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ベートーベンに酔いどれドレミファ
あぁ。。。。ネット接続の調子が悪く、昨日は浮き足立った思いがブログにしたためられなかった。
しかししかし、気を取り直して。

昨日、とびっきり曇りのち雨の中、友人のオーケストラハーモニーリサイタルの鑑賞に参戦。
友人はクラリネット演奏者で、音楽一家では無いのに関わらず中学生から音楽の道を勝手に嗜んだ勇者である。
卒業してからも楽団に入団し楽器をずっと続けている。
どっぷり音楽に使って「あの世まで楽器を持っていくわ!」という程熱中してるようには見えないが、やはり「継続は力なり」という事もあって、演奏中の彼女は素敵で妬ましい。
ここにきて、自分が続けているものが無いのが悲しくなる。

それはさておき、今回の演奏会は大好きなベートーヴェンである。
しかも、交響曲第5番「運命」がトリ。
もう聞く前から心でスキップ。
友人曰く、「全く完成してないから期待しないで」なのだが、自分も耳が擦り切れる程聞き入ってスケールの勉強をした訳でも、プロの音に慣れ親しんでいる訳でも無いので、正直、音を外したりテンポが鈍りとしてさえなければ許容範囲は広い。

今回は、その友人のクラリネット音に耳を全快に欹てる決心をして挑んだのだが、クラリネットの音を拾って「ふむぅ〜。。。」と聴き入ろうとした瞬間「ピロロロロパプー」と、フルートの音が被る。
あぁ。。。せっかく拾えたのにぃ。
クラリネットの音はわかっているのだが、「パプー」「ピロロロロ〜」とフルート、トランペットがしゃしゃり出て来ると、すぐさまそっちの音につられる。
そんなこんなを2曲聴いたところで休憩。

いよいよ休憩後には、待ちに待った「運命」である。
ここで初の試みらしい、指揮者から曲の聴き方指導が入る。
交響曲第5番第一楽章は有名なので言わずもがなだが、第4楽章までに飽きてしまった場合、楽器別の音探しをお楽しみ下さいという事で、主な楽器別にパートを聴かせる。残念ながら我がクラリネットは取り上げられなかったが、こういう聴き方も面白いなと上から目線で唸ってみた。

全体的な演奏の評価をする程の専門家でも無いのでコメントは差し控えるが、自分の運命の扉はこの4つの音では開かれなかったのであった。
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