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殺人鬼-覚醒編-
綾辻行著者人さん
殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-08-25)
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今年、著者の「館シリーズ」をたまたま手に取り、読者の裏を書く驚きの謎解きにすっかり夢中になり一気に読破した。

しかし、シリーズも「暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)」から「びっくり館の殺人 (講談社文庫)」になると、SFタッチと言うか一応ミステリーなんだけど、それまでのドンデン返しと違って何だか残念な気分になっていた。

「館シリーズ」以外にも著者の作品はあるのだが、何となく手を出していない。
そんな中で久しぶりに書店の平積みで見かけた本書。
裏面の内容紹介で「読者を待ち受けている罠」と言う文字に惹かれお買い上げしてみた。

内容は、とあるサークルの仲間達がオフ会で登山をする事から始まる。
中学生から大人の男女達を待ち受ける惨劇!
相変わらず偶然なり必然なりの半隔離状況から次々と繰り返される殺戮。
犯人は一体?!!

ちょっと広告っぽく書いてみたが、主要登場人物が紹介され、次々に何者かによって殺されていき、その犯人探しを読者に委ねる。
なんてなミステリー小説かと思いきや、今まで読んだ著者の本と違い、登場人物達の殺され方が半端なくエグイ。。。
殺人ではなく殺戮と言うのが正しい。

昔、スティーブン・キングやクライブ・パーカー等の似たようなホラー?スプラッター?小説を読んだ事があるが、彼等の作品は人間のエグイ部分を表面化させたおぞましい表現がなされ頗る気持ち悪い。

当時、平行してシェイクスピアも読んでおり、人間の本当の姿なるものを探求していたように思う。
20歳前後によくある社会と自分の内面、将来を見つめる悩める時期のことだ。
善と悪の「狭間」って。。。
無知の癖に随分背伸びした難題に取り組んだものだ。

?!話がすっかり反れてしまったが、そんな迷える子羊時代から成熟途中の今、またスプラッターに出会うとは。。。

正直、世の中の粋も甘いもほろ苦さも甘噛みしてきている今、本作のような殺戮スプラッターはお断りである。
読み人によっては嫌悪感すら感じるだろう。
前述したキングやパーカーの場合は人間の深層心理に潜む的なものを読み取れたが、本作は現代を表しているのだろうか、無機質の不快感しか残らなかった。
一応の犯人探しを試みてみたものの、結論は腑に落ちないものだった。

著者はかねてから謎解きミステリーの法則は絶対に遵守している。
簡単に言えば
「解決するにあたり、読者の知らない情報から結論を出してはいけない」
と言う事で、著者の作品は「あぁ、そう言えば!」的な伏線が沢山あり、それを言葉巧みに惑わすところが醍醐味だった。
ネタばれにならないように感想を述べると、
「マンネリが。。。。」
垣間見えている気がする。

とりあえずお勧めはしないが、著者はSFミステリー作家なのかなぁと首を捻る一作であった。
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