友人から
「何が目的で四字熟語辞典とことわざ辞典買ったの?」
と問われたが、答えはない。
ただただ酔いどれながら勤勉になっていたから手に取ったのだ。
自分の深層心理では「知識人なりたい!」なんてな願望があるのかも知れない。

余談だが、友人から「誤字熟語辞典でも作ったら?」と提案された。
何故なら、「あなたは誤字が多いから」だそうだ・・・。
共同制作を提案してみたが丁重に断られた。

確かに自分は誤字と認識を間違っている言葉が多くある。
つい最近知った誤字は「飽くなき戦い」で、ず〜うっと「悪無き戦い」「明日無き戦い」だと思い込んでいた。
知識人を目指す前に、一般教養が必要だなと胸を熱くしたのであった。


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note断念

舌の根の乾かぬうちにnote始動を断念した。

自分は取説やマニュアルを読まずに動かしてみて使いこなす事の方が多い。
(家電製品はこの限りではないのだが)
サービスとは、人が人の痒いところに手を届かせる粋なはからいだと思っているので、目の前のモノを、人としてどう使いたいかを人がどう考えて作ったか、という作り手側の視点に立ってみると何となく使い方がわかる。
あまり小難しい使用方法のものだと、使いこなせる利用者も少なくなり拡大していかないしね。

noteの使用方法が難しいとは思っていないが、クリエイター側より閲覧側の人たちはどうやって希望している成果物に辿りつくのだろうか・・・
と、疑問に思っている。
検索機能はあるのだが、「ユーザー・ハッシュタグ検索」になっている。
そもそもお目当てのユーザーがわかっていないと検索のしようがないようだ。
ホリエモンこと堀江貴文さんがnoteを始めたとの記事を見たので、とりあえずご本人の名前で検索かけたのだが、彼について書かれた記事がズラズラズラっと出てきた。違う、そうじゃない。本人の記事が見たいのだ!

・・・って、もしかし有料記事じゃないからビギナーの自分には表示されないのか?「人が作るものだからチョット考えれば使いこなせる!」なんて豪語してた自惚れは何だったのだろう。
もはや使用方法を確認してクリエイトするぜ!な底力はない。
とりあえずもう少し周りでもnoteが活性化してきたら、聞き耳立ててこっそり再開するか。

整腸朝ごはん

ピロリ大戦が開始して1.5ヶ月が過ぎただろうか。

ドクターに菌を処方してもらってからの朝ごはんは変化した。
ピロリ菌に関わらず、胃腸の調子が悪い人に整腸飯を紹介しておこう。
ちなみに朝だけのスペシャルメニューだ。

@ヤクルト 1本:乳酸菌
Aホットココア 1杯:食物繊維
Bミューズリー 小鉢に半分くらい(お好みの量):食物繊維(強
CBにグラノラのアールグレ適量:食物繊維(中
DLG21ヨーグルトをCの上にかける:乳酸菌
Eドライフルーツ お好みで:フルーツにより機能色々
Fオリゴ糖 ティースプーン×2口:ビフィズス菌

と、ここまでが整腸メニュー。
自分はピロリとの飽くなき戦い中なので、Eヨーグルトの上に「ビオスリー配合散」「ラックビー(ビフィズス菌剤)」を各1g×3袋、計6gを混ぜ込み食す。
処方された菌薬を飲むタイミングはいつでも良く
「とにかく毎日必ず6g摂取せよ!」
との指令を薬剤師から言付かっている。
しかも1度に6gでも問題なくとにかく善玉菌の特攻隊を毎日増員するのが重要。
毎日3回に分けて摂取する、なんて事を4ヶ月も忘れずに続けることに自信がない自分は、朝食1回でこの任務を果たしている。
薬剤師からもヨーグルトに混ぜて食べてもOKとのお墨付きを頂いた。

とりあえず1週間のボノサップ錠剤の摂取は昨日で無事完了した。
1度副作用らしき症状は出たが問題になる程のことでもない。
しかしあばら骨から下腹部までがモッチリと張っている。プチ妊婦のようだ。
副作用に便秘と浮腫みなんてのもあるので恐らくそのせいだろう。
薬を飲み終えた今日からモッチリ妊婦は徐々に解消されると思う。
いや、解消するだろう。
解消するべきだ。
解消してください・・・

