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スタンプラリー 〜韓国編 マイナスの世界から その2〜

電車に乗り込むと、液晶パネルからCMが流れている。

当然、全て韓国語&韓国文字なのでさっぱりわからないが、何やら化粧品のCM。
どこの国のCMを見ても思うのだが、言葉や文字がわからなくても何のCMかわかるのは、業界統一のイメージがあるのだろう。
いや、むしろ人間心理を分析した結果、この商品にはこの色、この雰囲気、というのが自ずと決まっていると言うことだな。

電車内で気になったのが、携帯電話。
韓国では、電車内でも携帯電話で通話しても良いらしく、あちこちから話声が聞こえる。日本だったら注意から喧嘩になったりするのに。。。
以前、山手線の車内でアジア系のおばちゃんが、かかってきた携帯に出て大声で話始めたところ、目の前に立っていた紳士?が、おばちゃんの肩を叩き、後ろに張ってあった「携帯禁止」のマークを指して注意していた。
ふと、海外旅行雑誌の日本版には、「その国の注意事項」に「電車内では携帯を使用しないこと」とか書いてあるのだろうか?と、気になった。
それぞれの国にそれぞれのマナーがあるものだ。

30分程で金浦空港に到着。
そこからは、ナンバリング・色分けされた電車を乗り継いでホテルに向う。
今回、友人がホテルまでの行き方をメモメモしてくれており、「5番電車で6番電車に乗り継いで6番出口」を合言葉に乗り場に向う。
乗り場は見つけやすいのだが、今度はどっちの方面に乗れば良いのかわからない。
もちろん、「何方面はこちら、何方面はこちら」と、大きく書いているのだが、如何せんその方面がわからない。

これは最終日まで苦労するのだが、基本的にハングル文字と漢字で書いてあるのだが、路線図からその漢字の駅名を探せない。
1人が路線図を見て、1人が方面の表示を見て、と、2人協力はすれども、見た漢字が何と読むのかわからない。
結局2人で地図を見て。。。
あぁ。。。言葉の壁ってこんなにも厚い。。。

空港から乗り換え予定の駅まで約1時間ほど電車に揺られる。
20個前後の駅を通過していく中で、ここにきて友人がナイスな閃きを炸裂させる!
時折、停車駅前で軍歌のようなマーチのような何かしらの音楽が鳴っていたのだが、友人曰く「この音楽ってもしかしたら、乗り継ぎのある駅になるとかかるのでは?」
おぉおおおおっ?!
私とした事が、全くの無防備でここ数十分間電車に揺られてしまった?!
いや、無防備というよりも、むしろいつもの海外渡航より何かしら緊張していた。
日韓の歴史と、昔ロンドンで学校の先生に気を使われた事が脳裏に過っていたからでもある。

それはともかく、ナイスな友人の閃きを参考に、路線図を見ながら耳を澄ます。
おぉ?!!
やはり、乗り換え線がある駅の到着前に音楽がチャラリラかかり、何番線と何番線の乗り換えとアナウンスが入る。
大手柄である。
これを頼りに、読みづらい駅の標識と路線図と音で自分達の場所を把握する。
そして、迷うことなく目的の駅に着いたのであった。

欲望の彼方

排出権。京都議定書の日本の目標数値に何やら暗雲。

最初から無理な条件だと噂される京都議定書。
発展途上国は、「先進国のせいだから自分達が何とかしなさい」と、参加しない。
「これから途上国が発展していく過程で、環境汚染が囁かれるのに参加しないなら、うちもしない!」と、アメリカ離脱。

そもそも温室効果ガスの削減が、地球温暖化の歯止めになるのか?!
という懐疑論まである。
何が正しい、何が正しくない、という事を簡単には判断は出来ない。

環境問題を考える時、最終的に人間の欲望について考え始める。
豊かさの価値観は、国や人種によって違うだろう。
「欲望を規制して、最低限の生活を!」
と言ったところで、携帯が使えなくなるのを猛反対する人もいれば、部屋の中で暖房の無い生活を最低限以下だと言う人もいるだろう。
誰だって豊かでありたいのだ。
一度知ってしまった豊かさや便利さを、無条件に手放すのは中々難しい。
そこには無意識な損得勘定が発生するのかも知れない。

なんて事を電車の中で新聞を読みながら考えていたのだが、飛躍して、昔呼んだ「死のロングウォーク/スティーブン・キング」を思い出した。

この話は、少年100人がひたすら歩き続けるという話なのだが、ただ歩くのではなく、最後の一人になるまで歩き続けるというストーリーである。
一定速度で歩かなければ警告があり、3回の警告まではいいが、4回目はアウト。
そんなルールでウォーキング大会は開かれる。
脱落者はどうなるか?待っているのは死である。

人が極限になって行く状態を、作者は見事に書き上げている。
この本を読んだ時は衝撃的だった。
人は、極限に追い込まれたときに他人の事を考えられるか?
いや、考え続けられるのか?
永遠に終わらない極限に直面した時、人は人であり続けられるのか?

