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スタンプラリー ~ロンドン短期留学編その14の1~ |
2008-9-1 18:27 |
とある夕方。
ジェット(息子)もアラン(パパ)もまだ帰宅しておらず、私はマギー(ママ)と二人で、キッチンのテーブルを囲んでティータイムをしていた。
のんびりした夕暮れ。
マギーが、アランと結婚した時の話を語り始める。
彼らは、若い時から一緒に住み始めたが全くお金が無かった。
しかし、結婚する事を誓い合っていたので、二人で一生懸命結婚資金を貯めるべく働き、長い年月をかけてようやく結婚までたどり着いたそうだ。
周りの友達は、早々と結婚し、子供を授かっていたが、マギー達は晩婚だった事もあり、ジェットが産まれたのも年代的にみたら遅い方。
「若い時から働き詰めで、辛い事は無かったの?」
ようやくヒヤリング出来る程度のレベルにしか達して無い私の英語力を駆使しているので、スラスラと質問出来た訳では無いが、心からマギー達の話を聞きたいという思いで、何とか質問してみる。
マギーは、嬉しそうに「幸せだった」と。
アランと一緒にいる事、一生懸命結婚式のためにお金を貯めていた事が、幸せだったと懐かしむように微笑むマギー。
普段なら、お熱い話に肩をすくめたくなるところだが、当然のように話されると、こちらも当然のように聞いてしまう。
そして驚いた事に、結婚式当時のウエディングケーキをまだ持っていると言う。
えぇ~っ?!!
ジェットが産まれる前の話なので5年以上前のケーキ?が目下進行中で保管されている?!
信じられない顔でマギーを見つめると、ニッコリ笑いながら、ウエディングケーキは、フルーツのパウンドケーキで、ブランデーや洋酒に漬け込んだりしているので数年はもつとさらりと説明する。
当時は、私の解釈間違いかと思っていたのだが、帰国後、ふと思い出して調べてみたら、どうやら洋酒に漬けておいたフルーツを使い、しっかりコーティングしたケーキは数年もつらしい。
そして、イギリスのウエディングケーキには伝統的な週間があり、3段重ねのケーキの1番下は式に来た人々で食べ、真ん中は式に来られなかった人、1番上はベイビーが産まれた時に食べるらしい。
何だか素敵な話だなぁとウットリ。
よくわからないが、マギーにつられて恋に恋する乙女のような雰囲気。
少し声を落として、マギーが話を続ける。
何故、私達がホストファミリーをやっているのか。
。。。あぁ、また長くなったのでその14の2に続く
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