と、まぁ毎朝このメニューを欠かさず食している。
ミューズリーは、グラノラよりも糖分がなく食物繊維が豊富でダイエットなんかにも良いらしいのだが、毎回小鉢に出す時は牛の餌を想像してしまう。
NZワーキングホリデーで体験した牛の世話を思い出すなぁ・・・
海外渡航記もそろそろ再開せねば。

文筆系トークバラエティ「ご本、出しときますね?」

BS Japanで放送されていた文筆系トークバラエティ「ご本、出しときますね?」が好きだ。

この番組はオードリー若林氏がMCを務めるバラエティで毎回2人の作家さんを迎えてトークをする。
小説の中身を延々と語る番組ではなく、書く時に注意していることや、他の作家さんの作品を読んでいるとこう思うや、普段の生活から深層心理的な話題まで多種多様だ。本好きで知られるMC若林氏と作家さん達との会話は弾む。
何より作家さんは言葉に長けているので、その一言一言が簡潔でいてわかりやすく直ぐにそのイメージが湧くし、しかも表現が面白い。

羨ましい。
自分は人にモノを伝えるのがとても苦手だ。
苦手だからこそ、直ぐにパワーポイントでお絵かきし視覚でわからせようとする。
正にパワーのポイントプレイ!

ちなみに自分はあまり日本人作家の小説を読んだことがない。
物心ついた時から家にあるのはアガサクリスティー。母親の趣向だ。
しかしこの番組のトークを聞いて読んでみたいと思う作家さんを何人か見つけた。
物静かなイメージだった作家さん達は、不思議な感性で毎日を生きている。
情報が少ないとその人の人格を無意識に型に嵌めてしまっている気がする。
やはり人の話を聞くって大事だな。

残念ながら昨日この番組は最終回を迎えた。
最後に若林氏が「この番組をDVD化して書店にスペース作って販売したい」と語っていた。
名案だと思う。
作家さん達のありきたりのインタビュー番組ではないので人間味に溢れ、それを見て読んだことのない作家さんの小説を手に取る人も多いのではないだろうか。
DVD化の実現を心待ちにしていよう。

Queen's English日和

今日は朝からニュースに噛り付きだ。

そう、既に結果は出ているが、UKのEU離脱が賛成派51.89%で可決!
今世紀はまだ足掛け16年なのに話題がてんこ盛りだなぁ・・・
なんて12時台の速報ニュースを聞いて思う。

今回の国民投票は開封が終わるまで誰も結果を読めなかっただろう。
市場は速報に一喜一憂で右往左往と荒れ、FXやってる人は胃が張り裂ける1日。
「今日は何人かダイブする人がいるかもねー」
なんて冗談で言った友人の言葉すら洒落にならないんじゃないかと心配になる。

円高は100円をきる瞬間があったり、
とにかく世界経済を揺るがす歴史的状況だ。
CNNでは各国首相のスピーチがライブで放映され目が離せない。

ご存じCNNはアメリカのケーブルテレビ用ニュース専門チャンネルなのだが、
今日はイングランドからの中継が多く、地元のキャスターが報道している。

つ・ま・り、
Go!Go!American Englishではなく、Queen's Englishで溢れているのだ!!!
うほ、うほ、うほ!
自分は学校の英語以外はQueen's Englishを勉強した。
(詳細は書き散らかし途中のスタンプラリーブログを参照のこと)
20歳前後の頃からロンドンに永住したいと描いた淡い夢があり、
英語は何が何でもQueen's Englishをマスターする!と心に決め、
海外ドラマは英国ものを中心に観るし、ポッドキャストにはBBCニュース、英英辞書もOXFORDだ。

残念ながら我が家のケーブルテレビではBBCが映らない。
100歩譲ってCNNを見ているのだが、今日はQueen's English祭りが開催!
ちなみに、学校の授業でしか英語を勉強していない場合、Queen's Englishは癖がある発音に聞こえ「何を言っているか理解できない!」なんてな人もいる。
Englishと言っても国によってアクセントが違うし、モノの名前が違うモノなんてのも多い。Queen's English苦手派は「鼻にかかった発音は上から目線に聞こえる」と過剰嫌悪反応する人もいる。自分にとっては綺麗な英語なのになぁ。

しかし今日はQueen's English祭!
離脱派のリーダー2人が、
「EUを離脱してもUKはヨーロッパの一部だ」
なんてな事をスピーチしている。いつものCNNより数倍聞き取れる。
英キャメロン首相、独メルケル首相、スコットランドの二コラ首相、果ては米トランプ氏なんてのも記者会見している。
豪華な登場人物たちだなー、なんて目を細めた。

