お慕い申し上げる犬 |
2009-11-26 16:15 |
今年2回目の風邪薬入手作戦決行!
健康を鼻にかけて生きてきた自分が、間髪入れずに風邪をひいた。
前回はしっかり薬を飲み終わって完治に至った。
いや、正直言うと会社で1錠落っことしてコピー機の裏に忍び込んでしまったため1錠分不完全燃焼。
さておき、今回も微熱→発熱→鼻水&咳へと礼儀正しい規則に乗っ取って風邪を引いたので、早目に風邪薬を捕獲。
無事に戦利品を抱えて川辺を歩いていると、前から犬with飼い主がノシノシやって来た。丁度散歩時だったのだろう。
段々と近づくにつれ、その犬が雑種。。。改めミックス犬と見て取れる。
。。。ミックス。。。いまいち腑に落ちない呼び名だ。。。
自分も以前、雑種犬の黒い王子様を養っていた事がある。
正確には親の稼ぎで自分も生きていたので犬共々養われていた。
その当時、巷では血統書付きの犬がもてはやされており、我が家にも犬が家で待機してる旨をカミングアウトすると、
「きゃあ!何犬?何?何?」
とはしゃぎ立てられ、雑種を声高に名乗り上げると、さざ波のように去って行く人々。同じくポメラニアンを飼っている同級生へとさざ波が高波へと変貌し押し寄せていくのを見つめる事しか出来なかった。
しかし黒い王子、彼は自慢の犬であった。
たとえ世間の風が血統書と言うブランド志向であっても!!
結果、その時に自分のブランド嫌いが芽生えたのかも知れない。
そんな怒涛の時代を生き抜いてきた自分にとって「ミックス犬」と言う称号を得ることにより、ブランダーの中に混じっても同等の立ち位置を確保している犬達を見ると心の落とし所を探してしまう。
犬は昔から何ら変わっていない。
人がそこに価値を見出しネーミングする事によりブランド化したのだ。
しかも洋風にする事により、大和魂であった「雑種」をセレブの仲間入り「ミックス」へと変貌させた。
まるで198円が安く見えると言うマーケティングマジックに踊らされるようだ。
あぁ、ついつい雑種犬について熱くなってしまったが、特にミックスと雑種の呼び名にこだわっている訳ではない。何だかモヤっとしたので書き散らかしたまで。
そのミックス犬(コリーと何かの犬種)は、美しい深いグレーに白を交え、フワッフワの毛をたなびかせ、尻尾を大盤振る舞いで振って歩いている。
長い鼻先はずぅ〜っとご主人様を見つめ、足に絡むか絡まないかの距離でピタリと寄り添いながら、あわよくばご主人様にかまってもらおうという魂胆だ。
すれ違い様、チラリとミックスに目をやる。
全くの無視、ド無視である。
くぅうううううッ!!!!!
その尻尾ぎゅうぅッ!!!ってするぞ!!!!
嫉妬にかられ、出来もしない悪態をつく。勿論心の奥底で。
相変わらずご主人様だけを見つめフリフリと歩いていくミックス。
いいなぁ。。。犬。。。また一緒に遊びたいなぁ。。。。
哀愁を漂わせ、夕日へと消えるのであった。
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