ザ・ウォーカー |
2010-7-17 11:22 |
アレン・ヒューズ監督
後で知ったがこの監督、「フロム・ヘル」の監督だった。
なるほどぉ!
と、ちょっと知った被るが、こちらの作品映像も淡い茶色というか、内容的には重くて暗い感じだが、暗闇も冷たさよりも暖かい色で表現されていたように思う。
まぁ切り裂きジャックの時代のロンドンを舞台にしたサスペンス映画だが。
さて本題に戻りこの作品。
世界が崩壊した後の世界で、主人公が行く先もわからぬままただひたすら本をお届けに西に向う話。
ここ最近世界の終焉話が映画化されてたりする。
電気、ガス、水道というライフラインが機能しなくなり、食べ物すらままならない。
そんな世界で人はどうするか?!
はうぅううううッ。。。。
人が人を食べる状況にぃ!!!!
ゾンビでも無く人が生きるために人を。。。
と、言っても「弱肉強食によるサバイバルホラー!」
じゃないので、食べる人達もいればその他の動物で生き延びようとする人もいる。
勿論そんなグロテスクな映像描写はなく会話の中と食べた人に現れる症状なんてので表現されている。
ちなみにこの作品、人同士が食べあう事を強調した映画では無い。
そんな事実より信念とか権力の象徴とかそういう心の表現映画である。
たまたまこの映画の3日後、同じような世界崩壊後のストーリ映画を観たので、何となく共通する部分を強調してみた。
「ザ・ウォーカー」という邦題にはマーケティング力はあるが、
原題「The Book of Eli」の方が内容にしっくりくると思う。
そもそも何故歩くのかを描いたストーリーでは無く、あくまでも運んでいる本は何だったのか?!がテーマであり、ラストの皮肉な結末は原題あってこそだったのでは?!
なんて今更邦題にとやかく言ってもしょうがないか。
映像の色味は灰青み掛かったシーン、赤茶けたオレンジのようなシーン、どこを切り取っても一枚の写真のようで美しい。
のんびりした休日に一人で観る、そんな感じの映画と我思うのであった。
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