国民の思いがほぼ真っ二つってのも国を統治しづらいだろう。
スコットランドの首相は、
「スコットランドはEUの一部になる」
と、UKから独立してEUに戻るというようなニュアンスの発言を何度もしていた。
とにかく、これからの世界経済の動向は要チェック!である。

鉄観音茶の飲み方

鉄観音茶の飲みかたを間違えたもよう。

以前、北京からきた仕事仲間に小分け袋に入ったお茶をもらった。
3種類くらいある中から本日のLunchのお伴としてオレンジ袋に包まれた「鉄観音茶」を取り出す。
さて、我が家にはエルマーのティーセットがある。
カップ2個とポットがダルマ落としのように積み重なっている憎いアイツだ。
とは言え、本日のランチは自宅で一人飯。
エルマーを出動させるまでもないかと茶袋を開けそのままマグカップにIn!
小粒の茶葉たちがコロコロと舞い落ちる。その量マグカップ1/3。
ティーバッグに入れるのが正しいのだろうが、そんなものは家にはない。
まぁ最後の方は唇を頑なに閉じて啜り飲みすればいいか。
なんて素人丸出しの甘い考えのままお湯を注ぐ。

テーブルに本日のランチを並ばせ、
少し蒸らしおいたマグカップを取りに行く。
茶葉がゆっくりと開きながら上昇している。
う〜む・・・まぁ最初から唇で塞き止め飲みすればいっか。
まだこの時は惨劇を知る由もなく呑気なものだった。

Webでニュースなんかを確認しながらランチを口に運ぶ。
お茶はまだ一滴も飲んでいない。
自分は食事の時何かを飲みながら食べることがあまりない。
飲みに行ったときのツマミwithアルコールはこの限りではないが。
なのでマグカップには目もくれず一心不乱に
食べ物、Web、食べ物・・・を繰り返していた。

満腹中枢が振り切れたところで愈々マグカップを手に・・・
ぬ?ぬぬぬ??
な、なんじゃこりゃー!!!!


・・・増殖しとる。
まさしく増えるワカメ並みに、増殖しとる。
可愛かったコロコロ茶葉は、今や大輪の花を咲かせんばかりにマグカップの中でひしめきあっている。
えっとぉ・・・・
どう考えてもワカメに変化したお茶を喉元にお届け出来る気がしない。
日本の茶葉でもこんな大きく広がるものないんじゃないかい??
育ちあがった茶葉を前に「お茶ッ葉を食べる」、
なんてな事を聞いた事があるような気がする、
なんてとんでもない記憶の引き出しが開いた。

握りしめたフォーク、マグカップ決壊も目前の茶葉、
睨み合う両者、もとい睨み付ける1人の人間、いよいよ一騎打ちである。
ほぼワカメとなった茶葉をすくい上げ口に運び噛みしめるその瞬間!!!


「う、うぇえええええっ!!!!」
苦い、そして葉っぱ味、いや、出涸らし!
もし自分の記憶が正しくて茶葉を食べるという行為があったとしても、
恐らく出涸らしを生喰らいするなんて調理法はないはずだ。

含んだばかりの出涸らし茶葉をフォークにリバース、食べ終えたばかりのお皿に移し、残りのマグカップに陣取っている茶葉を、
すくい上げてはお皿に、上げてはお皿に、を数回繰り返す。
ようやくオアシスが見えては来たのだがどう見てもマグカップ1/2も泉がない。
お皿に目をやる。
瑞々しく葉を広げた出涸らし。
亜熱帯気候のジャングルのようにモリモリとその全容を覆っている。

1日かかってようやく竹筒に溜めた雨水のような命の泉を3口程で飲み上げ、
伐採したジャングルの茶葉をごみ袋へと移植してランチを終えた。

中国茶・・・後2種類、5個くらいまだキッチンに佇んでいる。
利休が現世にいたら「すり鉢で潰して飲みなはれ」とでも言うかもな。
次回はネット検索で淹れ方でも学んでみようと思ったのであった。

