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スタンプラリー 〜韓国編 マイナスの世界から その4〜

さて、いよいよ街に繰り出す。

お腹も空いてきたことだし事前に調べていた焼豚チーズフォンデュのお店「クイギョンチ」に出陣!この店は、友人が持参した韓国遊びマップなる本に掲載されていたお店。改めてネット検索すると、日本では結構有名のようだ。

さて、前回友人のお手柄により発覚した「乗り換え路線のある駅での軍歌的音楽」を頼りに電車移動を開始。
パスモやスイカ的なチャージするICカードを購入すると、交通費が割安になるようなのだが、いくらチャージすればベターなのか?残金の返金は?などを考えると毎回切符を買うことで落ち着いた。

我等6号線部隊は、これから先何度も「東廟駅」が乗り換え駅となる。
この駅で1号線に乗り換えるのだが1号線は分かってもホームがわからない。
「〇〇方面は→、〇〇方面は←」と円柱に大きく表示してあるものの、その駅名が探せない。本に載っている路線図を手に、完全に観光客迷子丸出しで円柱の漢字を見ては路線図を見ていると、早足で歩いてきたお兄さんが韓国語で救いの手を差し伸べる。

おぉ!救世主!なのだが韓国語である。当然だ。
路線図を指指すと「こっち」という感じで後ろのホームを指差し、鮮やかに去っていった。その後ろ姿に「Thank You」と伝えるも、しまった!ここは韓国!
「カムサハムニダ」だ!
通りすがりに親切に教えてくれたお兄さんに、感謝の気持ちと申し訳ない気持ちになる。
自分が英語圏ではない国に行く場合、挨拶と御礼の言葉だけは覚えるようにしている。それが他国を訪問する最低限の礼儀だ!と自分的に位置づけているからだ。
なのに、出だしから大失態。

無事に電車を乗り換えつつ友人と、
「親切な人はいるよね!日本に来て困っている外人さんを見かけたら助けよう!って改めて思う」と話した。
そもそも日本に来ている外人さんが街中で困っている場合、道や場所がわからない事が多い。
言葉がわからなくても地図の場所名は日本語で書かれているので、ジェスチャーでわかあえたりもする。困った時はお互い様!の精神を心がけよう。

さて、目的地「鐘閣駅(131)」に到着。
ここから地図を片手に「さぁどこだ!」とばかりに周りをキョロキョロするも、看板は全部ハングル文字。
あぁ。。。。旅行前にそのことを全く意識していなかった。

英語圏やアルファベットの国であれば、ある程度の頭文字を覚えて看板を探しまわることが出来るが、ハングル文字は一文字も読めない。
しかも文字そのものの形を覚えることも出来ないでいる。
ちなみに漢字も書いてない。全てハングル文字だ。

まずは「ピアノ通り」というのを目指す。
ハングル文字に打ちのめされていた私達は、「ピアノ通り」すら期待せずに見過ごさないように歩く。

すると!通り一面真っ直ぐに数メートルに伸びる鍵盤が!!!
ま、まさしくピアノ通りである!
通り名を確認するまでもなく、通りのど真ん中は大きな鍵盤になっている!
白鍵部分に一段上がり、黒鍵部分は更にもう一段、と立体的になったピアノ鍵盤がず〜っと続いている。
皆その上を歩いているので、すかさず鍵盤に上って歩く。
う〜む。。。これは何かしらのアートオブジェなのだろうか。
全く無知で韓国参戦。

そして私達が目指したのは「DUNKIN’ DONUTS」の看板である。
ハングル文字操作断念の瞬間だ。
キョロキョロと辺りを見回し、ようやく友人がビルの2階にある目的地「クイギョンチ」を8軒したのであった。

踊る大捜査丸の内線

さて、いよいよ再会の感動場面、クライマックスである。

荻窪駅に到着して直ぐの改札にいた駅員さんに
「落し物を受け取りに。。。」
と、大まかなあらすじを説明。

東口改札にいた私に、
「ああ、落し物なら西口に行って下さい」
西口への行き方説明を聞いて東口を後にする。

400Mはあるだろうか。。。ぐるりぃ〜と回って西口に到着。
やはり改札にいた駅員さんに聞こうと向ってみると、千客万来!
大クレーマーのオバサンが、大声で
「160円の乗車賃がいるとは聞いてない!さっきいらないって言ったでしょ!」
と、新幹線だかの切符を手に顔を真っ赤にして怒鳴っている。

