スタンプラリー 〜韓国編 マイナスの世界から その6〜 |
2009-1-31 13:45 |
さて、お腹を満たして初日の旅はまだまだ続く。
到着日にも関わらず、2泊3日のため1日1日が貴重なので、クイギョンチを出て23:30まで営業しているファッションビル「ミリオレ」に向う。
地図を見てみると、どうやら銅閣駅から2駅とちょっとの所なので
「歩いて行けるでしょう!」
と、一致団結、観光名所でもある清渓川(チョンゲチョン)沿いを歩いて行くことにする。
この川沿いには22の橋があり、夜はライトアップされているという散歩コースにも紹介されているところだ。
ちなみに私と友人にとって、歩くことは全く苦ではない。
今後ブログにアップする予定のニュージーランド旅行では、壮絶なロングウォークエピソードが控えている。
街中から川に出てしまえば、後はその川を沿って行けばよい。
名物の橋は、数百メートルおきに登場し、一つ一つが全く異なる形をしている。
最初は「この橋なんて名前だろうね」なんて話していたのだが、歩いていくうちに段々と周りの風景が怪しくなってきた。
川沿いに並ぶ店は全てシャッターが下り、はげかけたポスターやゴミ袋が風に巻かれてスス、スス、と動く。そして全く人気が無い。
?!まるでゴーストタウン?!!
まさにバイオハザードに出てくるような荒廃した街の一角のよう。
長い川沿いながら、前後左右には人気は全くなく私と友人2人。
平和ぼけの日本人が危険地帯に?!
という危険を感じるより、もぬけの殻、映画「28日後」や「「アイアムレジェンド」の中に迷い込んだ感じだ。
映画で描かれる人がいなくなった世界は本当なんだなぁ、なんてちょっと感心。
有名な川沿い散歩コースで、夜のライトアップに関わらず人がいないのはこの寒さのせい?なんて思ってはみたものの、流石に不安が募る。
完全防備はしているものの指先は冷たくなり、外気にさらされている顔面は感覚すら失われてくる。
友人はついにホッカイロを手の甲に貼り付けるという暴挙にも出たが、サイズがミニだったせいか全く効果を示さないとの残念なお知らせも飛び出した。
心が折れそうになるのを押さえ、ひたすら目的地を目指していると、何やら川の方に気配を感じる。
慌てて道の上から川を見下ろすと、なんと川沿いに歩道が?!
そう、散歩コースは私達が歩いているシャッター街ではなく、下に下りたまさに川と隣り合わせの歩道のことだったらしい!
そこには前後から行きかう人々がパラパラ。
あぁ。。。なんだ皆下を歩いているから誰もいなかったんだ!
安堵と共に拍子抜けである。
早速下へ!
と思ったが、丁度私達がいた橋付近には下に行く階段も無く、やはりシャッター街を歩くはめに。
しかし上下ながら人の気配があるというのは心を落ち着かせる。
ちょっとだけ勇気を振り絞りまだまだ歩き続けるのであった。
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