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Natur der Erde








不当買収

江上剛さん著者
不当買収 (講談社文庫)
江上 剛
講談社
売り上げランキング: 549935

M&Aの経済小説である。

久しぶりに経済小説が読みたいなと本屋さんに参上してみるも、ひいきにしている作家さんの新刊も出ておらず、何か無いかと書店の棚を端から端まで探索して見つけた本書。

そもそも自分は本が大好きなので、書店に一歩足を踏み入れると何時間もジロジロと徘徊する。
そして衝動買いに走る。
単行本の小説ならまだ可愛いが、ハードカバーの翻訳本なんて手にしたら1ヶ月のお小遣い諭吉がさよならと去っていく。

まぁそんなウダウダ話はさておき、
本書は2008年に文庫化しているので新刊書ではない。

ちなみに今まで自分が読んでいた経済小説には、日常に転がっているような色恋沙汰の話は殆ど垣間見る事がなく、主に市場背景や資本主義社会の渦に巻かれる人間模様が描かれているものが多い。

だが、本書は、銀行員から買収ファンドに転職した主人公の案件が、愛する彼女の父親の会社であった事から、仕事だけでは無くプライベートの恋愛まで巻き込まれての話に展開し、なかなか新鮮だった。

とは言え、自分は恋愛小説なんて全く読まない。
にも関わらず主人公、主人公の彼女、そして二人を良く知る元同僚の友人が、買収のいざこざから彼女の婿候補として意図しないところでプチ三角関係に!

これには本題のM&Aストーリーを差し置いてハラハラさせられ
「あぁ!!!ちょっと待ってぇ!!!主人公急いでぇ!!!」
なんてな気持ちでページが進んだ。
乙女ですなぁ。。。てへ。

さて、M&Aや投資は生き物なので案件期限はつきもの。
一代で築いた我が子のような会社を、上場しているが為にある日突然「買います」宣言をされ右往左往となる社長兼主人公の彼女のパパ。
銀行の融資返済を迫られ窮地に立たされるパパ。

資本主義社会における法律を全く知らず、我武者羅に走ってきたワンマン経営者にとって痛恨の一撃!!
と言うより、ただ社会のため従業員のため自分のため家族のために働いてきた男にとって寝耳に水の買収話に周りは全て敵に見えるし、スピードと情報が命の中で数字や法律に疎い自分が全面に押し出され苦々しい。

築き上げた会社が大きければ大きい程自信も自負も大きくなる。
そこに横槍を「エイッ!」なんて入れられたら人として拒絶反応が出るのは至って普通の反応だろう。
それも相手は可愛い娘と結婚を前提とした恋仲の男。

てな事があり、主人公の悶絶、融資引き上げのタイミングを見守る銀行員、名乗りを上げる別買収者、と登場人物がパラパラと現れる。
どの人物も何となくイメージが出来るあたりは、やはり作家さんって凄いなぁと感嘆。

結局の落とし所とそこに行き着く手段には首を捻るが、男の世界で牙を剥き出しあう経済小説もいいが、たまにはロマンス経済小説も良いのかも。

今更な本かも知れないが、興味があれば一読あれ!

殺人鬼-覚醒編-

綾辻行著者人さん
殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-08-25)
売り上げランキング: 6993


今年、著者の「館シリーズ」をたまたま手に取り、読者の裏を書く驚きの謎解きにすっかり夢中になり一気に読破した。

しかし、シリーズも「暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)」から「びっくり館の殺人 (講談社文庫)」になると、SFタッチと言うか一応ミステリーなんだけど、それまでのドンデン返しと違って何だか残念な気分になっていた。

「館シリーズ」以外にも著者の作品はあるのだが、何となく手を出していない。
そんな中で久しぶりに書店の平積みで見かけた本書。
裏面の内容紹介で「読者を待ち受けている罠」と言う文字に惹かれお買い上げしてみた。

内容は、とあるサークルの仲間達がオフ会で登山をする事から始まる。
中学生から大人の男女達を待ち受ける惨劇!
相変わらず偶然なり必然なりの半隔離状況から次々と繰り返される殺戮。
犯人は一体?!!

ちょっと広告っぽく書いてみたが、主要登場人物が紹介され、次々に何者かによって殺されていき、その犯人探しを読者に委ねる。
なんてなミステリー小説かと思いきや、今まで読んだ著者の本と違い、登場人物達の殺され方が半端なくエグイ。。。
殺人ではなく殺戮と言うのが正しい。

昔、スティーブン・キングやクライブ・パーカー等の似たようなホラー?スプラッター?小説を読んだ事があるが、彼等の作品は人間のエグイ部分を表面化させたおぞましい表現がなされ頗る気持ち悪い。

当時、平行してシェイクスピアも読んでおり、人間の本当の姿なるものを探求していたように思う。
20歳前後によくある社会と自分の内面、将来を見つめる悩める時期のことだ。
善と悪の「狭間」って。。。
無知の癖に随分背伸びした難題に取り組んだものだ。

