| この時期に第九 |
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2010-2-14 18:38
行けなくなったオペラのチケットあるケドどうです?
思いがけない誘いである。
オペラ鑑賞なんて行ったこともなく、「生涯に一度は聞いてみたいなぁ。。。」なんてくらいにしか心になかったものが急に身近に感じる。
誘われたと同時にYesサインを出し、チケットを受け取る。
”世田谷フィルハーモニー管弦楽団&世田谷区民合唱団
ペートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」”
チケットに印字されている文字である。
む?むむむ?オ?ペ?ラ?。。。。
自分が思うオペラとは、デブっちょのテノール歌手とか、折れそうに細いソプラノ歌手が、カルメンなんてのを情熱的にイタリア語で歌い上げる歌劇だと。。。
ま、まぁベートーベンは好きだし、第九の合唱を生で見たこと無いし、しかもチケットは好意で頂いている。
これは楽しまなければ!の気持ちの当日。
雪は無いものの北風さんぴゅーぴゅー。
ビル風なのか、時折吹く突風にも負けず昭和女子大学人見記念講堂に着くと長蛇の列!
はうッ!!!
年に1度訪れる友人の演奏会では開園前に並んで入場なんて体験が無かったので、圧倒されると共に最後尾を目指して歩き出す。
ちなみに全席指定席じゃ無いので皆さん早々と集合したと思われる。
受け取ったパンフレットを見ると、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンの名前が書かれている。
おぉ!歌手だ!歌手がいるのね!!!
すっかり合唱だと思い、せめて日本語の第九じゃないことを密かに祈っていた自分としては嬉しい悲鳴だ。
生で歌手の歌を聴けるとは!
彼等の華々しい経歴を読み、う〜む。。。名前だけは知っているんだけどなぁ。。。と、オペラへの知識不足を改めて思う。
いざ開演!
前半は日本人が作曲した曲を演奏。
。。。お祭りのような和太鼓?にぴーひゃらと鳴るピッコロ?
。。。あんまりお好みではなかった。
自分は音楽家でも何でもないが、あんまり日本の音楽は好みではない。
気を取り直して、休憩開けにいよいよのベートーヴェン!
う〜ん。。。素敵な音色。。。なんだけど。。。
これは講堂の作りのせいなのか、音がステージ上にこもってしまい一つ一つの楽器の音が剥き出しで響いてくる。
つまり誰かが一つ音を外すと丸裸で聞こえてくる感じ。
どういう空間が音響に良いのかはあんまりわからないが、ちょっぴりこの場所は残念な気がした。
ただし、バイオリンや弦楽器の方々の一糸乱れぬ演奏はウットリとした。
再度お伝えするが、自分は音楽家では無いので素人の玄人もどきな感想である。
そしていよいよの合唱である。
ワラワラと合唱団の方が入場し、歌手の方々も入場。
合唱と油断して眼鏡を忘れたので顔は見えないが素敵な衣装の色は判断出来た。
ふふ〜ん♪
第九のフレーズが聞こえる。
すかさず歌手のソロ!
おぉッ!!!!
響き渡るソプラノ!いい声のテノール!重なるハーモニー!
「人間って凄いなぁ」
シンプルにそう思う。
練習するとはいえ、声が楽器になるなんて。
初めての第九は終わりを告げる。
手放しに「ブラボー!」と叫ぶ程の感動は無いが、何だか素敵な休日を過ごした、そう思える日曜日の昼下がりであった。
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| お弁当その3 |
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2010-2-10 07:38
とある日のお弁当。

奥から
・アスパラ炒り卵
アスパラをさっと茹でて水でしめ、炒り卵と混ぜ合わせる。
スパイス:クレイジーソルト
・市販のハンバーグ
茹でるだけ(アスパラを茹でたお湯に袋ごと投入!)
手前右
・ネギベー
長ネギにベーコンを巻いて焼く(ベーコンに油があるので油はひかない)
・シソ大根の漬物
市販の漬物を切って盛り付けるのみ
・金時
市販の金時豆を盛り付けるのみ
う〜む。。。随分手抜きなお弁当。。。
貧困と手間掛けずの時にさっくりお勧め。
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| 誘便局 |
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2010-2-10 06:13
いつもお世話になっている郵便局。
顔なじみになってきている中に、1人だけ「こんにちわ」と声をかけてくる男性局員がいる。
そしてこの男性、何気に自分に気があるのでは?!
