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スタンプラリー 〜韓国編 マイナスの世界から その6〜

さて、お腹を満たして初日の旅はまだまだ続く。

到着日にも関わらず、2泊3日のため1日1日が貴重なので、クイギョンチを出て23:30まで営業しているファッションビル「ミリオレ」に向う。

地図を見てみると、どうやら銅閣駅から2駅とちょっとの所なので
「歩いて行けるでしょう!」
と、一致団結、観光名所でもある清渓川(チョンゲチョン)沿いを歩いて行くことにする。
この川沿いには22の橋があり、夜はライトアップされているという散歩コースにも紹介されているところだ。

ちなみに私と友人にとって、歩くことは全く苦ではない。
今後ブログにアップする予定のニュージーランド旅行では、壮絶なロングウォークエピソードが控えている。

街中から川に出てしまえば、後はその川を沿って行けばよい。
名物の橋は、数百メートルおきに登場し、一つ一つが全く異なる形をしている。
最初は「この橋なんて名前だろうね」なんて話していたのだが、歩いていくうちに段々と周りの風景が怪しくなってきた。

川沿いに並ぶ店は全てシャッターが下り、はげかけたポスターやゴミ袋が風に巻かれてスス、スス、と動く。そして全く人気が無い。
?!まるでゴーストタウン?!!
まさにバイオハザードに出てくるような荒廃した街の一角のよう。
長い川沿いながら、前後左右には人気は全くなく私と友人2人。

平和ぼけの日本人が危険地帯に?!
という危険を感じるより、もぬけの殻、映画「28日後」や「「アイアムレジェンド」の中に迷い込んだ感じだ。
映画で描かれる人がいなくなった世界は本当なんだなぁ、なんてちょっと感心。

有名な川沿い散歩コースで、夜のライトアップに関わらず人がいないのはこの寒さのせい?なんて思ってはみたものの、流石に不安が募る。
完全防備はしているものの指先は冷たくなり、外気にさらされている顔面は感覚すら失われてくる。
友人はついにホッカイロを手の甲に貼り付けるという暴挙にも出たが、サイズがミニだったせいか全く効果を示さないとの残念なお知らせも飛び出した。

心が折れそうになるのを押さえ、ひたすら目的地を目指していると、何やら川の方に気配を感じる。
慌てて道の上から川を見下ろすと、なんと川沿いに歩道が?!
そう、散歩コースは私達が歩いているシャッター街ではなく、下に下りたまさに川と隣り合わせの歩道のことだったらしい!
そこには前後から行きかう人々がパラパラ。
あぁ。。。なんだ皆下を歩いているから誰もいなかったんだ!
安堵と共に拍子抜けである。

早速下へ!
と思ったが、丁度私達がいた橋付近には下に行く階段も無く、やはりシャッター街を歩くはめに。
しかし上下ながら人の気配があるというのは心を落ち着かせる。
ちょっとだけ勇気を振り絞りまだまだ歩き続けるのであった。

破産執行人

杉田望さん 著書

破産執行人 (講談社文庫 す 8-8) (講談社文庫)
杉田 望
講談社
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経済小説である。
著者の作品は初めて読んだが、プロローグから第一章にかけて登場人物が勢ぞろいする。
正直、現実世界でも顔と名前を覚えるのに時間がかかる自分としては、登場人物の多さになかなか誰が誰でというのが一致しなかった。

実は読み終わった今も、最初のシーンで出てきた人達と終わりに自分の中で出来上がった人物像とが一致していない。

しかし、内容は読み進む内に面白くなる。
未上場会社の老舗の製菓会社を巡って経営権争いが勃発するというのが大まかなストーリーの表面だが、その裏面では上場益に群がるドロっとした話から、事業を守ろうとする人々の思い、一族経営者の公私混同、様々なドラマが描かれている。

そもそも経済小説は、現実社会をモチーフにしたものが多く、時には皮肉もあり、時には教えもあり、大変勉強になるし感慨深い。
個人的にそういった部分が好きで読み漁ることが多い。

「会社は誰のもの?」よく出る言葉だ。
株主、経営者、労働者、その立場で答えは違ってくるのかもしれない。

労働者「労働者がいなければ商品もサービスも完成しない」
経営者「事業がなければ労働者を雇うこともない」
株主「資金がなければ事業を起こせない」

全てその通りだと感じる。
ただし、一人で自分の貯金で事業を起こし、自分だけで運営して成り立っている会社ももちろん存在する。
その場合、会社はその個人のものか?
私は違うと思う。

個人事業の場合、全ての収支は個人収入と相殺されるため個人のものであると言えるかも知れないが、それでも私は会社や事業は「社会のもの」だと思う。
必要としている社会があるからその事業があり、そのサービスを提供するために労働者がおり、その事業を継続させるために経営者がいて、資金出資の株主がいる。
株主、経営者、従業員は時代の中で移り変わる。
しかし会社は、必要とされている限りいつまでもあり続ける。
創業何百年という会社は社会に末永く必要とされているのだろう。