コーヒー豆チョコ

コーヒー豆チョコが好きだ。

甘味の後にくる香ばしい苦み、落花生を割ったような食感、
内側から湧き出てくるコーヒーの風味、至福のひと時を感じさせる。

数年前に地元の駅ナカにカルディが登場した。
(自分はコーヒーより紅茶が相棒だが、紅茶風味のお菓子よりコーヒー風味のお菓子が好きだ。理由は特にない)
帰り道なので足しげく通っていたが1年半前くらいから大好きなコーヒー豆チョコが店頭から消えた。
なぜだ?!
最初は品切れかと思って日数を開けてご機嫌を伺いに行っていたのだが、どうも入荷の兆しがない。

ビター、ホワイト、カフェオレ、なんてな味があり、毎回どれから食べようかしら?
なんて溢れる唾液を飲み込みながら3種類を大人買いしていたのに。
ちなみに人それぞれ価値観は違うのだが、チョコレートに150円以上のお支払は自分の中では大奮発の嗜好品である。

そんな夢のような時は長くは続かず、ひっそりとコーヒー豆チョコ販売の幕が閉じた。
・・・たまに思うのだが、お菓子に限らず食べ物全般の製造販売会社は商品への愛情を失うのが早すぎではないだろうか?
ロングセラーや自社の定番商品は安定の地位をもって販売されているが、
新商品は短期間での売上を伸ばさないといけない宿命で足が短いというか何というか。
今まで何度お気に入りの商品が消息不明になり枕を涙で濡らしたことやら・・・

商品陳列の棚争いも激化しているのだろうが、物事の流れの速さに何だか哀愁を感じる。
まぁ、コーヒー豆チョコ自体が製造中止になった訳ではなく、輸入食品を扱っているお店にはあるのだが、わざわざコーヒー豆チョコ一点絞りでお買い物に出る程能動的にはなれないのであった。

ピロリ菌戦争 〜外伝・幸〜

哀があれば幸もある。

普段とは違う症状に右往左往した2時間を終え、
はにかみながらドクターに問いかける。
「やはり、アルコールって飲んじゃダメなんです・・よね・・・?」
病原菌と戦中にも関わらず誘惑には勝てない。

ドクター「ん?アルコールOKですよ」
自分「ぬ?それは一杯ならですか?い〜っぱいですか?」
両手を偉大なる空にオペラ歌手のように広げる。
ドクター「い〜っぱい飲んでも大丈夫ですよ。」
つられてドクターも海を勝ち割らんばかりのモーセ風に両手を広げる。
自分「おぉおおおおお????!!!」
ドクター「但し、飲んで寝てしまって薬を飲み忘れるのはOut」

要は、薬を12時間置きに必ず服用することを死守すれば、
アルコールをたらふく飲んでも良いのだ。
但し但し、今回1回目の薬に限りアルコールと相性が良いのだが、
1回目の除菌に失敗した場合の2回目除菌時は、
1滴たりともアルコールを口にしてはならない。

お墨付きだ!お墨付きだよ!!!
周りの飲み仲間たちには
「除菌期間1週間のアルコール注入はドクターストップ!」
と誘惑禁止令を発令していたのだが、全くその必要がなかったのだ!!!

とは言え、あと残り4日。
森の仲間たちに禁止令の解除はあえて伝えない。
家でチビチビなんて1週間があってもいいじゃないか。

2時間内に地獄から天国への高速エスカレーターに飛び乗った、
そんな1日であった。

ピロリ菌戦争 〜外伝・哀〜

朗報と悲報。

前回、「副作用はない」なんて豪語し、
その舌の根も乾かぬ午後17時過ぎ、何の前触れもなく異変が起こる。
と言っても痛みや発熱がある訳ではなく、ただただ便のご機嫌がよろしくない。
こんな事を食事時に書き散らかすのも何だが・・・

現在服用している「ボノサップ」なる薬の注意書きに、
症状が発動した場合、直ちに薬を止め、ドクターもしくは薬剤師の元へ駈け込めとある。
今回その症状らしきものがあったのでドクターの元へ転がり込む・・・いや、待てよ。
その前に診察に相応しい症状かググってみようじゃないか!
ちなみに、病関係のことはネット検索してはイケないと重々承知している。
チョットした咳ですら「大病の兆し!」なんて追い込み情報が盛り沢山だからだ。

とは言え、とは言えだ。
痛みも何もないのに、目に映る症状だけでドクターを頼って良いものだろうか??
そんなおこがましさに身悶えした結果、Google先生にお尋ねする。
案の定、生きることへの尊さを感じるような大病疑惑の情報が舞い躍る。
病に慣れていない自分としては、
「何のこれしき!」な事なのか、
「素人は口出しせずプロに聞けやー!」なのかサッパリ検討がつかない。
受付締め切りの時刻は刻一刻と迫ってくる。

