スタンプラリー 〜ロンドン短期留学編その18の2〜 |
2008-10-4 13:55 |
18時前に外で待ち合わせらしいマギーは、可愛らしいワンピースを着て出て行く。
ジェットと2人で見守る。
扉が閉まり、いよいよ緊張の一瞬!
と思ったのもつかの間、ジェットが木製の玩具を取り出してきた。
いわゆる五目並べで、オセロの板を縦にしたつくりの升目に、上から黒と白のコマを入れていき先に5個並べた方が勝ちという玩具。
なんとなく見た目で遊び方はわかっていたが、ジェットは親切に説明していたのでしばし聞き入る。
そして、とにかくやってみよう!とゲームを始めた。
さて、ここで新米ベビーシッターとしては、どのようなゲーム運びにするか。
得意げに進めるジェットに遠慮してワザと負ける方向に行くか?
それとも勝負は勝負、大人気なく勝ちに進むか?
若さゆえの過ちか、弱肉強食の正しい教えか、私は迷わず後者を選択。
4歳児を相手に圧勝である。
ジェットの反応はと言うと、悔しさ一杯に涙ぐむかと思ったが、羨望の眼差しで見ている。
どうやら彼的に、「ルールがわかって無いはずなのにゲームに強いってすごい!」と思ったようだ。
大きく勘違い。経験の差である。
と、そのうち時計が20時を指そうとしている。
そろそろ言い聞かせねば。。。と思いかけたところで、
「時間だからベッドに行く。片付けは明日」と、自ら聞き分けの良い発言?!
ジェットを部屋まで連れて行き、布団をかける。
「Good night」早々とジェットが眠りにつこうとしているので、電気を消しながら「Sleep well」と残して部屋を後にした。
なんだ、以外に簡単じゃん!と、陽気な思いでいっぱいだった。
さて、マギーとアランが10時を回ろうとする頃帰宅。
ベッドの中でうとうとしていると、様子を見にアランがジェットの部屋にやってきたらしく物音が聞こえる。
そしてジェットの明るい声が響き渡る。
眠っているところを起きだしたのか、起きてしまったのかわからないが、何やら賑やかな声で、今夜の報告をしている。
「パパ、おかえりなさい!今日は、彼女とゲームをして面倒を見てあげたよ!」
?!翻訳のニュアンスは違うが、ジェットは、子守をされているのではなく、私の子守をしてあげたと伝えていた。
あぁ。。。。小さいながらに気を使い、一生懸命だったのね。
今回は、新米ベビーシッターの看板を下ろす事にした。
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