と、勝手に妄想こじ付けが膨らんでいる。
毎回、こちらもシャイなもので、あまり視線を合わさず手元の書類を出しながら受付してもらうのが常なのだが、先日、窓口にて通帳記帳と両替を同時にお願いしてしばし待機していた日の事。
ちなみに仕事で郵便局を使っている方はご存知だろうが、郵便局の通帳記帳というものは、1日に50件を超えると「合算」という合計額と件数のみの記帳しかしてくれない。
つまり誰からいくらの入金という内訳が全く表記されないのだ。
内訳分は後日郵送にて明細が送られてくるが、数日を要するため仕事上とても都合が悪い。
もちろんWebから明細確認は出来る。
しかし取り急ぎ合算分を窓口でお願いすると打ち出してくれるので利用する事が多いのだ。
さて、最近ようやく使いこなせるようになったワンセグでニュースなんて見ながら待機していると、局員さんの呼び声。
ワラワラとワンセグを閉じ、窓口に向う。
「こちらが合算の内訳書になります」
プリント1枚を受け取りクリアファイルに片付ける。
「。。。。。?」
しばし見詰め合う二人。
局員さんは自分が去るのを待てしながら「ありがとうございました」を言おうと構えている様子。
「あ、あの。。。両替。。。」
そう、合算打ち出しもお願いしていたが、それと同時に両替のお金を4万円も渡しているのに、一向に出てくる様子が無い。
「あう!あぁ!さ、最初に処理していたから。。。」
なんて言い訳を大きな独り言のように呟きながら取り乱し、出し忘れた両替のお金をスルリと差し出した。
ここで局員さん真っ赤。いや、こちらの妄想で真っ赤に違いなく見えた。
銀行員や郵便局員はお金を取り扱う機会が多い事から、滅多に業務を忘れる事は無いと思っていた自分にとって、結構衝撃的なド忘れ行為!
そこですぐさま
「?!もしや、この局員さん!自分のレディーさん対応に魅了されてうっかりしたのでは?!」
。。。悲しい思いあがりである。
まぁ本気で思わないが、ちょっと違った日常を妄想するのも楽しい時もある。
そんな勝手な思い込みをしながら意気揚々とその日は帰社。
そして昨日。
何回かに1度、片思い局員さん(妄想ながら失礼な上から目線の即席ニックネーム)の窓口対応に出会うその日である。
今回も両替と打ち出しをお願いして待機。
しかし自分は何を思ったか、両替のお願いの仕方を勘違いして両替分のお金以上を出しお釣りが出るという変な依頼をしてしまった。
(千円札30枚、100円50枚、10円50枚、合計3万5千500円に対し、4万円提出)
「これお釣りが出ますケド。。。」
なんて微笑ましい二人(しつこいようだが、自分の妄想ワールドの中で)。
「じゃあお釣りと両替分は別にお出ししますね!」
なんて彼(あぁ、ついに彼扱いの妄想ワールド)の提案で一先ず待て席に移動。
いよいよ作業を終えたので窓口に勇みよりご依頼のブツを引き取る。
当初の予定通り、受け皿別にお釣りと両替のお金が差し出される。
片思い局員さんは以前の名誉挽回ばりに
「一先ずこちらがお釣りで、こちらが両替分です」
なんて分かりやすいように説明。
そして次の瞬間!
「あ、じゃあ入れますね!」
うほ?!
銀行でも郵便局でもいまだかつてない対応、
「秘儀!局員さん自ら封筒に片付けるの巻!」行為に躍り出た!
大抵、こちらも枚数確認とかするので白い目を気にせず窓口で確認しながらモタモタするのだが、片思い局員さんはスルスルと封筒2つに入れ、再び笑顔で受け皿に乗せて差し出した。
「あ、ありがとうございます。。。」
目をそらしながらお礼を言う。
何だかこちらが彼に気がある青春の甘酸っぱい恋のような気分である。
業務を超えた親切にすっかり気を良くしながら、更なる妄想エピソードに乱舞。
まぁ全てルーチン業務に飽きないように自分なりのエッセンスを入れる妄想遊びなのだが。
しばらくは「彼は自分に気があるはず妄想!」
で遊ぼうと思っているのであった。
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