ミヒャエル・ハネケ監督作品 1997年オーストラリア
この映画は、自分が見た映画の中で最も後味が悪く、二度と見たくない作品である。
上映当初も賛否両論で問題作となっている。
内容は、暴力を理不尽に進めていく不愉快なゲームが淡々と進んで行くのだが、その屁理屈的理由、人の親切心を上げ足に取る会話が観ているこちらも気分が悪くなる。
監督の「現実の世界において、暴力は見世物では無く、不快な思いを抱くものであるというハリウッド映画等の娯楽的暴力に対するアンチテーゼである」と聞くと、確かに暴力は理不尽で不快な事が多い。
その意識を植え付けられるのであれば、この映画は役割を果たすのであろう。
さて、そんな映画を何故紹介するのか?
なんと、この映画リメイクされていたのだ!
監督自身のリメイクで、日本では今月20日に封切となる。
この記事を雑誌で見かけ、記憶の彼方に追いやっていたこの映画が心に戻ってきた。
そしてやはり心が不快になった。
とりあえず、「こういう映画もあります」と言う事でご紹介をば。
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おすすめ度の平均:
現実は座ってこの映画を見ているあなたに過ぎない。
虚構は現実と同じくらい現実だ
これは一体・・
不愉快で悪趣味で健全的
後味悪いけど…