う〜む、どう検索しても大腸にとって芳しくない言葉が並ぶ。
あんな病やこんな病の初期症状かも知れない。
「痛みが無くても、これから痛みを伴う場合もある」的な情報を参考に
ドクターの元へいざ出陣!を断腸の思いで決断した。

正直、悪しき情報満腹警報な今、
「先立つ不孝を・・・」「余命いくばくも無く・・・」
なんてな言葉が浮かぶ。
以前書き散らかしたかも知れないが、知人に毎年お正月に遺書を更新している人がいる。
確か20代後半くらいから遺書なるものを書いているらしい。
そんな事が思い浮かぶ。
老若男女問わず人生が儚いこともある。
そろそろ遺書なんてものを執筆するかなぁ・・・
いや、ブログに吊し上げはしないが。

相変わらずモジモジと診察を待てしてから、いよいよドクターとご対面!
正直、薬を変えるか別途検査が必要ではないかと手に汗を握る。
事前に助手に症状を伝えていたので書き散らかされたテキストを読みながら、

ドクター「はいはいはい、問題ないです」
スコーンっ・・・・
ドクター「全然、問題なし!これはね、ハッキリ言って重病の症状ではないです」キリっ!
自分「・・・・うほ?・・・うほうほ??」
猿から進化したてのゴリラのように鼻息が荒くなる。
ドクター「私はねぇ、こういっちゃ何だが、同年代のドクターの3倍の患者を治療してるのですよ」
ドクターも別の形態で鼻息が荒くなった。気がした。

散々余命を考え、死ぬまでに出来ることは全制覇だぜ!
なんてな気になっていた気持ちが秒殺で吹き飛んだ。
なんだぁ、なんだぁ〜!
やはり症状はネット検索したものを鵜呑みにするのは危険だ。
情報として眺めるのは良いが頭でっかちになって余命をカウントダウンする必要はない。

とりあえず後残り4日の薬服用。
最終日までに腹痛、発熱、便座を深紅に染めることが無ければ、全く問題ないとのこと。
もしも、万が一この症状が出てしまったら直ちにドクターの懐に飛び込め、
そんな様なことを伝授され頬が緩む。
ドクターからも
「今まで富士山くらいの患者を診てきて、便座を深紅に染めた人は1人もいない。」
なんてなお言葉を頂いた。
だから自分もそうならない、とは言えないが。

結果、ここまで大騒ぎした割に数分で解決。
まぁそんなもんだよな、人間はそうそう軟に出来ていない!
2時間前の自分を回想しながら病院を後にしたのであった。

外伝・幸に続く・・・

ピロリ菌戦争 初夏の乱〜その3〜

呼気検査から4日後、時は先週16日。

検査結果を聞きに、いそいそとドクターの元へ向かう。
この結果次第で除菌戦法開始のファンファーレが鳴ると思われる。
約1ヶ月と4日ぶりのドクターの前に大人しくお座りし結果発表を待つ。

ドクター「いやぁ〜、結構いるねぇ〜」
自分「?!」
ドクター「大体20〜30というのが多いんだけど」
と言ってペラリと差し出されたA4のプリント物には「44」の数値。

自分「ぬ?!・・・ぬぬぬぅ??」
日頃から元気を取柄としている自分にとって人一倍悪い結果にたじろぐ。

ドクター「いや、多い人で230とかの人診たことあるし、120とかも50人は診たよ」
「一体、何分の50だよ!」と心で突っ込みつつ潤んだ瞳でドクターを見上げる。
ドクター満面の笑み。
・・・う〜む、取るに足らないことなのだろうか?

で、いつから除菌を開始するかのスケジュール調整に入る。
ドクター「両親、祖父母、親戚に胃癌で亡くなった方はいないよね?」
そう、胃癌になる人は100%ピロリ菌の持ち主らしいのだ。
自分「あ、はい・・・。」
自分としては直ぐにでも開始されるものと思っていたのだが、
まだまだ健康な便を作り出していないので、そっとその旨を打ち明ける。

ドクター「あ、じゃあ”よし、今だ!”と思った時に開始してください」
なんともはや、いつからでも良いってさー。
とりあえず除菌治療の保険は2回までしか利かないので、
ここは除菌率100%を目指すべく己の腸を健康にしてから治療を開始したい。

