しまった!「失敗の心理」を科学する |
2010-12-20 18:10 |
ジョゼフ・T・ハリナン著者
ジョゼフ・T・ハリナン 講談社 売り上げランキング: 21320
目の錯覚や思い違い、そんな事は実は日常茶飯事に起こっている。
良く自分も思いこみで行動する事により勝手に傷ついていたりする。
後悔もそうだが、後々に「ありゃ?!」なんて気付く。
ここ数年、脳の判断力は実は曖昧だという事実も一般的に認知されてきており、人間が完璧であろうとする事は実に困難だとわかった。
そういう難しい事が本書に書いているのでは無いが、経験からの判断ミスや無意識に起こす間違った行動等を、コラム的な短い文章で解説しており大変読みやすい。
・「最初の答え」にこだわるな
・「決断」は以外と底が浅い
・太った人を食い物に
・バフェット最大の過ち
上記は沢山あるお題のほんの一部であり、そのお題で2〜3ページ書かれているのだが、
「あぁ、なんか分かる気が。。。」
と、自分にも思い当たる節がいくつか出てくる。
トリックアートやマジックを見て「おぉ!」と騙されるように、人にとって思い込みは切っても切れないものってとこだろうか。
良くも悪くも失敗は誰しもが起こす事で、どんなに慎重に生きていても必ずどこかで失敗しているだろう。
本書のように「ありゃ、失敗!」と思える程度で済む事であれば笑って済ませるが、人を巻き込み、自分の首を絞めるような失敗だけは避けたいものだ。
心理学的なものに少しでも興味があれば、ちょっとした息抜きにお勧めの一冊である。
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