アリスン・ブレナン著者
アリスン・ブレナン
集英社
売り上げランキング: 311425
おすすめ度の平均:
クライマックスが少し長い
消化不良
訳者の責任かも・・・
がっかりです
しょせんは素人?
母親が読んでいた海外作家の小説。
久しく海外作家の小説を読んでいなかったので懐かしい感じで読み進める。
内容は、主人公の元FBI捜査官である人気女性作家の小説を真似て周辺で起こる連続殺人。それにより本当の狙いは主人公である事が判明し、誰が何のために彼女を追い詰めるのか?!
と言った犯人探し、魅力的な主人公を取り巻く恋愛ロマンス、FBIや刑事のハードボイルドなアクションシーン等が描かれているサスペンスアクション小説。
海外作家と日本作家の違いで一番感じるのは、海外作家のドライさだと思う。
感情移入した登場人物が虚しい死を遂げるのは日常茶飯事だし、クライマックスに向けての展開が猛スピードで進む。
原文ではなく、翻訳で読んでいるので大抵の海外小説が同じような起承転結傾向にあるのかも知れないが、その辺が一気に集中読破させる。
物事の描写も生活習慣の違いから何の抵抗もなく読めると言う事もあるだろう。
日本小説だとどうしても「ぬ?そんな行動取るかい?」なんてな突っ込みで引いてしまうのだ。
で本作。
う〜ん。。。結構、ハードな内容。
銃社会アメリカでは有りそうな無さそうな事件だが、正義って。。。とチョッピリ心が重くなるシーンが多数。
結局何だかなぁと言う結末ではあったが、久しぶりのハードボイルドな雰囲気に、ウイスキーストレートを流し込み、短くなったタバコを揉消す、そんな妄想が浮かんでは消えるのであった。