てな事で2日ほど様子を見つつ、先週土曜日から除菌の薬をのみ始めた。
ボノサップって新薬らしい。
何だか強そうな味方がついた感じ。

現在、戦に出て3日と半日。
幸いながら副作用はない。
残り半分を精進して頑張ろうと思う。

何を頑張るか?
そう、この薬をのんでいる1週間はアルコールは嗜み程度だと言われている。
そして生もの、お刺身とかお寿司とかは禁止。
ダメと言われたら暴れ飲みしたくなるのが人の性だが、
今回の戦には是が非でも勝利を治めなければならない。

暫しの辛抱、暫しの辛抱・・・。
〜初夏の乱 完〜

ピロリ菌戦争 初夏の乱〜その2〜

健康診断でピロリ菌発覚したのは4月である。

時は6月。
そう、30日のビフィズス菌と何とか菌の増殖キャンペーン期間30日は既に終わっている。という事で先々週土曜日にドクターの元へと足を運んだ。
今回は、食事後6時間の空腹時間を要さなければ呼気検査が出来ない、
ってな事を学んでいたので起床から何も口にすることなく出陣。

診察券を出すという行為を忘れ、
明るく微笑んだ受付のお姉さんに1ヶ月前の状況説明をする。
何だか噛合ったような噛合わないような中、診察券で過去の状況を確認される。
あぁそうだ、診察券って情報管理アイテムだった・・・

しばしの待機後、受付に呼び出され、
3ヶ月分の菌薬処方を申し渡す笑顔の受付お姉さん。
「お世話さまで・・・」
ん?んん?
いやいやいや、呼気検査は?呼気検査は???
このために朝から何も口にしていない。

女医「お大事・・・」
自分「あの、ピロリ菌の検査はいつやるのでしょうか?」
帰りを促すお姉さんに被りがちに喰らいつく。
ざわつく受付のお姉さん2人。横から女医も参戦して何やら会話している。

更なる待機を申し伝えられ暫し待てしていると、
名前を呼ばれ今度は診察室に通される。
女医「えっと、前回呼気検査は・・・?」
自分「あ、診察1時間前に飲食したので検査出来なかったのです」

ようやく合点がいった様子で、呼気検査開始。
飲み薬を与えられベッドで右向いたり左向いたり。
どうやら薬を万遍なく行き渡らせる方法のようだ。
ぼんやりそのまま静かに3分待機。

酸の強い水と普通の水でウガイを3回づつ。
この酸の強い水が眉間に皺がよるくらい変な味。
柑橘系の酸っぱさとはまた違う酸っぱさというかなんというか・・・。
とりあえずウガイを済ませ、試験管に息を吹き込むこと3本。
正味10分ほどで検査終了、ここから4日で検査結果が出るらしい。
先ほど処方された3ヶ月分の菌薬を背負って家路へとついた。

世の中のピロリ菌発覚者のためにと思って書き散らかしているこのお題、
意外なシリーズ化の兆し!

ピロリ菌戦争 初夏の乱〜その1〜

・・・noteの1発目に書き散らかすのを自粛。

4月の健康診断で「ピロリ菌発覚!」は前回公表した。
胃腸専門クリニックに行くことを決意し連絡を入れる。
初診時には健康診断の結果と胃カメラ写真があると尚良い、
と聞きつけ全てをかき集めていざ出陣!

そもそもピロリ菌て・・・と思いながら待てをし、
いよいよ順番が来てドクターの前に座ったのだが、
こちらの症状の前に腸がいかに人間にとって大切かを講義される。
どうやらドクターはその筋の名医らしい。

フンフンと為になるお話を聞き、
いよいよ問診票に目を落としたドクターは高らかな笑い声を上げる。
どうやら「L21ヨーグルトを食べると胃が気持ち悪いです」
なんてな正直コメントを嘲笑ったようだ。

にわか知識なのだが、ピロリ菌にはL21ヨーグルトが良い。
何故ならピロリ菌の除菌のために研究開発された商品だからだ。
(この後ドクターが口が酸っぱくなる程L21を勧めてそう言った)

思い込みの強い自分としては、
ピロリ菌発覚!ネットで除菌に良い食べ物を検索!
L21ヨーグルト
がクリティカルHit!
じゃあそれを食べるぜ!
ぬ?早速効果があるのか?胃が気持ちい悪いぜ!
との大騒動が失笑をかったのだ。

