心の痛い話 |
2011-2-16 21:33 |
先日、レディーさんと2人で某所の某バーに足を運んだ。
大人気と言うバーだけあって、なかなか予約が取れなかったのだが、相方レディーさんのお手柄で三連休初日の金曜日と言う素敵な時間に予約が取れた!
その日を指折り数え心待ちにし眠れぬ夜を過ごした。
そして当日!
まさかの全国的な大雪到来!!!
はうぅううううッ!!!!
そうなの?そうなの?
夕方から明け方未明まで都内も大雪なの?!!!
しかしようやく取れた予約。
そもそもそんな天気予報を耳にしたところで
「キャンセル」
なんて言葉は微塵も浮かばなかった。
結果、雪がナナメに降るなか、バーに参戦してきたのだ。
そのバーについて書き散らかすよりも、久しぶりにあったレディーさんとの会話を認めたいと思う。
他愛の無い会話を弾ませながら、レディーさんが10月に取得した資格試験の事に話が及んだ。
自分は1月の試験だったが、いち早く資格ゲッターになった彼女に詳細を聞くと、救急看護?だか何だかそんな緊急の時の応急処置の仕方を学んで実践出来る資格らしい。
ほほぉッ。。。
そんな資格もあるのね。
そもそもレディーさんが何故その資格を取得しようと思ったのかは聞いてないが、そこからここ最近レディーさんに起こった非情な話しが浮上した。
もともとそのレディーさんは直感が良く、何かしらの予感が的中する事が多いらしい。
で、その日も会社のお使いでプラプラといつもの街中を歩いていて、ふといつも曲がらない角で
「。。。ここ曲がろう」
と思ったらしく、全く関係の無い門を曲がった。
すると、数メートル先にオジサンが倒れている!
「あ!」
と思うと同時に、その横を沢山の人が通り過ぎて行くのを目の当たりにする。
急いで駆け寄ると、息はあるが口は開きヨダレが出ている。
一目で酔っ払いが眠っているのとは違い、緊急事態が確認された。
「大丈夫ですか?聞こえますか?」
レディーさんは声をかける。
むやみに体を動かしたりするのは危険だと察し、直ぐに救急車へ連絡。
その頃になるとようやくワラワラと人が集まりだし周りを囲んだ。
と、周辺の銀行員らしき男性が
「何やってるんだ!早く救急車を!」
と、雄たけびを上げた。
。。。。もう救急車呼んでますケド。。。。てか、お前誰だよ?!!
と、その前に自分が駆けつけるまで誰一人として立ち止まろうとしなかった現実にウンザリしていたレディーさんは八つ当たり気味に男性を見た。
そんな話を聞いて、丁度自分が今読んでいる本の内容に当てはまる事を思い出し、口を挟む。
「今読んでる本にも書いてあったんだけど、実際にアメリカで起こった殺人事件で、被害者が殺されてしまうまでにその周辺のアパートの何人もの人が叫び声や助けを呼ぶ声を聞いたんだけど、全員が
『誰かが助けを呼んだはず』
『誰かが助けるはず』
と言う風に思って、結局誰も助けを呼ばなくて被害者は殺されてしまった。
もし、最初の声で警察を呼んでいたら被害者は助かっていただろうって。」
これは殺人に限らずどんな緊急事態でも起こりえる話だと思うが、最初の一歩を踏み出そうとする人がなかなかいないという現実がある。
で、その本によると、
「自分が緊急事態(突然の病気や事故等)になった時は、行き交う人の誰でもいいから一人を指差して
『あなた、救急車を呼んでください』
と、任命する事によりその人は無意識の使命感を持って対応してくれる」
らしい。
と、レディーさんに話すと
「緊急事態の時にそのこと思い出せないよねぇ!!」
で、一笑されてしまった。
。。。まぁ現実はそうだったりもするんだけどね。
見て見ぬ振り、我関せず!というのは、我々が社会で共存している限り避けたい感情だなぁと思うのであった。
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