2010-3-15 07:49
土曜日、知人の舞台を観に行った。
舞台と言ってもアマチュア劇団で演じる公演なので50人くらいが入るスタジオ。
以前、近しい友人が劇団員だったと言う事もあり1年に1回は観に行っていたのだが友人が演劇を辞めてからはすっかり観劇とは疎遠になっていた。
そんな中での今回の知人の公演は「シューマンに関すること」と言う音楽家シューマンを題材にした現代劇で、シューマンと言うと喜劇ではなく重い感じのテーマだなぁと思っていたのだが、悲しくも愛に満ちた作品で演じる役者さん達の気迫にのめり込んだ。
開演直後は出だしからの語り口調の長台詞に
「お?!台詞大変そう」
なんていらぬ心配をする素人観客っぷりを十分に発揮していたのだが、段々と役者さん達に役の色が付いていき思わずホロリと来るシーンにすっかり魅了され
「舞台って面白いなぁ」
と改めて思う。
知人は難しいが重要な役で控えめながら存在感たっぷりの演技。
そんな姿を見て仕事をしながら好きなお芝居を続けているのを羨ましくもあり、カッコイイとも思え胸が熱くなる。
社会人になると自分で選んだ何かをし続けるというのは大変な事でもある。
これに影響を受けるかのように自分も好きで始めた事は真っ当しなければ!
と改めて考えながらスタジオを後にしたのであった。
|