DRAGONBALL EVOLUTION |
2009-3-22 10:19 |
久しぶりの映画である。
思えば、今年初の映画鑑賞かも知れない。
それにふさわしい映画である。
まず、DRAGONBALLの映画化決定を耳にした時は「絶対つまらないだろうなぁ」なんて軽々しく想像。
しかしテレビで宣伝を見た時、素直に「あれ?ちょっと見てみたい」なんて何気に心が揺れた。
そんな思いを胸に秘めていた矢先、常々映画参戦を共にする友人から、
「ちょっと気になる映画があるんだけど。。。」
と、まさかのカミングアウト!
その映画こそDRAGONBALL EVOLUTION。
おぉ、友よ。。。。ブルータスお前もか!の瞬間。
と言う事で、類友を改めて噛み締めながらも劇場に足を運ぶ。
私は映画の時間だけをさらりと確かめただけだが、珍しく友人は映画のレビューをチラ見したらしく、誰からの評価も得ていない、所謂、駄作疑惑に惑わされていた。
「人は、人!」
良からぬ先入観でせっかくの映画を台無しにしては悲しいので友人に言い聞かせる。
さて、劇場にて。
いまだ惑わされている友人の第一声。
「思ったより混んでる!」
あえて安くなるレイトショーと言う事と、評判の悪さからガラガラ鑑賞を想像していたらしい友人は浮き足立つ。
確かに、予想外に大きめの劇場で上映されるている事に驚きはあったものの、この三連休、結局はどこにも行かない人々は多い。
そして圧倒的に男子率が高い。
中高生の男子団体が所々に出没している。
最近の男子は本当にお洒落さんだなぁ。。。と、こっそり目の保養。
いよいよ上映開始。
悟空の鍛えシーンから始まるが、何気にジャッキーチェーンの「酔拳」を思い起こさせる。
まぁDRAGONBALLは、もともと武道の達人を決める天下一武道会の話だったし、むしろ酔拳にインスピレーションを得たのかも知れない。
DRAGONBALLにそんなに詳しくないので妄想だが。
所々で「ん?」と耳を欹てる瞬間が発生。
何やら「キー」「キー」言っている。
何だい?字幕を読む。
はうっ!!「気」のことらしい!!!
発音が「Key」と同じで変に伸ばすから、気孔の「気」だとは夢にも思わなかった。
「気」とは、己の集中力から出る神秘的なものだと思っていた私にとって、拍子抜けの発音にとても残念な気持ちでいっぱいになる。
いつか自分にも「気」が出せて、戦いの即戦力になるのでは?!と夢見ていたものが急に安っぽく遠ざかった。
肝心の内容。
正直、「このシーンいるかい?」と思うところがいくつかあり、逆に「DRAGONBALL集まるの早っ!」と、一番内容詰めても良さそうな所がアッサリと描かれる。
いや、描かれると言うより台詞で状況説明して終わっている。
そもそも壮大なDRAGONBALLのストーリーを1時間30分にも満たない映画に仕上げたのが問題だろう。
た・だ・し!
他の駄作レビューとは違い、私と友人はとっても楽しんだ。
漫画のDRAGONBALLの映画化と思うから不満がたくさん出るのであって、設定を真似した別のアクション映画だと思うと、結構楽しめる。
所々の展開の速さにB級映画まっしぐら感が否めないが、もともとB級映画は嫌いじゃない。
スパイダーマン、ハンコック、スーパーマン等のアメコミ映画を楽しめる人には、このDRAGONBALLも、その類だと思って見れると思われる。
失笑に近い笑いもあり、先の読める展開だが、波動のボンボン対決はありきたりなCGだとしても単純な自分にはカッコよく見えた。
とりあえず最終的に友人と大爆笑したシーンもあり、心して観ると日々の鬱憤も晴れて悩みなんてどうでもいいや!と思えるかも知れない。
漫画のDRAGONBALLは途中から心が離れて読んでないが、天下一武道会あたりのDRAGONBALLを読みたくなったのである。
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