この本も「会社は誰のもの?」という言葉が見え隠れする。
答えはそれぞれの価値観だが、小説の中だけの話とは思わず、自分の環境に置き換えて考えてみるのもたまには良いかも知れない。

間違いだらけの大食管

前回、パンチの効いた胸焼け体験の翌日。

本日の夕飯メニューをぼんやり考えていたところ、友人より驚くべき情報メールが飛び込んできた。

先日「大北海道展」で初購入した「カチョカバロ」なるチーズの賞味期限が、なんと明日に迫っている!との通報。

おぉおおお!!!
食べ方を吟味している内に、あっという間に月日が流れていた!!
先週末に赤ワインと一緒に嗜もうと、ワインをお買い上げしたまでは順調だったのだが、がっつり夕飯を食べたらそんなボンジュールな気分になれず、結局部屋に転がるワインボトル、冷蔵庫に眠るカチョカバロ状態で今に至る。

さて、それを言われてしまったら是が非でも期限内に食べねばならぬ。
ここで重大な矛盾が生じる。
そう、私は、日頃から賞味期限切れをうすうす感じながらも、見ないようにし期限内に食べきったと思うように生きている。

しかしながら、今回は乳製品というせいなのか頭で考えるより直感的に「まずいぞ!」と心が警笛を鳴らした。
遠い昔、とっくに賞味期限の切れた牛乳を一口含んだ瞬間、恐るべき苦味によりすぐさま吐き出したトラウマから「乳製品には気をつけろ!」という警戒心が育まれているのだと思われる。
ミニポイント:牛乳は賞味期限がえらく過ぎると苦くなる。

と言う事で、早速カチョカバロを夕飯にする事に当確。
パッケージの後ろに召し上がり方が記載されており、生でも焼いても頂けることを黙認。
カチョカバロはひょうたんのような、金貨袋のような、蛸壺のような妙な形をしているので、まずはその包み口のような部分と袋部分を切り離し、口部分を生で食べてみる。

う〜む。。。
そもそもチーズは甘いのから酸味のあるもの、ミルキーなもの、臭みのあるもの、色んな種類があるので好みの問題がある。
カチョカバロが大好きな人たちには申し訳ないが、あえて表現すると

「チーズ風味のハンペン」

チーズ独特の酸味もなく、フニャリとした触感の後ろの方に「チーズかい?」と感じるくらいの風味しかない。
Theチーズ!が好きな自分としては、なんだか物足りない。

早速「焼いて食べるがよし!」の口車に乗せられてフライパンを温める。
ここで忠告しておくが、カチョカバロはフライパンで焼くことはお勧めしない。
「外側に焦げ目がつくくらい焼くと、噛んだ瞬間中身がトロトロ!」
的な記載があったのだが、焦げ目をつけようと焼いたそばから中身が次から次へと出て広がっていき、もんじゃ焼きの土手崩壊状態になる。

そもそも「パンに乗せてオーブンで焼く」とあった気もする。
しかし我が家にはオーブンなんて高級品は無い。
ステンレスのフライパンに乗せ、強火で焼いたのがまずかったのかは定かではないが、とりあえず広がったチーズがおこげとなり更におこげ予備軍のチーズがとろけ出す。
それにより予想だにしなかったクッキング戦争の前線に立った。

事前に同じフライパンで焼いておいたトーストにカチョカバロwithおこげを乗せ一口頬張る。
トロリ〜んっ!
とろけるチーズ並のとろとろ感とピザ用ナチュラルチーズ並の伸びを見せる。
カチョカバロは焼いた方が美味しい。
何気にチーズフォンデュに使うと他の食材の邪魔をせず、かつ後味にチーズ風味がするから美味しいかも知れない。

さて、ナイスボリュームのカチョカバロの袋部分をスライスして2つをトーストに乗せた。
しかしまだ袋は半分以上残っている。
期限は明日。
明日も同じ夕飯は嫌だな。。。なんてな「お茶漬け、うどん、お茶漬け、うどん」を1週間で繰り返している食生活のくせに贅沢な思いがよぎる。

えいっ!
更に2枚スライスして焼いてみる、そしてトーストに乗せる。
えいっ!
更に更に2枚(残り全部)をスライスして焼いてトーストに乗せる。

カチョカバロ経験者は、驚きのため開いた口も塞がらないだろうが、わずか数十分の内にカチョカバロ1個+トースト3枚を食べ散らかした。
大喰らいうんぬんの問題ではなく、ナイスボリュームのチーズをペロリと食べたのだ。
流石に辛かった。
自分は何のために生まれ、どこに行き着くのか?なんて哲学的なことが浮かんでは消えるくらい無意識に限界への挑戦へと向っていたのかも知れない。

乳製品を賞味期限内に食べ終わるという動物的直感に勝利したが、またしても自虐大ダメージである。
食べ終わったそばから胃の中はずしりと重く、ずっと「あぁ気持ち悪いぃ。。。」が心の中を駆け巡った。

当然翌日の朝、相当暗い胸焼けで目覚め一日を迎えたのである。



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