久しぶりのナンパ |
2010-11-22 20:39 |
街がクリスマスに向けて動き出している。
自分も毎年友人とクリスマスパーティーをしているが、昨年度は既に気に入ったケーキの予約が完売しており、涙で枕を濡らした。
そんな夜の事を昨日の事のように覚えているので、今年は早々とケーキカタログからケーキを選抜し予約会場へと足を運んだ。
今年のお気に入りも先着50名様なので、
「先月から予約開始しているので無理かも。。。」
と、半分諦め第二候補まで決めて向ったのだが、すんなりと第一希望の予約が取れた。
きゃッ!
今年も美味しいケーキが食べれる。
予約を済ませると、特に用事も無いが本屋に向った。
まぁ数日前もじっくり本屋で新刊をチェックしたからそんなに変わり映えしないのだが。
いつものビジネスコーナーに向う途中、ふと賑やかなコーナーが目に止まる。
ぬ?
キッズコーナーである。
クリスマス用の絵本や飛び出す絵本シリーズが沢山並んでいる。
ふむぅ。。。
ハトコのチビ達に何かあるかなぁ。。。
甘やかしは良くないので、よほど自分が気に入らないと買わないぞ!
なんて心に決めキッズコーナーに進む。
ウロウロとしばし徘徊。
クリスマスにちなんだストーリーの絵本はあるが、いまいちピンと来ない。
手前の飛び出す絵本コーナーに移動。
最近の絵本は凄いなぁ。。。
なんてピラピラ見本を見ていると
「ねぇ、何してるの?」
横から明るい声が響く。
「えっと、本を探してるの」
「え?どんな本?」
「こういう本かなぁ」
さっと飛び出す絵本を指差す。
「ふ〜ん。。。」
久しぶりのナンパ。
それもとっても小さな男の子。てへッ。
3歳前後のダッフルコート着たチビっ子が、母親の目を盗み興味津々に人間ウォッチングをしている。
真っ直ぐなキラキラした目で問いかけられ、特に探し物も無くブラブラしているだけの自分を「本を探している」なんて言葉でお茶を濁してしまった。
嘘ではないが本当でもない。
「何となくブラブラしてる」
という曖昧な事を言いたくない自分がいた。
これが大人のエゴなのだろうか。
その場さえ丸くおさまれば。。。
なんて深くは考えずにチビッコ目線まで落とし込んだ自分に酔い、そして物怖じせずに突き進んできたチビッコを微笑ましく見つめ返す。
「女の子がいるのぉ〜ッ?」
と根拠も無く聞かれ、
「そぉだよぉ〜ッ。(ハトコのチビ達だけど)」
なんて心の声を忍ばせ会話を続ける。
友人がずっとTwitterに浸かり込んでいるのを尻目に、
「電波に乗らない触れ合いもあるんだぞ!」
と、何故だか誇らしげに帰路についたのであった。
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