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バクステール |
2009-1-17 15:26 |
ジェローム・ボワヴァン監督 フランス映画
昔、私の中でブルテリア犬が大ブレイクした事がある。
あの細面の面構え、つぶらな瞳に大きな耳。よく「不細工犬」の称号を頂いているあの犬だ。
ある休日。
友人と、ビデオ鑑賞会なんてのを不定期に開催していた私の目に1本のビデオが飛び込む。
表パッケージ全面にブルテリアがこちらを見て伏せている。
おぉおおお!!!
手にとった映画「バクステール」。
裏面のあらすじも上の空に、これをレンタルする事を勝手に確定。
そういえば昔から色んな友人達と映画鑑賞会を開催したが、常に「フューチャリング・私」だった気がする。
少なからず映画に関してはBOSSyだったのかも知れない
肝心のあらすじ。
これは相当暗い。「The・フランス!」と言っても過言ではない程落ち着いて暗い。
映画の主人公はバクステールというブルテリア犬。
彼目線でストーリーは進む。
つまり、彼が出会う人々を彼の心の声がず~っとナレーションしている。
しかしその心の声が皮肉に満ちている。ブラックユーモアと言うべきなのか。。。
感動の動物映画!とは、全く違う。
むしろバクステール自身が、気にいらない飼い主を殺してしまい、次々と引き取り先を点々とする。そしてその引き取り先の住人をやはり淡々と内なる声で皮肉る。
ここまで書いたが、実は残念なことにこの映画の最後を思い出せない。
ずっと前に見た映画で、最近ふとした事で思い出したので書いてみた。
ちなみに何故、この映画が印象的に残っているのかと言うと、その当時一緒に見た友人とバクステールごっこが流行ったからだ。
内なる声の真似で「僕は。。。」と低音、無機質に喋るだけの2人しかわからない物真似だったが、しばらく私達に一大旋風を巻き起こした。
改めてバクステールをネット検索すると、監督は何とあの有名な「ピアノレッスン」を作ったジェローム・ボワヴァン監督だった。
内容などは全く異なるが、静に淡々とした独特の雰囲気はバクステールにも通じるものがあるかも。。。なんて思うのである。
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