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フィギュアぁぁ その2

チャップリン織田選手の登場である。

。。。しかし彼も4回転を回避。
う〜ん。。。傍観者の自分としては4回転にこだわる事は無いのだが、4回転に思いを抱いて挑んでいくその男達の勇姿に心を奪われる。
スポーツでも仕事でも芸術でも何にでも言えるが、当事者の思いが強い程その思いが周りで見守る人々にも熱い何かを伝えるのだと思う。
人間も知能の優れた動物だという証だろう。

さて、そんな織田選手。
彼の心にメダル奪取があったのか無かったのか、一つ一つの演技でポイントを取ろうと思ったのか気持ちが何も伝わって来なかった。
ワンセグで無音の演技を見ていたというのは理由にはならない。
同じ状況で見た高橋選手の演技は、感動して思わず会社で泣いてしまうところだったからだ。

同じ事が実は女子の安藤選手にも言える。
。。。。モロゾフコーチの指導のせいかなぁ。。。
無機質の人形が滑っているようで選手各々の気持ちが全く感じられない。
上手く滑ってポイント取ればいい!
そうやって個性が無くなっていくような。。。
人の感情は点数で量れないんだけどなぁ。。。

という事で織田選手の後はランビエール!
きゃ!またまたイケメン!
何気に髪をオールバックにしてる時は興味も無かったのだが(失礼な発言)、髪を下ろすと何かがキュン!とした。
銀板に立つ姿はディズニーに出てくる王子様!
その素敵なお城で一緒にダンスを!!!
ステップすら踏んだことがない自分は華麗に舞うランビエールに釘付け。
4回転、手を付いてしまったものの素敵な演技!

ほんわかと頬を染めながら炒飯を食べていると、我等が高橋選手登場!!
ふんが、ふんが!!!
鼻息を荒くしながらパソコンに立てかけているワンセグに顔を近づける。
食べかけの炒飯はフォークの上に乗ったまま。
いざ、最初の4回転!!!!
きゃあぁあッ!!!
惜しくも転倒!
「はうッ!」
思わず息を呑む声が響き渡る。
我に返り恥ずかしを隠蔽するかのようにフォークに乗った炒飯を口に運ぶ。

最初の転倒はあったものの見事にたて直し生き生きと滑りあげる高橋選手!
はうぅう〜ん。。。。キュンキュン!
もう感動やら「頑張って!」という気持ちやらで夢中である。
滑り終わった後は一種のトランス状態に陥り危うく泣きそうになった。

いいねぇ〜ッ。。。スポーツって!
自分も青春時代を部活動で過ごした手前、勝つために一生懸命やる気持ちはわかる!
そしてたとえ負けたとしても負け惜しみや恨み節なんて気持ちは全く残らず、一つの爽快感が湧いてくる。
勿論悔しい気持ちはあるが。

たまにふとマラソンなんてものをしてみたくなる事がある。
フィットネスの走りではなく競技としてのマラソンだ。
マラソンは本当に自分との戦いで、距離が長い程色んなことを考える。
そして走り終えた先のランナーズハイ!
校内のマラソン大会や駅伝大会でしか走ってはいないが、あの感覚は覚えている。
ランナーズハイは走った者にしかわからないが、達成感というより
「生きているって素晴らしい!!!」
てな感じの雄大な気持ちになれる。

ありがとうオリンピック!
ありがとうスポーツ!
感動のまま一先ずゴロリと床に寝転ぶのであった。

。。。触発されて運動しろよ!

フィギュアぁ その1

オリンピックが始まって早1週間?

ようやく待ちに待ったフィギュアスケートが行われ、昨日、日本男子の大活躍のもと競技が終わった。

今回は開催国カナダとの時差により日本時刻で正午の開始。
当日浮き足立った自分としてはどのようなスケジュールでライブ中継に参戦しようかと頭を悩ます。
新聞に滑走順から大よその放映時間があり、嬉しい事に高橋選手が13時過ぎの滑走!
こ、これならッ!!!!
心が逸る。

しかし小塚選手(通称コッチィ ※勝手に自分と友人の間で付けた呼び名)とジュベール(通称ジュべ様 ※韓流ヨン様にあやかった、またしても友人と付けた呼び名)は12時台でどうも見れない様子。
ジュべ様。。。SPも見れてないがよろしくない結果に。。。
前日放送されていたジュべ様特集の番組で4回転ジャンプをハイパースロー映像で分析していたが、あのせいで頭でっかちになったのでは?!
と、勝手に思っている。

さて当日。
12時を過ぎた辺りからソワソワし始める。
本日、いやオリンピックのフィギュア競技中に限り、仕事に8割の情熱しか注げなくても認めるとす!
当然業務内容はファイリング等の軽作業でお茶を濁す。
ここで重要な書類作成しようものなら応援も仕事もどちらも中途半端な残念なレディーさんとなる。

