初盆の帰省〜到着、そしてやらかし〜 |
2010-9-30 22:04 |
どうやら無事に飛行機は目的地に着陸。
離陸がシステムトラブルの停電で遅れたため、空港から出る30分に1本の電車の時間が押している。
とりあえず兄に「時間押してますからぁ〜ッ!!」を伝え、出発時に機内預かりにされたシザーマンのベストアイテム「ハサミ」を引き取りに向う。
。。。久しぶりだなぁ。。。このターンテーブル。
何気に自分は荷物待て状態が大嫌いなので、海外旅行でも機内に持ち込めるサイズにパッキングするテクを持っている。
により、何年も預けた荷物を待てするなんて事はしていない。
なのに、よりによって自分達の荷物では無い、シザーマンのハサミ1個を待てする羽目に陥った。
しかもハサミなんて小さい荷物、他の皆様のスーツケースに挟まれたらひとたまりも無く見逃す。
それを懸念して
「見逃さないように気をつけるべし!見逃したらもう一周回ってくるのを待てしなきゃいけないから!」
と、兄に口を酸っぱくして伝える。
さて、噂のターンテーブル前に陣取る。
とりあえず自分はメガネもかけずにボンヤリしながら兄のハサミ釣り上げを待つ。
既にいくつかのスーツケースがクルクル回ってきた。
「まぁ、まだ来ないでしょう」
的に余裕をかましている兄。
ちょっぴり不安が過ぎったので、兄が手にしている番号札を見る。
どうやらその番号がついた何かしらの形でシザーマンハサミはやって来るらしい。
と、大きなバックに挟まれてこじんまりとした袋のような物が回ってきた。
「やや?!あれじゃないのかい?」
兄を見つめる。
「いやぁ。。。違うでしょう。。いやぁ。。。あれかなぁ。。。でも、他の人のだったら。。。」
と、さっきまでの余裕とは裏腹に急に臆病になった。
いや、いや、いやぁ!!!!!
もしも、あのこじんまり袋だった場合、取り逃してもう一周になり、押してる電車の時間をオーバーし、更に30分のタイムチャージが課されるんだぞ!!!
誰も取る気配の無いこじんまり袋はドンドンくねくね道を過ぎていく。
兄に番号を確認するも、既に目の前を通り過ぎ裸眼では全く見えない。
ここで自分、まさかの軽快なスタートダッシュ!!!
仕事帰りに空腹のまま飛行機に揺られ、くたびれた体に強烈な愛の鞭を自分で入れ、持っていた荷物を兄にぶん投げ、こじんまり袋目掛けて走った。
後もう30cmほどで二周目に突入すべく穴に吸い込まれそうなこじんまり袋を取り上げた。
ギロリッ!
大きな油性マジックで兄の番号が書かれたタグがプラプラ揺れる。
「ぬぅううううッ!!!お前ぇええええッ!!!!これじゃあないかぁああああッ!!!!」
戦利品を持ちノシノシ歩いて兄に近づく。
「お!でかした!」
まるで自分のやらかしを水に流したかのような涼しい顔で迎える兄。
でかしたじゃないっつうのぉ!!!
やっぱり、やっぱりここでもやらかしやがってぇえええ!!!
と、怒っている時間もなく電車が発車する時刻が迫る。
兄から自分の荷物を奪いとり残り3分のリミットを走り抜けた。
空港を抜け、長い階段を駆け上がったその先の電車の改札の電光掲示板に目をやる。
は、はぅううううううッ!!!!
。。。。間に合わなかった。
乗る予定だった時間の電車が掲示板にはいない。
「ま、しょうがないな、次ので。」
さっきの大やらかしをかき消したかのような涼しい顔の兄。
「お前も飲むか?」
と、スタスタ自販機に歩み寄る。
まぁ自分もそこそこいい大人だし、いつまでも足を引っ張られ続けている事に愚痴ってもしょうがないので、「とりあえずジュース奢ってもらうか」と、兄に近寄る。
「あ、やばい!諭吉しかいない。。。お前出せ」
えぇええええええ〜ッ!!!!!!
何なの?何なの?
足を引っ張られたやらかしを水に流そうと、奢られる気満々で歩み寄ったあげくにカツアゲかい?!!!
全ての気力を失い笑いが込み上げる。
「あぁ、やっぱり兄ちゃんは兄ちゃんだ!」
なんて思いながら2人分のジュースをお買い上げし、間に合わなかった電車を確認しようと持っていた時刻表を広げる。
ぬぉッ?!!
自分が一生懸命出発の前日から見ていた時刻表。
よくよく見てみると、予定していた出発時刻は空港からの出発ではなく、空港の次の大きな駅からの出発時刻。
。。。。ど、どうりでねぇ。
。。。空港から走って間に合ったはずなのに電車がいないからさぁ。。。
そもそも10分前には空港出てるんだものぉ!!!!
。。。この兄にしてこの妹あり!
そんな微笑ましい珍道中。
そして、こんなやらかしが実家に滞在中幾度となく繰り広げられるのであった。
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