2008-11-23 19:05
とある金曜日の夕食後。
マギー、アラン、ジェットと私でお出かけする事になった。
どうやらパーティーがあるらしく一家で参戦するのだが、お誘いを受けた事もあり、便乗してみた。
家の外で待っているとクラクションを鳴らしながらアランがやって来た。
ん?んん?!日本製のアルト?!
しかも型番は相当古そうで、日本だと廃車宣告をされかねない程の中古車。
アランは身長が190センチ近くあり、ひょろりと背高のっぽさんなので、軽自動車のアルトにこじんまりとおさまっている。
その後部座席にジェットと私、助手席にはマギーが乗り込むと、コメディー映画のように骨部を残してバラバラと崩れんばかり。
でも、その味わいの良さが何となく物を大切にしてる感じで良いなとほのぼの。
そんなこんなでパーティー会場に到着!
会場は大きめのホールで音楽がガンガンかかっている。
飲み物は都度払いでお買い上げ。
しかし、貧乏スチューデントとしてはエールを買おうかどうしようかモタモタしていた。
すると、バーテンのようにアランが飲み物を器用に踊りながら運んで来る。
イメージ的にはフルモンティーのようなおどけた感じ。
そして、「いつも良く手伝ってくれるから」と、1杯のエールをおごってくれた。
これは本当に嬉しかった。
ロンドンでは同僚や部下の間でもおごりと言うのは少ない。
自分の飲み物は自分で。が、基本。
もちろん綺麗なお姉さんに「あちらのお客様から」という下心満載のおごりはあるのだろうケド。
しばらくソファーに座って飲んでると、「踊りましょう!」とマギーの一声に全員でフロアー中央に踊りに出かける。
マギー、アランは仲良く楽しそうに踊っている。
ジェットも負けずにバタバタとダンス。
と、言う事で私もうひゃひゃ、うひゃひゃと盛り上がってると、隣にいたちょっと小さいメタボ気味のオジサンと何だか意気があってしまい、二人でヒップブッシュしながらしばしダンスに夢中。
オジサンが「もう参った!」と握手を求めてきたので、何か熱いものをこみ上げつつもよくわからない勝利者気分を味わった。
気付くと、アランもマギーもジェットもソファーに戻っていた。
「ナイスガイと知り合ったの?」
とマギーにからかわれたが、楽しい夜を過ごせたと感想だけにとどめる。
やはり音楽ガンガンの場所で遊ぶのは、とても楽しいと思いながら会場を後にした。
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