松尾里央さん 著者
この本は、映画の大まかな収益構造を有名な作品を題材にして書いてあり、親近感を持ちつつ計算式等の数字もサラリと入ってくるので、娯楽的に読みやすい本である。
松尾 里央
TAC出版
売り上げランキング: 885
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もう少しリアルな数字を出してほしかった。
なるほど、コンテンツ業界ではこうやって儲けるのか
映画だけではなく、宇多田ヒカルやGacktを例にしたアーティストの収益、ハリーポッターの出版、ホットペッパーなどのフリーペーパーの広告収入について書かれている。
あくまでも読みやすい本として書かれているので、経済学やビジネスの参考書にはならないが、雑学的な知識や日常生活の街中でふと物事の仕組みについて考えるキッカケとしては面白いかも知れない。
ちなみに、この本を読んでギネス級の赤字を出したと言われる1963年公開の「クレオパトラ」という映画を観たくなった。
最近、心躍る映画を観ていないのでちょっとした好奇心でもあるが。
ちなみに映画は、オーシャンズ13、ジブリ映画、猿の惑星、ファイナルファンタジーを取り上げている。