a day 〜Chapter 3〜台車でGO! |
2009-5-31 17:01 |
レディーさん昼下がりに大瓶ビール1本完飲!
となると陽気さはマックス駆け上がる。
王将を後にし、すぐ近くのプチホームセンターに引き寄せられるように来店。
とくに何かをお買い上げする予定もなくプラリ途中来店だったのだが、さいたまアリーナ店の店舗改装計画は心の片隅にあるので、ラック、棚コーナーに歩を進める。
ちなみにプチホームセンターと前述の通り、コーナーと言ってもぐるりと1週するのに1分かからないくらいの品薄さな所だ。
悶々妄想しながら1週。
「あれだとどうかしら?」なんてもう1週。
そもそも最初から絶対お買い上げ!モードでは無いのでアルコールに任せて半分冷やかしの気持ち。
だったのだが、ふと目に飛び込んできた「広告の品¥3,894」の赤文字。
おや?と近づいて見ると通常なら7,8千円以上するであろう4段のラックが大特価で放出されている。
やや!店舗用には高さ的に合わない。
しかしよぉ〜く考えてみると、我が家は荷物がわらわらと散乱しているようにも見えなくも無い状態。
その平面に並べられた荷物達をラックにより上方向に積み上げるってのは如何なもの?!
突如、全く欲してもいなかったラックが、その値段により欲しいと言う欲求に変わった。
我が家は狭いため、出来るだけ高さのない配置で広く見せると言う目の錯覚攻撃をしていたが、視覚よりも体感で狭いと感じるようになっていたため、立ち上がった時の視覚圧迫感より座った時の窮屈感をどうにかしたいと思い始めた。
そうなると行動は早い。
何の躊躇も迷いもなく店員さんを呼びつけ、お買い上げの声を高らかに張り上げた。
店員さんが倉庫から在庫を取ってくる間、ホームセンターをうろうろ。
すると今度は、何やら見覚えのあるマークが遠くで目に入った。
ややや?!
足早に近づくと、まさかこんな所で?!な、阪神タイガースのバスマットが売られている。しかも、こちらもお買い得商品として値下がりしているのである。
正気だったらどう思っていたのかわからないが、こっちはアルコール漬けの陽気なレディーさんである。
「出あってしまったものはしょうがない!」
まるで人事、かつ恩着せがましいような口ぶりを心で呟くと同時に手にしていた。
アルコールによる衝動買いを叱咤するのは後にし、ここからが今回の醍醐味である。
ようやく倉庫から出てきた店員さん。
「どうします?台車出します?」
と聞いてきた。
酔いどれ堕天使レディーさんは、この時まで手で持って買えるつもり満タンだったようで、店員さんの問いで始めてお持ち帰り手段を考える事に能動的になった。
「あ、とりあえず持ってみます。」
実は、驚くほど怪力なレディーさん。
ひょいと持ち上げてから「あの、台車お願いします。」と譲歩した。
そもそも一般的な女人が持ち上げるのも困難と思われるラック。
いざ持ち上げてみたものの、家まで運ぶのは相当な体力、努力、気力が必要で、もしかしたら途中で心が折れて投げ出しかねんばかりのヘビー級ラック。
今考えると、もしも店員さの心意気台車貸出しサービス運動が無ければどうなっていたのだろう。
まぁ、そんなもしもな事は実際起こっていないので考えるのは止め、差し出された台車にラックとタイガースバスマットを乗せる。
笑顔で「後で返しに来ます!」。
酔いどれって本当に素敵だと痛感する。
夕方の賑やかな商店街をガラガラとラックとタイガースを載せたレディーさんが闊歩。
人目がどうこうなんて全く気にもしておらず、むしろちょっとした下り坂で台車に乗って「きゃああ!!!」と遊びたい気持ちを抑えるのに必死だった。
ガラガラ、ガラガラ。。。ガラガラ、ガラガラ。。。
そういえば以前ニュージーランドにいた時、日本から遊びに来た友人とスケボーを買ったなぁなんて事を思い出す。
当然素人な2人は乗りこなせるはずもなく、ガラガラ、ガラガラ片足で蹴って止まるまですいぃ〜っと進んではまたガラガラ、ガラガラ。
最終的に到着した河原でスケボーを枕にお昼ねしたなぁ。。。
なんて思い出妄想していると、自宅に帰る道を通り過ぎると言う素敵な大失態まで起こした。
しかし疲れも怒りもこみ上げて来ない。
だってアルコールで陽気なんだも〜ん!!
この時に知り合いに遭遇しなくて本当に良かった。
そんな感じで無事30分かけて台車を転がし、ラックを自宅に放り入れると、またガラガラとお店への道を戻ったのであった。
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