我が故郷ニュージーランドがぁああッ!!! |
2011-2-22 21:06 |
つい先程、テスト結果に舞い上がっていた自分に一報が入る。
悦に浸りきり試験勉強を励ましてくれた友人に酔いどれメールなんてしていると、
「それより、ニュージーランドでお世話になった人達大丈夫なの?」
と、横槍が入る。
ぬ?
なんじゃら?
「クライストチャージでM6.3の地震があったとお昼のニュースで。。。」
友人からのメールを読み終わらぬ内にパニックが起こる。
え?地震?クライストチャージ?!!
うぉおおおおおッ!!!
自分が最もお世話になったファミリーの居住圏だ!!
とはいえ、ここ数年連絡を取っていなかった。。。
現地を離れた時はメールのやり取りなんてのもしていたが、心には有りながらすっかり音信不通気味になり、こちらからメールした時には既にアカウントは削除されていた。
が、連絡先は知っている。
ニュージーランドに返り咲いた暁には、真っ先に乗り込むべく家までの道も覚えている。
とりあえず2つ前の携帯を取り出す。
そこに電話番号を残しているのだ。
当然充電は切れているので古い充電器を取り出し充電しながら携帯に再び灯りを灯す。
表示された電話番号を見ながら固定電話で国際電話をダイヤル。
。。。。
「こちらはKDDIです。国際電話のかけ方が変わりました。。。」
はうっ?!!
何?何なの?電話のかけ方って変わるもんなの?!!!
耳をすます。
ニュー電話のかけ方を紙にメモり再び挑戦ッ!
。。。
「お客様のお掛けに。。。」
はうぅッツ!!!
まさか引越しとか?!!
緊張が走った次の瞬間!
「お客様のお掛けになった番号は正しくありません、0を外してからお掛け直し下さい」
うぇえええッ。。。。ニュー手順に適合出来ずモタついた。
気を取り直してかけ直す。
プー。。。プー。。。
「Hello.」
うきゃぁあああああッ!!!!!
繋がったぁあああッ!!!
それも10年?経っても忘れないNoelの声だぁあああッ!!!!
まだ「旅行ニュージー」カテゴリーに冒険記を書き散らかしていないのだが、
自分がワーキングホリデーで転々と遊牧民をしていた際のホストの一家族、それがNoelである。
彼にはアコースティックギターを教えてもらい、旅立つ時はギターの教本までプレゼントしてくれた。
と、まぁその話はまたいつかにして、とりあえず心配して勢いのまま電話をかけた自分は、
「Noel?Erikoです。覚えてる?」
気安く呼びながら自己紹介すると言う不思議な第一声を発した。
ここで重要なポイントをお伝えするが、ニュージー時刻は真夜中0時を回ったところ。彼等の生活習慣は、一緒に暮らした数ヶ月により自分の体にも刻み込まれているので、決して素敵な夜更かし時間ではない事は承知の上だ。
しかし、日本時間の今コンタクトしなければタイミングを逃し、明日一日中モンモンと心配する事になる。
そう思って非常識な時間を承知の上で連絡したのだ。
そんな事情にもかかわらず2Callで電話に出たNoel。
そして自分の事を覚えていてくれた。
Noelを初め、Valloryママ、Ruth娘、家族皆大丈夫だと教えてくれた。
彼等の家にはコーギーに思えないJudyや猫のMaggi,Oscar,Tom、食用の羊達が沢山いるのだが、皆大丈夫なんだろう。
細かい話をするよりも、まずは無事を確認出来た事に安心の涙が出てきた。
多分、久しぶりに変わらないNoelの声を聞いた事にも心が一杯になったと思う。
話したい事も聞きたい事も沢山あったが、とにかく皆の無事を確認し、
「これからは手紙も書くし、たまには電話する!」
熱い思いを伝えながら電話を切った。
本当はもっとプライベートな話もしたのだが、まぁ今回はブログで書き散らかす程の事でもないし。
で、地震情報→10年振りの電話を終えたのだが、いまだに自分は地震ニュースを見ていない。
テレビをつけるもどこの局も通常番組。
むむむぅ。。。これは。。。
ケーブルテレビに切り替え、CNNニュースをONッ!
出た!
緊急特番にプログラムを変更し、クライストチャーチのニュースを引っ切り無しに報道している。
あぁ。。。。。。
大聖堂が。。。。道路が盛り上がっている。。。
街中が大被害に。。。
Noelも自分達は大丈夫だけど、大聖堂も壊れたしVery Badだと言っていた。
怪我人も多数。。。
微力ながら、自分もお世話になった場所へ救援したいと思う。
今年、ニュージーランドに行くべくスケジュール出来ればなぁ。。。 この後、実家の母親からも
「お世話になった方々は大丈夫なの?」
との安否を心配するメールが届いた。
「あの人や、あの家族や、あの犬は?」
矢継ぎ早に心配する母。
か、母ちゃんn。。。
とりあえず今回はクライストチャーチという街中が大惨事に見舞われているが、
その近辺で自分がお世話になった家族は一家族なので彼らの安否は確認出来たと伝える。
母も間接ながら関わった人々。
こんな状況だが、人の繋がりって不思議で温かいなぁと感じるのであった。 |
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