簾装着ッ! |
2011-6-24 07:33 |
先日、我が家の窓に簾(スダレ)をつけてみた。
今夏の節電対策のためと、前からジメジメと蒸し風呂になる我が家が気になっていたので一念発起!
近所のスーパーにて約300円のお手軽簾と2000円の竹簾。
二つを持ち上げる。
惑うことなく300円の簾をお買い上げした。
当然、色合いは2000円の方が格段上なのだが、如何せん重い。。。
重いという事は吊り下げる時も相当苦労するな!
と踏んだのしかり、自宅まで持って帰るのが辛い、そして何よりお値段が決めてとなった結果だ。
早速帰って装着。
300円の品だけあって?フックなんてものも無いので窓を全開にし、網戸を閉め簾を抱え窓枠にピンで留め始める。
フゥ、フゥ。。。
片手で簾を押さえながらの、もう一方の手でピンを刺す。
コロンコロン。。。
はうぅッ。。。
頑丈な窓枠に拒絶されるようにピンが転がる。
気を取り直し、ココぞ!と思う場所にピンを刺す!!!
コロンコロン。。。
ううむぅ。。。。
刺す!コロンコロン。。。刺す!コロンコロン。。。
そんな悪戦苦闘は物の数分で両手にダメージを与える。
「ガムテープで貼り付けるぞ!こんちくしょうッ!」
と、レディさんらしからぬ思いが湧いたが、一時の気の迷いによる日々の暮らしの見た目の悪さは否めない。
腕を軽くブンブンして再度窓枠との戦いに挑む!
そうこう15分、つまり5Rの激闘の末、無事に簾装着劇場が幕を閉じた。
この熱い決戦のお陰で、頗る心地よい風が部屋に迷い込む。
「湿気の多いジメジメした日本に生きてきた昔の人の工夫って素敵!」
装着したばかりの簾に向かい腕を組み仁王立ちで満足感に浸る。
装着した翌日。
仕事から帰り、風の抜ける部屋に足を踏み入れる。
灯りをつけない部屋から簾越しに外の景色が良く見える。
ふ〜む。。。
てか、丸見えかいッ!!!
さすが300円の簾。
網戸はあるものの外が丸見え。
つまり外からも我が家は丸見えだろう。
ここで考える。
電気をつけるべきか、つけざるべきか?!
シェイクスピア並の悶絶を数秒窘めてから電気は却下することに決める。
暗い→明るいところの方が良く見えるので、暗い→暗いで対決することにした。
節電にもなるしね!
とりあえずパソコンを点ける。
暗がりに浮かび上がるパソコンのぼんやり光。
「そんな暗いところでパソコンしたり本読んだりしたら目が悪くなるよ!」
と、思うかも知れないが、以前見たテレビで、
「暗いところで本を読んでも目は悪くならない!」
との結論が、医学的だか科学的だかで証明されていると知った。
その知識があったので、暗がりでパソコンやテレビを見る事に正当性を持っている。
ただ、暗がりの中で生活する事には全く害が無い訳ではなく、
「目は悪くならないケド、目は疲れる」と言うオチもあるが。
という事で、簾装着から数日。
映画館の中で生活しているような暮らしが始まっているのであった。
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