そもそもピロリ菌とは、5歳までに感染しなければ安泰らしく、
感染源には井戸水説があり、我々の年代では既にインフラは整備されているので、
1世代前の母親が感染源とのこと。
母親がキャリアを知らず、Babyのためにフーフーしてご飯を冷ましたり、同じスプーンを使用したりすることによる感染だ。

ドクターに母親の検査と除菌を推奨されながらアドバイスを頂く。
ちなみに、健康診断でピロリ菌発覚したクリニックとは違う専門クリニックに来院したので、ドクターは自分のクリニックでも呼気検査をしたかったようだが、
来院直前にココアを飲んでしまっていたので当日検査が出来なかった。

まずはピロリ菌除菌100%を目指すには整腸の必要がある。
腸が健康かどうかは便の状態によるとの事で、
それぞれモザイクなしの便写真を見せられる。
ま、まぁそうだよな、ここは病院なんだし、肝心の患部がモザイクなんてないよな。
なんて納得しながら5段階の便写真を眺める。
ウサギ状からお水状で、硬からず柔らかすぎずが健康の証。

自分はやや健康ではなかったため、1ヶ月ビフィズス菌と何とか菌の薬を処方された。
悪のピロリ大王に支配されている腸王国に歩兵を投入して戦力を上げる戦術。
正直、繁華街を60袋の菌薬を持って帰るのはなんだか後ろめたい。
不法な薬じゃないんだけどさ。

かくして、自分の闘病?生活のファンファーレーが響き渡ったのである。

note始動

以前から気になっていたプラットフォーム「note」に登録した。
正直使い方はまだわかっていない。

なんだか本日2回目の書き散らかしにも関わらず、
夏目漱石「吾輩は猫である」のような始まり方だなぁ・・・
なんてぼんやり思いながら「note」の使い方なんてのを斜め読む。
ブログの課金versionかと思いきや、サウンド、ムービーなんてのもUP出来るのを知る。
曲・・・何年も前から作りたいなぁ、なんてその気になっていたので心が逸る。
と、書き散らかすとnoteが理想とするクリエイター登場!
みたいな言い回しに聞こえるが、素人である。
一応いくつか楽器を奏でたことはあるが、素人である。
奏でていることに陶酔してリズムがバラバラなのを気づかない程の素人だ。

とは言え、無謀にも21歳の時に
「記念にアルバム1枚作り上げるぜ!」
なんて意気込んで自作の詩の闇の深さに4曲完成したか、しないかの中途な半端具合。
ま、まぁプロじゃないんだし、思いのたけを表現出来れば良いのだ。

しまった!
相変わらず本題から逸れている!
き、軌道修正し、「note」だ。
課金・・・役に立つように見せかけた薄い言葉でも、書き散らかせば小銭チャリンになるのだろうか??

久しぶりにブログを書き散らかしたと思ったら、欲に眩んでいるような内容。
う〜む・・・「そうだ」とも「そうじゃない」とも言い切れないが、
今やネットには無料が溢れている。
そして収入源が広告。
なんだろう、この違和感。
何かを創作する、例えば文や音楽、それらが無料なのが当たり前になる世の中で良いのだろうか?

なんてな事を思い、ブログにしろ有益な情報にしろ、ささやかな癒しや知識を他者に提供しているのなら課金って手段もあるのでは?
という実験的思考でnoteを始めてみる。
しかし自分は癒しも知識も提供していないと思う。
なぜなら自分の思いや経験を書き散らかしているからだ。

さて、note投稿1発目が「ピロリ菌」騒動になろうとしているのだが、テーマ変えた方が良いのだろうか・・・

ブログ元年?!

気がづいたら年に2回の更新になってしまっている・・・。

正直いろいろ書き散らかしたいことは溜まっているのだが、
今年も既に半年が終わろうとしている。

とりあえずの近況と言うと、
4月に受診した健康診断に絡まり現在再検査後の薬1週間投与中だ。
重病?!難病?!余命は?!!!!

・・・そんな感じの病ではない。
(今現在、真剣に病と闘っている人には不謹慎な書き散らかしで申し訳ない)
まぁ、今回初めてピロリ菌なんてもののオプション検査をしたところ、見事に胃の中に飼育中との診断結果!
そもそも3年連続で胃炎を指摘されていたので、渋々オプション料金支払ったら発覚!ってな流れである。

とりあえずピロリ菌に関しては別途書き散らかす。


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