ちなみに私が向った改札とは、乗り越しや自動改札でピンポンが鳴った人が救済を求める手動式の駅員さんがいる端っこの改札のことだ。

小さい小窓で怒鳴り散らしているオバサン、対応する駅員のオジサン。
その後ろにいた若い駅員さんと目があったので、若駅員さんが「どうしました?」
と、私に問いかけるのだが、オバサンのクレームにかき消される。
しかし私も定期入れを確保しなければならない。
大声のオバサンに負けず、落し物の事情を説明する。

しばし奥の方で若駅員さんは探している。
その間、横でず〜っと同じクレームを大声で言ってるオバサン。
「160円を払わない!」
というのがその主張で、駅員オジサンも丁重に和らげようとするのだが、更に怒り倍増!
怒る程に声が大きくなっていくので、正直こちらもウンザリと疲れてきていたところに、若駅員さんが戻ってきて何かモゴモゴ話すも、やはりオバサンのクレームにかき消される。
私と若駅員さんで耳を近づけるも、オバサンも真横にいるのでさっぱり聞こえない。

若駅員さんが「少し静かにして下さい!」と、注意したらオバサン逆上!
あぁ。。。くったりである。
しかも、その改札はJRで、私が行くべきところは東京メトロ、つまりこの改札には無いのだ。
。。。大音量のクレームを真横で聞いたあげく、ここには無い。。。本当に運勢は最高級なのだろうか。。。

別の改札へ。。。と、説明された場所に思い足取りで進む。
言われたとおりの改札駅員さんに「落し物。。。」流暢に説明できるようにすらなった事情を説明。
「それなら事務局ですね、ここを真っ直ぐ。。。」
言われた道を真っ直ぐ400Mくらい歩くと。。
えぇ〜。。。1番最初に出た改札の後ろである。

結構広い荻窪駅を必要以上に1週である。
途中、クレーム攻撃でこちらにも大ダメージを受けた。
無事に定期入れと再会したが、帰りのバスは20分前に最終が出ており、帰宅したら可燃ゴミの出し忘れ、そして牛乳の買い忘れ。

本当に、今日は最高級の運勢だったのだろうか?
いや、私は本当に牡牛座なのだろうか?

今日は本当にくったりなのである。

自作自演

定期兼名刺入れに何が入っていたのか。。。

なんて考えながらパソコンを立ち上げていると、見知らぬ電話番号からの着信!
まさか!
先ほどの駅員お兄さんの着信は、とりあえず「駅員さん」と臨時登録してあったのでお兄さんでは無い事は確かだが、
「定期入れを拾った誰かが名刺を見て連絡してくれるかも?!」
なんて淡い期待も無きにしもだったので、見知らぬ着信に浮き足立って出てみる。

「荻窪駅ですケド、落し物がございまして、名刺の番号にかけております」
きゃああああ!!!!!
心が悲しみで潰れて10分後、ご主人を置いた定期入れは丸の内線を一周していたのだ。

ここからテンション急上昇である。
早速、周りの人に定期入れの武勇伝?を声高に話す。
「落とし物が直ぐに見つかるなんて!やはり今日の占いは当たってる!」
なんて上機嫌な発言をしてみたものの、冷静になってきた午後、
「そもそも落し物してる時点で今日は不運なのでは?」
それが見つかって舞上っているのは、まるで自作自演の喜怒哀楽だ。

ま、まぁ幸運にも落し物が見つかったのはとても良いことだと言い聞かせる。
しかも、荻窪駅の駅員さんからの連絡の後、駅員お兄さんからも着信があった。
折り返してみると案の定「荻窪駅にて確保!」の連絡。
「いつでも連絡して下さい」と言っておきながら、1回のミスコールをしてしまったので折り返したのだが、
「不在だったようなので、後でもう1度かけ直そうとしてました」
との親切な駅員お兄さんが申し訳なさそうに言う。

おぉ!なんと親切な。
そもそも落とした自分が悪いのにぃ。。。
無事に見つかったし、「本当にありがとうございました」と心から感謝である。
その事も含め、無事発見の一方を周りに話伝えると、
「やっぱり今日は運勢が!」
う〜ん。。。そうなのかなぁ。。。

そして、仕事帰りに荻窪駅に定期入れをお迎えに向うのであった。


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