もう間もなく13時となる頃、銀行へと飛び出した。
サクサク歩きながら、すかさず携帯を取り出しワンセグをオン!
おぉ!パトリック・チャン!!
とりあえずマナーモードにしているので無音の中、オペラ座の怪人を演技するチャン。
その下に、「1位小塚」の文字。
ん?んんん??んんんん????
何?!この文字何?!!!
とりあえずキョロキョロと辺りを見回す。
人間の悲しい性質なのか、周りの環境全てが自分と共鳴していると思い疑問は皆で共有している、そんな錯覚に陥る。
もしもこの時、道端で自分と目が合う人間がいたならば、可哀想なターゲットとして質問攻めにあっていただろう。

幸か不幸か誰とも目は合わず、むしろ行き交う人々も携帯を見ている。
それがメールなのかワンセグなのかはわからないが、再び画面に戻ると相変わらず滑っているチャンには目もくれず、「1位小塚」の文字だけを眺める。
むむむぅ。。。コッチィは見逃したが、完璧に滑ったのか?4回転か?
謎が謎を呼び憶測と妄想が暴走。

とりあえず後で会社に戻ったらネットニュースでも見るべ。
気を取り直して外出業務を終え、素敵なランチタイム。
しかし本日は1週間の最終日。
冷蔵庫の残り物がお弁当になりがちな日である。
作っておきながら何だが、2種類のおかずしか準備出来ず、しかも野菜炒めと肉じゃがという豚肉かぶり弁当だ。
プラス海老炒飯にしているが、サラダ的な箸休めがいない。

ちょっぴり残念なお弁当を前にワンセグ準備!
丁度ライサチェックの黒が舞い始めている。
う〜ん。。。。小さい携帯画面でもライサチェックでかいなぁ。
そつなくこなされる演技。
最近のフィギュアの点取り演技ってとこかしら。。。

今回のライサチェックの金メダルに賛否両論が世界中で起こっているようだが、自分もあんまりライサチェックの演技は好きではない。
4回転を跳ばないからと言うのが理由だけでは無いが、上手いとは思う事があっても感動が全く無いのだ。
素人にありがちな「顔が好みじゃない」ってのも彼の減点評価に繋がってたりするが。。。。きゃ

そして続く織田選手!
またしても長い文になったので続きはその2へ。。。。

Dr.パルナサスの鏡

テリー・ギリアム監督作

故ヒース・レジャーの代役でジョニーデップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが完成させた事で有名な本作、実のところ内容もあらすじも知らないまま映画館へと足を運んだ。

さてさて、肝心の内容。
ストーリーを全く知らないせいなのか、お子様向けのように序盤の説明的な部分が無いせいなのか、さっぱり内容に着いて行けずキョトン。。。
改めて映画を観る時の自分は、主人公もしくはヒーローと呼ばれる何かに感情移入をし、ああでもないこうでもないと監督の思うツボ君にハラハラさせられているんだと思ったが、この作品にいたっては誰に自分を当てはめようかが定まらない。

良い意味で先の展開が読めないし、誰が何をどう?という思いが散らばっていて定められない。しかしこれがこのストーリーの醍醐味なのかも知れない。

似ている雰囲気というと「チャーリーとチョコレート工場」をイメージしたが、不思議なチョコレート工場の製造工程を見学する!という目的がまず明確である作品と、Dr.パルナサスの鏡の定まらない目的ではやはり全然別ものか。。。
映像の感じは似ている!ってだけだ。

ちなみにこのテリー・ギリアム監督は、大好きなモンティパイソン作品に監督として関わっていた。
それを知って成る程ぉな映像である。

肝心のヒース、ジョニー、ジュード、コリンが演じるトニー。
人によっては違和感があるのかも知れないが、上手い具合に代役を務めている。
というか結構ヒース出演部分は撮影してたんだなぁと単純に思った。
ヒースに関しては、バットマン作品の「ダークナイト」を観た時にあまりのキレタジョーカー役で怖いのと気持ち悪いのとであまり良い印象を持っていなかった。
しかしこの作品に関しては別!
改めてのイケメンっぷりに心は躍るばかりである。
本当に女心と秋の空だ。
そしてそのイケメンっぷりをもう観る事が出来なくなった事に悲しみでいっぱいになる。

さて、相変わらず確信にせまらずの映画紹介だが、皮肉たっぷりなイマジネーション、数々の選択、素直に楽しもう!と油断した気持ちで観るとさっぱりわからない内容に置いていかれ、映像的には親子揃って!なドリーミーな映像だが、確実にお子様には理解不能な本作品。
テリー・ギリアム監督の他作品(モンティパイソン、12モンキーズ、ブラザーズグリム等)を踏まえて興味のある人にはお勧めである。


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