またまた通勤電車話 |
2009-2-5 23:49 |
これは実体験では無いがノンフィクションである。
平たく言うと友人に聞いた話で、今朝の満員遅延通勤電車での出来事。
ここまで書くと経験者は「あぁ。。」と、ちょっと疲れ気味のイメージが広がる。
例に漏れず当事者の友人、そして周りの乗客も口には出さないものの、朝からお疲れ空気が漂っていた。
そんな中、とある駅で臨時車内アナウンス
「お急ぎの中、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。ただ今、お客様の鞄がドアに挟まっており、”せーの”で押したいと思います。”せーの”」
えぇええええ?!「せーの!」ってぇ!!!
今まで何度か遅延電車に乗車した事はあるが、掛け声付きの車内アナウンスは聞いた事が無い。
和み。一瞬にして車掌は、ご不満中の乗客の心を鷲掴み。
聞いていた私も何だか微笑ましい気持ちだ。
さて、この車掌さんの声はどんなイメージが描かれただろうか?
私の中ではちょっと高目の若い車掌さんのイメージだったのだが、実際はなんと渋い良い声だったらしいのだ。
所謂ダンディさんの声だろうか。
改めて渋いダンディさん声が「せ〜の!」と言うシーンを妄想してニヤリ。
たまに人間は面白いなと思える。
今回のように話を聞いている際、何らかの人物や風景をイメージしている。
経験や知識からその話に近いシーンを当てはめているのだろうが、そうであろうと思っているものが不意に崩されると、途端に方向性を見失う。
ネコが髭を切られると平衡感覚を無くすのと同じだろうか。
遅延の満員電車は困るが、アクシデントはつき物。
そう穏やかに思えるほど人としての幅はいつか出るのだろうか。
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