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Natur der Erde








絶対貧困

石井光太さん著者
絶対貧困
絶対貧困
posted with amazlet at 09.11.26
石井光太
光文社
売り上げランキング: 32609
おすすめ度の平均: 4.5
3 貧困を見る、中道に立つ視点
5 「世界」を知るためにぜひ読みたい一冊
4 わかりやすく貧困国の実情を伝えてくれる。
5 踏み込んだ世界!
5 なるべく多くの人に読んでもらいたい。


久しぶりに世界で暮らす人々の貧困について改めさせられる内容である。
著者は、貧困と言われている発展途上国のスラム街や売春街に行き、実体験を自分の目を通してリアルを伝えている。

う〜む。。。何だか重い内容だなぁ。。。
なんて思ってこの本を読まなかったらもったいない!
多分、著者は気さくな人物で、深く考え込むよりもありのままの現実をすんなり受け止めて「あぁ、こんな風に考えてやってるんだ。まったくぅ」なんて時に面白可笑しく、そして暖かく見つめているように思う。

勿論、「貧困」という事が喜ばしい事では無いに決まっているが、格差社会が存在する以上、富ある人々と貧しい人々は確実に存在する。
「可哀想。。。」
なんて綺麗事では無いのだ。

と、のっけから熱く語る程タフな内容ではなく、貧しいからこそ生きていかなければならないその手段と生き様にしばしば圧倒される。
正直、著者が訪れたインド洋を囲むアジア、アフリカの発展途上国では無く、日本という先進国に生まれたことをまず感謝しなければならないと思った。
彼等と自分が何が違うかと言えば、生まれた場所、生まれた環境。
それら全てを運と言ってしまえばそれまでなのかも知れないが。

勿論、先進国でも職業難や心の病、ニート、なんて社会問題は存在するが、彼等とはまずスタートが違うのだ。
日本では圧倒的に義務教育まで学習している人は多い。
しかし今日、明日の食費にまで困っている貧困の人々にとって教育費用まで捻り出すなんて至難の業!でも教育を受けなければ一生そこから這い上がれない。
その思いから子供に教育を受けさせるために体を売る事でしか収入を得れない人々もいれば、物乞いで生計をたてる人々。
皆それぞれ這い上がろうと必死なのだろう。

しつこいようだが、この本は「可哀想だね」「何とかしてあげなきゃ」なんて慈悲を請うようには書かれていない。あくまでも事実を感じたまま伝えてあり、貧困生活においても人である以上、絶対に存在する性欲、夜の話なんてものにも触れている。
ときおり写真やグラフなんてのも掲載されているので、電車の中で立ち読みしてる際、ば〜んッ!と頬を染める写真が現れた時は思わず本を小さく綴じ、たまにおじ様がスポーツ新聞の桃色面を器用に折りたたむ心情に駆られたりもした。

まぁ何故に諸外国の貧困に関して思いを込めるのかと言うと、以前、仕事で訪れたバリ島で勝手な勘違いをしていた事に気付き、
「はうッ!無意識に失礼な見方をしていた!」
と、自分の無礼な見識を恥じたことがあるからである。
まぁこの話は、海外武勇伝バリ島編でいつかお伝えしたい。

ともあれ、「ありゃりゃ、全くぅ」と肩をすくめたくなる出来事や、「はうぅ。。。勝手に思い込んでいたなぁ。。。ゴメンよぉ」と、一つ一つ自分の尺度を改めたくなる、ちょっと肩の力の抜ける一冊である。

お慕い申し上げる犬

今年2回目の風邪薬入手作戦決行!

健康を鼻にかけて生きてきた自分が、間髪入れずに風邪をひいた。
前回はしっかり薬を飲み終わって完治に至った。
いや、正直言うと会社で1錠落っことしてコピー機の裏に忍び込んでしまったため1錠分不完全燃焼。

さておき、今回も微熱→発熱→鼻水&咳へと礼儀正しい規則に乗っ取って風邪を引いたので、早目に風邪薬を捕獲。
無事に戦利品を抱えて川辺を歩いていると、前から犬with飼い主がノシノシやって来た。丁度散歩時だったのだろう。
段々と近づくにつれ、その犬が雑種。。。改めミックス犬と見て取れる。

。。。ミックス。。。いまいち腑に落ちない呼び名だ。。。
自分も以前、雑種犬の黒い王子様を養っていた事がある。
正確には親の稼ぎで自分も生きていたので犬共々養われていた。

その当時、巷では血統書付きの犬がもてはやされており、我が家にも犬が家で待機してる旨をカミングアウトすると、
「きゃあ!何犬?何?何?」
とはしゃぎ立てられ、雑種を声高に名乗り上げると、さざ波のように去って行く人々。同じくポメラニアンを飼っている同級生へとさざ波が高波へと変貌し押し寄せていくのを見つめる事しか出来なかった。

しかし黒い王子、彼は自慢の犬であった。
たとえ世間の風が血統書と言うブランド志向であっても!!
結果、その時に自分のブランド嫌いが芽生えたのかも知れない。

そんな怒涛の時代を生き抜いてきた自分にとって「ミックス犬」と言う称号を得ることにより、ブランダーの中に混じっても同等の立ち位置を確保している犬達を見ると心の落とし所を探してしまう。

犬は昔から何ら変わっていない。
人がそこに価値を見出しネーミングする事によりブランド化したのだ。
しかも洋風にする事により、大和魂であった「雑種」をセレブの仲間入り「ミックス」へと変貌させた。
まるで198円が安く見えると言うマーケティングマジックに踊らされるようだ。

あぁ、ついつい雑種犬について熱くなってしまったが、特にミックスと雑種の呼び名にこだわっている訳ではない。何だかモヤっとしたので書き散らかしたまで。

そのミックス犬(コリーと何かの犬種)は、美しい深いグレーに白を交え、フワッフワの毛をたなびかせ、尻尾を大盤振る舞いで振って歩いている。
長い鼻先はずぅ〜っとご主人様を見つめ、足に絡むか絡まないかの距離でピタリと寄り添いながら、あわよくばご主人様にかまってもらおうという魂胆だ。

すれ違い様、チラリとミックスに目をやる。
全くの無視、ド無視である。
くぅうううううッ!!!!!
その尻尾ぎゅうぅッ!!!ってするぞ!!!!
嫉妬にかられ、出来もしない悪態をつく。勿論心の奥底で。

相変わらずご主人様だけを見つめフリフリと歩いていくミックス。
いいなぁ。。。犬。。。また一緒に遊びたいなぁ。。。。
哀愁を漂わせ、夕日へと消えるのであった。



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