追跡する数学者 |
2010-11-9 16:43 |
デイヴィッド・ベイジョー著者
デイヴィッド ベイジョー 新潮社 売り上げランキング: 315317
数学者である主人公が、失踪した元恋人から遺贈された蔵書を解析し、彼女を探索に行くと言うストーリー。
何気に本屋さんをぶらぶらしていて、背表紙に書かれた上記のような内容に釣られて衝動買いした本作品。
うほッ?!数学が絡まった失踪事件を謎解くミステリーだな!!!
なんて勝手に舞い上がって残念な羽目に陥った。
自分は、どうやら「蔵書」「数学者」というキーワードに弱いらしい。
いざ読み進めていくと、どうも想像していたような蔵書や稀覯本の類の話よりも桃色の大人の時間的な描写が多い。
かと言って官能小説でも無いようなのだが。。。
まぁ官能小説を読んだ事が無いのでわからないが。
辛抱強く稀覯本やミステリー部分を待っていたのだが、一向に現れる気配はなく、首を傾げながらも背表紙を改めてみると
「書誌学と数学を大胆に駆使し、濃密なエロティシズムで包みこんだペダンティックな改作」
と続いていた。
なんだよぉ?!「ペダンティック」ってぇ?!!!!
という心の叫びはともかく、「濃密なエロティシズム」とある。
はうぅッ。。。。納得ぅ。。。
どうも、「ミステリー展開ならこの次に殺人が?!」と思うような所で主人公はすぐに女性と営みはじめると思った。
なるほどぉ。。。
すっかり心を挫かれたので飛ばし読みを試みるも、興味を失ってしまった小説は頭に入る事もなく、久しぶりに途中挫折した。
。。。こればっかりはしょうがないよ。
他に読まれようとしている本が溜まっているんだもの。
そう自分に言い聞かせて本を閉じた。
結局、元恋人は見つかったのかしら。。。。
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