結構、心にドシンと重い物を感じるが、どんより考え事でもしたい時にはお勧めである。

環境問題からどんより心になったので、そろそろ仕事を終えよう。
ザ・帰路!

スタンプラリー 〜韓国編 マイナスの世界から その1〜

何気にスタンプラリーロンドン編が終わっていないのだが、最新韓国旅行記を忘れないうちに書き散らかす事を決意。

12月31日。
世の中は年の瀬で右往左往してたやら、してないやらな日。
私+友人で成田空港に参上。
年末年始で大賑わいの成田空港!!
では無く、閑散としている。
むしろ私達の乗る大韓航空の客しかいないのでは?!と思えるくらいの人手。

早速チェックインを済ませ待機。
と言っても、そんなに時間がある訳でもなく、毎回手荷物を預けない私達にとって、やや荷物が重く感じ始める事もあり、コンビニでおにぎりを買って出国手続きを済ませる。
予断だが、かつて私がニュージーランドに飛び立つ時、見送りに来てくれた友人に、一度やって見たかった「背を向けて下りエスカレーターに乗り親指を立てながら降りていく」を実行したエスカレーターに、今まさに!その友人と乗っている。時の経つのは早いものだ。

さて、日本から韓国は1時間40分前後?くらいで仁川国際空港に到着。
短時間飛行ながら機内食もバッチリ出た。
辛い鶏肉とご飯、量多めのタクアンにパイナップル。
タクアン多すぎ?!と、最初は思うのだが、いやいやいや、抜群の量である。
何故なら、流石韓国機内食!
鶏肉が辛いのだ。
激辛っ!とまでは言わないが、心地よいピリ辛に、ご飯とタクアンで優しく口の中を癒したくなる。

さて、仁川国際空港に到着したものの、私達は旅行とは言えどもツアー旅行ではなく、往復チケットとホテルを確保したのみ。
つまりホテルまでは自力で歩を進めなければならない。
で、まず仁川空港から金浦空港に空港鉄道 A’REXに乗るのだが、ハングル文字の下にアルファベットで書かれた標識に従って向う。
テクテク。。。テクテク。。テクテク。。。シ〜ン。。。
歩けば歩く程人がいなくなる。

何故だ?!
この広い空港に私達2人だけになってしまっている。
お店も閉まっているし、警備員や係員なんて誰もいない。
一緒に到着した旅行客ですら前後左右1人もいない。
ま、間違っているのか?!
キョロキョロと標識を見るが、確かに方向も合っている。
無人空間と化した広い空港内でようやく空港鉄道の改札に辿りつく。
しかし、側に窓口がある訳でもなく、発券機があるのみ。
ぬおぉぉぉぉっ?!!!
ハングル文字が液晶パネルに浮かび上がっている。
しかも誰も私達を追随する人はおらず、自動改札にも誰もいない。

心臓はバクバクしないが、心に不安が見え隠れする。
しかし良く見るとパネルには「日本語」切り替えの文字が!
そそくさと日本語でチケットを買う。
チケットと言っても、スイカやパスモのようなカードが出てくる。
それを自動改札にピッとして改札を通る。
最終的に下車した駅はカードを差し込む方式なので回収がそこで完了するのだが、紙に1枚1枚印字する切符より、リサイクル使用になっているのが素敵だ。

う〜む。。。本当に人が見当たらなく、まさにゴーストステーションである。
電光掲示板にはハングル文字と英語の交互に現在時刻と電車時間の表示があるが、電車自体がいない。
「もしかして、この駅使われて無い?!」
そう友人と顔を見合わせていた遠いホームの先に、ようやく人影を確認!
あぁ。。。良かった。
とりあえずこの駅が使われている事に安堵。

どなたか同じような経験をした人がいないだろうか?
新しい鉄道とは聞いていたが、全く誰もいないなんて。。。
入国審査から鉄道改札まではかなりの距離がある。
20分くらいは歩いたと思う。
その間、誰もいないのだ。
何故だ?!
空港送迎が無い旅人達はどのような経路で金浦空港に向うのだ?!

とりあえず最初の難関、「航空鉄道に乗る」指令はクリアしたのであった。


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