2009-4-18 17:20
ブランチに餃子の王将に出没。
平日、土日問わず満員御礼の王将。
カウンター席に座り、餃子定食と瓶ビールを注文。
昼間から嗜むビールは贅沢の極み、至福の時である。
グビグビと手酌しながらビジネス雑誌に目を通す。
隣のお兄さんが生ビールを追加、後から入店したお客さんが半炒飯とラーメンを注文、すかさず生ビールのお兄さんがタンメンを追加。
お?餃子屋にて餃子注文しない人もいるんだ。
豊富なメニューもやはり美味しいんだろうなぁ。
なんて、たまたま耳にした注文に一喜一憂。
いよいよ待ちに待った餃子登場!と、共に食事を堪能し始める。
ひとかじりしながら本日の客層チェックをしてみると、テーブル席は若いカップルで埋まっている。
良く見る王将風景では、家族連れか地元の飲み仲間なんかでテーブルが占領されているのだが。
餃子食前にビールで潤っていたせいか、
「焼肉デートなんて昭和の都市伝説だよなぁ。平成の本命デートは餃子でしょう!」
なんてな事を思い始めた。
そもそも焼肉は、付き合い始めに彼女にいい所を見せたい男性陣がちょっと背伸びして彼女をお持て成し!なんて事が出来る食事コースである。
王将(餃子)にいたっては、どんなに彼女にいい所を見せようと注文したって910円が最高値だ。
餃子コースなんてどんな店でも見た事がない。
と言う事は、気取らずに地域密着で入れる王将(餃子屋)こそが本物のカップルだ!なんてビールをグビリ。
ひとしきり都市伝説の勝手な決めつけを考えてから、何故こんなに王将餃子を欲して止まないのかの議題に移る。
餃子を食べる!と言えば、近所の王将意外に池袋にもお気に入りの餃子楼がある。
しかし餃子楼を毎日食べたいか?いや、別に。
じゃあ王将餃子は?毎日食べても飽き足らないねぇ。
朝食にトースト、またはご飯に納豆を食べるのと同じ感覚で餃子にご飯!
いけるねぇ。
餃子楼と王将のこの差はなんだい?
ビールも残り半ばを過ぎると、かなりどうでもいい自分事を深く追求し始める。
すぐさまピン!と来た。
ようは味付けの問題である。
餃子楼で食べる味噌餃子は、タネにしっかり味付けがしてあるため自分の舌感で言うところの濃い味である。
一方、王将はタネに王将味が付いているものの、うっすらと何の邪魔もしない薄味だ。
これだな。つまり餃子のタレは自分の好みで作れる。
餃子を頬張りながら、いつもより大盛りのご飯(多分新人アルバイト君が男女問わずガッツリ盛り上げたご飯)を残らず平らげ悦に入る。
とりあえずここ5年程足しげく王将に通っているが、真昼間にカウンターで一人大瓶ビールを手酌しながら餃子を頬張るレディーさんを他に見かけた事は無い。
そんな事すら凌駕してしまう程、餃子の王将が好きだ。
そして最後の一口で、将来、布団の上で命をまっとうする事が出来るのであれば、「最後の晩餐は餃子の王将だな」
呟いて本日の王将は終わった。
|