「アリス・ミラー城」殺人事件 |
2010-5-16 14:37 |
北山猛邦さん著者
北山 猛邦 講談社 売り上げランキング: 103432
おすすめ度の平均:   「物理の北山」が『そして誰もいなくなった』に挑戦  2回読む楽しみ  隠れた名作  こんな…
久しぶり、久しぶりの日本人作家のミステリー小説である。
基本的に自分は日本人作家の小説は企業小説やビジネス関連の物しか読まないのだが、この本には本当にたまたま出あった。
すっかりアリスブームにはまっていた自分は、ビジネス書籍ばかりの生活が続いていた事もありちょっとしたエッセイや小説でも読もうかと本屋さんで片っ端から本棚を漁っていた。
そんな矢先本書の背表紙に目を留める。
「アリス・ミラー城」。。。
手にとった表紙はまさに不思議の国のアリス・鏡の国のアリスを絡めたような絵柄。
早速裏に書かれている概要を読むと正しく「アリス!」をモチーフにした内容と言う事でお買い上げ。
昔CDをよくジャケ買いしてた頃を感慨深く思いつつ全く知らない作家の小説を手にした。
内容は、アリス・ミラー城に招待された探偵たちが次々と殺害されていく連続殺人。しかもアガサクリスティー著作「そしてだれもいなくなった」を作中に挟みいれ、そしてそれが読者を惑わす仕上げとなっている。
アガサクリスティーだけではなく、ミステリー読者にはお馴染みの作家や手法等を探偵の会話に交え心憎い演出なのか、「俺もミステリーを読んできたぜ!」を主張したいのかしら?なんてな意地悪な読み方まで出来てしまう本作。
感想は、まず1読して「へ?」と拍子抜け。
正直、
「いや、無いでしょ!そのオチは!!!散々アガサクリスティーや有名作品、コアっぽい作品をひけらかしておいて!!」
と、思った。
が、数日後、納得のいかない自分はネットサーフィンでこれが大きな勘違いだという真相を知る事になる。
そう、まんまと騙されたのだ!
この「テレビサスペンス視聴の女王」の名を欲しいままにした自分が作家のトラップに見事にはまり、挙句このままだと「駄作」のレッテルをはるところだった。
この後、作家である北山さんが「物理の北山」としてミステリー界で名を馳せている人だと知る。
ただ、やはり日本人作家のミステリー小説を読みなれていないせいか、どうも文章が子供っぽいと感じてしまう。
個人的な好みの問題なのだが、山田 悠介さん著作「リアル鬼ごっこ」を読んだ時も設定は面白いのに文章になると「う〜む。。。」と思ってしまう。
名前が日本人なのに設定が洋風だったりするせいなのかなぁ。。。
ちなみに先日、母親から読み終わった小説を借りた。
そもそも小さい頃から海外作家の小説しか読んで来なかったのは母が海外物しか読まなかった影響でもある。
なので「何故日本小説を読まないか?」と聞いてみると、
「日本の小説で名前が日本人だと身近な知人を想像しちゃって読み進められない」
との返事。
ナルほどねぇ。。。
想像豊かと言うべきなのか想像力不足と言うべきなのか。
今回の作品をきっかけに著者の「城」シリーズを一通り読破した。
それを読む限り、あんまり周りにいそうにない名前を使用してるなぁ、なんて思ってみたり。
この作品は、犯人が分からなくて読みたい気持ちが逸り電車の中で読もうくらいに思っていたが帰宅早々引篭もりがちに読み終わった。
そこそこミステリーを読んでる人にも是非一読お勧めである。
他作品の紹介については随時アップ予定!。。。は未定。
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