?!話がすっかり反れてしまったが、そんな迷える子羊時代から成熟途中の今、またスプラッターに出会うとは。。。

正直、世の中の粋も甘いもほろ苦さも甘噛みしてきている今、本作のような殺戮スプラッターはお断りである。
読み人によっては嫌悪感すら感じるだろう。
前述したキングやパーカーの場合は人間の深層心理に潜む的なものを読み取れたが、本作は現代を表しているのだろうか、無機質の不快感しか残らなかった。
一応の犯人探しを試みてみたものの、結論は腑に落ちないものだった。

著者はかねてから謎解きミステリーの法則は絶対に遵守している。
簡単に言えば
「解決するにあたり、読者の知らない情報から結論を出してはいけない」
と言う事で、著者の作品は「あぁ、そう言えば!」的な伏線が沢山あり、それを言葉巧みに惑わすところが醍醐味だった。
ネタばれにならないように感想を述べると、
「マンネリが。。。。」
垣間見えている気がする。

とりあえずお勧めはしないが、著者はSFミステリー作家なのかなぁと首を捻る一作であった。

コロコロ

来月健康診断である。

。。。久しぶり。
本来なら毎年受診して一年の不摂生を垣間見るのが正しいのだろうが、何となくムニャムニャしている内に数年ドクターと面会していない。

まぁ今回は久しぶりに虫の居所が良かったのと、今やネットで受診予約が出来るという事も後押しして満を持しての怠慢状態を曝しに行く決心をしたのだ。

とは言え、無防備なそのままの自分を曝け出すのも波打ち際より浅いプライドが赦さないのか、眠っていた成績への欲望が頭角を現し、心なしかいつもより健康にチラチラと気を使い始めている。

そもそもジャンクフードはあんまり食べないし、食事もオリーブオイルを中心に野菜たっぷり調味料はほぼハーブで賄っているので食生活的にはあんまり変化は無いのだが、如何せん油断すると暴飲してしまう。
最近は控えめにしてはいるが、毎晩の晩酌は欠かせない。
缶ビール1本だから問題も無さそうだが。

となると何をそんなに気にしているのか?

。。。。メタボと診断されかねない下腹である!
身長や体重は思う存分有りのままの自分で誰に恥じることも無いのだが、未だ未開の地であるメタボ検診とやらがどうも気になっているのだ。

既に診断を終えた友人の話では、ウエストより少し下の力を入れてもへこまない部分をこれ見よがしにドクターが寸法するらしい!
ぬぅうッ。。。。
なんじゃいその嫌がらせは?!

女性は90センチ以上でメタボ認定されるらしい。
。。。無いよなぁ。。。無いよなぁ。。。。
愛らしくポッコリしてるケド、メタボ認定じゃないよなぁ。。。
この事が頭にまとわりつき、電車の中で気付いたら下腹部に力を入れ眠っている筋肉君を叩き起こす努力をしている。

無意識に力を込めているあたり、本人の意思とはうらはらに脳内フェロモンが危険を察知しているのかも知れない。

メタボ認定は太っている人だけの心配事では無い。
着やせという言葉もある通り、全体的に細身でもポッコリお腹一つで当選確実の烙印を押されるのだ。

ここまで怯えるのは、先程検診の情報提供をしてくれた友人が見た目には痩せ型にも関わらず、数年前にメタボ検診のトラップに掛かったと告白したからなのだ。

ひえぇえええッ!!!
痩せてるよね?Youは私よりも痩せてるよね?!!!!

自分は太っている方では無い。
遥か昔の健康診断では唯一「痩せすぎ」という認定がされたので、肥満児とは程遠いと思っているが、ポッコリお腹を見る限りメタボはまた違うステージの話な気がする。

と、長々と経緯を述べたが、本題のコロコロ。
最近特に足が浮腫み気味と言う事が気になっていたのと、前述のメタボ疑惑を踏まえて、数年前にお買い上げしたまま眠っていたゲルマコロコロを引っ張り出してみた。

以前コロコロやっていたのだが、ゲルマに肌が負けるのか足の血管が変な斑模様に浮き上がる事しばしばだったのでいつの間にか遠のいていたコロコロ。
そいつを手に取り足を解す。

昔リンパマッサージの勉強をしていたので血流に関しては基礎的な知識はある。
その記憶を呼び覚ましながらテレビを見つつ片足10分づつのコロコロを始めた。

初日はやはり急にストレッチに似た解しを施したため翌日は筋肉痛に。
ふくらはぎは平気だったが太ももがかなり張った感じでロボットのような歩行となってしまった。

そんな毎日を重ね、今では筋肉痛も無くコロコロと共存出来ている。
ちょっとしたストレッチ運動も含め下半身強化月間が始まったのだ。
テレビを見続ける時は足だけではなく胸からお腹周りもコロコロ。

コロコロ、コロコロ。
コロコロ、コロコロ。

来月の健康診断改めメタボ診断。
こんなんで乗り切れるのかなぁ。。。
今は怖くてサイズ測れずコロコロの毎日を過ごすのであった。


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