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ウォールストリート
オリバー・ストーン監督

むむぅ。。。
唸り声を上げてしまう程良い映画だった。

流石、オリバー!
社会派ヒューマンの巨匠ッ!

一人、知った風な口をききながら悦に酔う。

今回も前回に続いて一人映画鑑賞会。
おや?友を無くしたかい?
。。。違うもん!違うもんッ!!!!

そもそも本作品は、ウォール街という資本の闇に包まれた金融物語が背景にある。
「映画は娯楽です!」
なんて陽気な心持ちの人を誘うには気が引ける。

どちらかと言うと、金融マンや渋いオジサマ、数字が得意なサラリーマンが一人で劇場に足を運ぶと言う男性向きという勝手なイメージがあった事もあり、自分も一人で足を運んだ。
何でも格好から入る性質は自分の宝物である。

さて、金融物語と書き散らかしてみたものの、全編通してマネーが飛び交う金融話!って感じのものではない。
ウォール街というモンスタープレイスで一旗揚げよう!
なんてな心意気を持った若者と、住み慣れたウォール街に裏切られ、経済犯罪の刑期を終えたカリスマ投資家、そして心意気若者の恋人であり、カリスマ投資家の娘のすれ違った親子関係も描かれた話である。

証券場や、市場株の売買シーンなんかで金融用語は飛び交う事もあるが、基本的に金融以外のビジネスマンが見ても楽しめるストーリーである。
というより、ド派手なアクションシーンがある訳でも無く、始終落ち着いた大人な作品だ。
これこそがオリバーの手腕、醍醐味ではないかと思う。

さて、開始早々自分の目には不覚にも涙が潤んだ。
多分、本作品で涙した人はいないと思われる。
ヒューマンと言えども感動作では無いからだ。

どちらかと言うと、
「社会の中で何を考え何を赦し、何を認めて生きていくのか?」
的な感慨深い作品だと思っている。

そんな作品で何に共鳴したのか?
自分でも良くわからないのだが、自分が信じてきたモノを時代の流れとともに変化せざるを得ない状況、それがいつも正しい道ではなく不本意な幕引き、そんな感情に触れたところに涙したのかも知れない。

喪失感。。。とでも言うのだろうか。
ただし喪失は絶望とは全く違うので、そこからまた次の一歩へと進む希望を持つ、
そんな気持ちは、年を重ねるごとに難しい事になっていくのかも知れない。

なんてな放心状態に出だしから襲われていたので、中盤に差し掛かるまで現実社会と映画の世界をシンクロさせて観ていた。

本作は、青年のサクセスストーリーでも無いしドキュメンタリーでも無いのだが、何か物思いにふけるのに一人で鑑賞するには持って来いの映画だと思う。

観終わった後、何だか大人なダンディーさんの話を聞きたくなった。
そして自分は大人な時間を過ごす場所を持っていない事に気付く。
むむむぅ。。。探索開始ッ!!
既に上げていた重い腰をトンッ!と押し出してくれる1本の映画であった。
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