Dr.パルナサスの鏡 |
2010-2-14 19:34 |
テリー・ギリアム監督作
故ヒース・レジャーの代役でジョニーデップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが完成させた事で有名な本作、実のところ内容もあらすじも知らないまま映画館へと足を運んだ。
さてさて、肝心の内容。
ストーリーを全く知らないせいなのか、お子様向けのように序盤の説明的な部分が無いせいなのか、さっぱり内容に着いて行けずキョトン。。。
改めて映画を観る時の自分は、主人公もしくはヒーローと呼ばれる何かに感情移入をし、ああでもないこうでもないと監督の思うツボ君にハラハラさせられているんだと思ったが、この作品にいたっては誰に自分を当てはめようかが定まらない。
良い意味で先の展開が読めないし、誰が何をどう?という思いが散らばっていて定められない。しかしこれがこのストーリーの醍醐味なのかも知れない。
似ている雰囲気というと「チャーリーとチョコレート工場」をイメージしたが、不思議なチョコレート工場の製造工程を見学する!という目的がまず明確である作品と、Dr.パルナサスの鏡の定まらない目的ではやはり全然別ものか。。。
映像の感じは似ている!ってだけだ。
ちなみにこのテリー・ギリアム監督は、大好きなモンティパイソン作品に監督として関わっていた。
それを知って成る程ぉな映像である。
肝心のヒース、ジョニー、ジュード、コリンが演じるトニー。
人によっては違和感があるのかも知れないが、上手い具合に代役を務めている。
というか結構ヒース出演部分は撮影してたんだなぁと単純に思った。
ヒースに関しては、バットマン作品の「ダークナイト」を観た時にあまりのキレタジョーカー役で怖いのと気持ち悪いのとであまり良い印象を持っていなかった。
しかしこの作品に関しては別!
改めてのイケメンっぷりに心は躍るばかりである。
本当に女心と秋の空だ。
そしてそのイケメンっぷりをもう観る事が出来なくなった事に悲しみでいっぱいになる。
さて、相変わらず確信にせまらずの映画紹介だが、皮肉たっぷりなイマジネーション、数々の選択、素直に楽しもう!と油断した気持ちで観るとさっぱりわからない内容に置いていかれ、映像的には親子揃って!なドリーミーな映像だが、確実にお子様には理解不能な本作品。
テリー・ギリアム監督の他作品(モンティパイソン、12モンキーズ、ブラザーズグリム等)を踏まえて興味のある人にはお勧めである。
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