a day 〜Chapter 4〜終焉 |
2009-5-31 17:52 |
ここまでが日曜日のレディーさんの素敵な昼下がりである。
台車を返し終え改めて家に帰り着く。
この時点で18時になろうとしていた。
とりあえずティータイムでしばしのご休憩。
自分用の座椅子に座りユラユラ揺れながらお茶を飲んでると、流石に眠くなってきた。
しかし!振り返ると狭い我が家を更に狭くするラックが横たわっている。
こいつを完成させなければただの大荷物増量になってしまう。
週明けから心がめげるような状態になりたくないので、眠い目をこすりつつ組み立て作業に入る。
この時もまだ酔いどれ堕天使オンステージは続いている。
全く何も考えず、場所もあけずにその場でラックを作り始めた。
人生の中で何度かラックなどの組立作業をした事はあるが、つけたポールを潜り抜け、マトリックスのように腰を反らせながらのサバイバル組み立て作業をやったのは初めてだ。
せめてラックに片付ける予定の荷物だけでも別のところに移動する、なんて言うあたり前の機転を利かせていればこんなアスレチックな事にはならなかっただろう。
しかし作り始めてしまったからにはもうどうにも動けない。
ひたすら完成させる以外は、四方八方を塞いでしまったのだ。
続きは明日・・・なんて言えない程の風呂敷を一生懸命たたみ上げ、22時、ついにその時がやってきた。
酔いはすっかり浄化され、キラキラとほとばしる汗と共にラックの完成である。
達成感より何よりも、ラックに荷物を収納し、とにかくシャワーを浴びたい衝動にかられる。
ちなみに、ただラックに荷物を収めて「やったぁ!」と叫ぶ程単純な性格ではない。
なので所々の粗が目につき、日曜日の夜も更けた頃にまさかの大掃除大会が開催。
どう考えても、明日からフル活動が始まる日曜夜にここまでの行動を起こすのは、どこかのスイッチが入ったか、何かを吹っ切った瞬間である。
当然、翌日は朝から全身に倦怠感、腕はやや筋肉痛、頭はぼんやり寝足りない感でいっぱいの最悪の月曜日を迎えた。
思い立ったが吉日!
なんて言葉もあるが、ご利用は計画的に!と、ちょっぴり反省をする素振りを見せたり見せなかったりなハードな一日のお話である。
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