友人宅にご両親から蟹が送られてきた。
そのお零れを頂戴するべくお腹を空かせてイソイソと友人宅へ出かけ、紹介された蟹の大きさにまず怯んだ。

いつもにも増してボヤけている。
友人も自分も蟹の大きさにビビリ、実は近づくのも怖いところを写真撮影に挑み、友人はハッポウシチロールを持ち上げ映りやすいように協力してくれ、そこを焦って撮影したための結果である。
「もう一度取り直したい!」なんて要望を出す勇気もなく、後でもう1回撮影しようと思ってたところをすっかり忘れてしまったのでこの写真がトップに踊り出る事になった。
ちなみに、自分は乱視が入っているため普段の少し遠い所はこんな感じでぼやけて見えている。
さて、ご両親の気持ちはとても嬉しいが、1人1杯とは何て贅沢な蟹道楽!
しかも旅行先から新鮮な蟹が送られているのだ。
送ってくれたご両親と海の恵みに感謝しつつも、一体どうやって料理するのかと友人に詰め寄る。
ピラリ。
得意気に友人が取り出したのは「How to 蟹サバキ」の写真付き説明書である。
うほぉッ。。。良かった。
こういうのが無いと足をもいで何の下ごしらえもせずに鍋に突っ込むところだ。
茹で蟹なのでそのままでも食べれるのだが、やはりここは蟹鍋に!
浮き足立って二人でスーパーへと足を運ぶ。
むむぅ。。。鍋と言っても何味に?
水炊きのようにだし汁で茹でてポン酢で?
石狩鍋のように味噌仕立てで?
うろうろとダシコーナーに行くと数種類の粉末のダシが売っている。
パック状になっているのでダシが取れたらそのままポイ!的なものから、溶ける粉末、数種類のダシがミックスされたもの、今や鰹節を削ってガーゼ?に包んでダシを取る時代でも無いんだろうなぁ。便利な世の中だ。
ある程度目星をつけてカゴに投げ込み歩いていると、友人の声が一気に高ぶる!
「ねぇ、あれじゃない?」
呼ばれて「あれ」が置いてある棚に出向くと、なんと鍋の素シリーズ!!
おぉッ?!!
なんて便利な!
寄せ鍋からトマト鍋、カレー鍋なんてのもある。
その中で友人が指指したもの、それはまさに
「カニ鍋の素!」
あるんだねぇ、あるんだねぇ!!!
先程見繕ったダシ達を元の位置に戻しカニ鍋の素と白菜、ネギ、エノキをお買い上げして家路に着いた。
さて、いよいよカニの身支度である。
説明書をシンクの目の前に貼り友人がテキパキとさばき始める。
以前友人のリクエストで誕生日にプレゼントしたキッチンバサミが大活躍!
説明書には「包丁で」と記載されているが、安全第一!ハサミでバシバシカットしていく。
何やらカニには「ガニ」と言う食べられない部分があるらしく、とりあえずそこの部分だけに気を付けてバシバシと切り取る。
友人の母様から
「甲羅の部分の中身を取って雑炊にすると良い!」
とアドバイスを受けていたので、サバキ終わった甲羅から身をかきだす。
少しも無駄にしたくないので一生懸命に残さず身を剥ぎ取るも、慣れない手付きでモタモタ。
友人はサクサクと蟹を解体し2杯目に向かう。
モタモタながらに一生懸命作業すると山のような蟹の身が取れあがった!
もうそれだけでも贅沢なのに、足が一人8本づつ!
あるかね?こんな贅沢があるかね?!!!
指先はふやけてシワシワになったものの、その先にある美食の前ではなんてこと無いのだ。
細い足は中身が出せそうにも無いのでダシ専用とする事にし、土鍋に鍋の素を入れ足を下に沈ませる。
続いて野菜を入れ蓋をしてグツグツ。
蟹は既にボイル済みなので食べる直前に温める感じにしてみた。
じゃ〜んッ!!!!

きゃああああッ!!!!
溢れんばかりの蟹ぃッ!!!!!
少し取分けても

うひょいッ!!!!
さらに

蟹祭りぃッ!!!
美味しく、美味しく頂いた先にはぁ。。。

どどぉ〜んッ!!!!
蟹ミソたっぷりの蟹ミソ雑炊ッ!!!!

もちろん、一生懸命取り出した甲羅の身も山盛り!
無茶苦茶贅沢な蟹ディナーをペロリし、食べ終わる頃にはお腹いっぱいで無理矢理詰め込む状態。
むふぅッ。。。夢のような一時!
とは言いながらも、ちゃっかり別腹でデザートもペロしたのであった。

コージーコーナーのプリンフルーツケーキ