マグマ |
2009-11-7 11:35 |
真山仁さん著書
真山 仁 朝日新聞社 売り上げランキング: 23838
おすすめ度の平均:   地熱発電の可能性と、若手外資プレーヤーの奮闘  夫唱婦随  地熱発電解説書  ちょっとありえないストーリー  野上妙子に会いたい
ハゲタカの著書で有名?な真山仁さん。
自分もハゲタカの小説から著者の虜になったのだが、今回の作品も買収ファンド、別名ハゲタカファンドにて企業再生に携わる女性、野上妙子が主人公である。
突然、主人公の所属する部署が無くなり、買収した会社の再生を任命されるのだが、その会社の事業が「地熱発電」という壮大な事業を研究していて、一筋縄ではいかず、しかも公共事業に真っ向勝負を挑んでいるため政治が絡んでいたり。
金融的な読み物としては、「私欲が絡んだこういうテクニックもあるよ」的な手法が主人公の目を通して上司をチクリと皮肉る場面にて少々あり、ほほぉ〜ん、なんて思えるところもあるが、なんと言っても金融の話だけではなく、メインである地熱発電の話が面白い!
現在の原子力発電に頼り切る社会において、被爆の危険性や、原子力発電から出る廃棄物、強力な武器ともなる核の保有、その他のリスクをぼやかしながらの生活は果して正しいのか?!
なんてな思いにもかられる程、詳細に発電システムが描かれている。
あくまでも小説の中だけでの話し。
と決め付けてしまうのは簡単だが、著者の情報収集力、そしてそれを小説という形で表現出来てしまう力に脱帽。
自分も専門家では無いので、何が正しいのかなんてわからないが、主人公も全くの業界素人という設定により、同じ目線で事業の中身を固めていく。
なのでわかりやすい。
化学式だ、薬品がどうだと言われてもピンと来ないし。
そもそも、このストーリーが何を目的としているかと言う筋がぶれないので、読み物としてとても優れていると思う。
自分が何様で批評しているのかもわからない程の上から目線。。。てへ
登場人物達も容易にイメージする事が出来てこれまたお見事!
ちょっと過剰に評価しているのかも知れないが、経済小説として目が離せない作家さんの一人として、今後の作品にも注目したい。
まだ著者の「レッドゾーン」読んでないんだよなぁ。。。
ハードブック。。。買うべきかなぁ。。。
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