さて本日はいよいよ次のホテルに移動。
ロンドン市内は5日滞在で、6日目から「一人世界の車窓から」旅を始める予定だったので、可能な限りホテルを連泊して安くし、最初のホテル「
Boka Hotel」に4泊し、次のホテルに移動というスケジュール。つまり本日7/24のBreakfastをペロリ後にCheckout。
という事で4回目のBreakfast。
一応English Breakfast以外に、コーンフレークやフルーツポンチ、ヨーグルトもビュッフェスタイルで用意はされているのだが、量的にそこまで辿り着けないので卵の調理法をどうするかぐらいしか変化は出来ない。この時、ボイルドエッグは思いつきもしいなかったので、フライドかスクランブルの2択。昨日挑戦したスクランブルを思い出すと食欲が削がれたので、ここはノーマルに戻ってフライドエッグにチリビーンズ抜きをorder。4日間を通して1日目のフライドエッグが1番美味しかったな。調理人によるのだが、1日目は半熟エッグだったのでソーセージやベーコンと美味く絡んでいて、それをトーストに乗せて至福だった。
と、今日はのんびりとしていられない。
何故なら、ホテルを移動しつつ、11時迄にはグローブ座のエキシビジョンツアーの受付を済ませなければならないのだ!
エキシビジョンツアーというのは、グローブ座の歴史を説明しつつ各座席をウロウロと歩き周ったり、展示物を見たり、当日演目のリハーサルを横目に観れたりするツアーで、当然本編の演劇が始まるまでしかツアーは行われない。
2日前に下見ついでにツアーを申し込もうとしたら、鼻差でツアー締め切りだったので、今回を逃すと1週間後にロンドンに戻って来る時しかチャンスが無くなる。そんな危険は避けたかったので、本日何が何でも11時迄に行かねば!だ。
ここから海外ドラマ「24」みたいに時系列で書き散らかす。
9:23 Hotel Checkout 鍵を返却するだけなのですんなり終了
9:27 Earl's Court駅に到着
だがしかし、ここで改札を通ってはいけない!
そう、イギリスにあるオフピークタイムという乗車賃が安くなる時間は、9:30からなのだ!10人くらいの観光客が改札前でモジモジ。自分もそれにならってモジモジと時間を潰す。
9:30 改札通過!
と意気揚々としたのも束の間、スーツケースが改札扉に挟まる。この後2回ほど改札にスーツケースが挟まるのだが、イギリスの改札扉は都内のそれと違って閉じるのが早い。スーツケースを後ろ手にひいていると確実に挟まる。かと言って横に並んで通る程の幅もない。無理矢理引っ張ったところで改札扉が開いてくれる訳でもないので、挟まったスーツケースを下に下げて隙間から転がし出した。思わぬロスタイム!
9:34 ディストリクトライン1本でAldgate East駅!
に着けば26分で予約したホテルの駅に到着のはずだったのだが、ここでまさかの電車乗り間違えを起こしてしまう。とりあえずディストリクトラインには乗車したのだが、1つのホームに行先が4方向ある事をすっかり見落とし、地図で言うところの右手に真っすぐ向かうはずが真上に向かって走り出した。
直ぐに間違えに気づいたので、2つ先のNotting hill Gate駅でセントラルラインに乗り換えれば、都内で言うところの山手線一周グルリを避け、中央・総武線で真ん中をぶっちぎって目的の駅に着く。
そう見込んで下車したのだが、どうやらセントラルラインのホームは階段を降り、地下に潜り移動しなければならない様子。今はスーツケースを持っているが為にそれが苦痛。しかも時間が限られているので地下に潜ってウロウロは避けたい。
となると、この駅では途中までサークルラインがディストリクトラインと並行に走っているので、真ん中ぶっちぎりの中央・総武線を諦めてセントラルラインに乗車することにする。
9:44 ノッティンぐヒルゲート駅からサークルラインに乗車。
・・・って、おい!2駅進んで次の乗車まで10分ってなんだい!
正直ロンドン市内の電車は2〜3分置きにくるので便がいい。にもかかわらず、目的方面の電車が来ないのだ!日曜だからなのか?色んなラインが乗り入れているからなのか??
そして乗り換えた電車はEdgward Road駅という3つ先の駅止まり。ここで同じセントラルラインに乗り換えて先を進まなければならない。
で、下車したもののまたしても電車が来ない。
いや、そうではなく、路線図の確認が遅れて1本目的の電車を乗り逃がしたのだ!
目的の電車は来ないし、Edgward Road駅自体が暗く人も少なく、ニューヨークだったら危険な駅な部類ではないかと思ったくらいなところで佇む。
9:58 ハンマースミス&シティラインに乗り込む
今一度書き散らかすが、自分は今日11時にはグローブ座のエキシビジョンツアー受付を済ませなければならない。既にホテルはチェックアウトしたのでスーツケースを持っている。つまり次のホテルにチェックインするかスーツケースを預かってもらわなければならないのだ。
当初の予定では、9:30に電車に乗って10:00前にはホテル近くの駅に到着、駅からホテルは5分かからないので10:05にはチェックイン、出来なくてもスーツケースを預けて、3駅先のキャノンストリート駅は3分、10:30には確実にグローブ座にいるはずだった。
それがどうだろう。
10時にホテルカウンター前に立っているはずが、9駅手前の駅でようやく乗車。1駅2分としても18分(実際には22〜23分)かかる場所でスーツケースをお供に連れているのだ。
これから考えるとホテル近くの駅に着くのは10:25、ホテルには10:30、チェックイン手続きにどのくらいかかるかわからない。逆算すると11:00にグローブ座受付にいるには、まずキャノンストリート駅からグローブ座まで徒歩約10分、Aldgate East駅(ホテル近くの駅)からキャノンストリート駅は3分、チューブホームまでの深いエスカレーターや電車待ち時間を加味しても20分は移動時間に欲しい。
つまり10:40にはチェックイン、もしくはスーツケース預かりを済ませなければ間に合わない。ホテルには10:30に着く予定だから10分間が勝負!もしも他の宿泊客で時間がかかったりしたら1発アウト。
10:32 そんな事を考えながらAldgate East駅到着。
ホテルまでの道は前夜にグーグルマップで見ていたので、後は方向さえ間違えなければすんなりと行ける。相変わらずの手書きマップを握りしめて走り出した。
ちなみに、この時はまだちゃんと地図を描いていた。この後から持前のいい加減さから惨劇が訪れるのだが、それはまた別の話。
10:45 キャノンストリート駅到着
10:32〜10:45の13分間は、時間との闘いでTime Lineを記録していないのだが、駅間の移動は3分、ホテルから駅まで徒歩5分のところ実際は往復4分、ホテルに入ると順番待ちもなく直ぐに受付を開始、部屋はもう入れると言われチェックインを済ませ部屋にスーツケースを置くまでがおよそ8分内で終わったのだろう。電車も直ぐにキャッチ出来たがため、奇跡的に15分前に目的地のある駅に辿りついていた。
さてここから。
2日前に場所を確認していたとは言え、駅からグローブ座はテムズ川を渡って行くのに、前回は橋を見つけるのに相当時間を要している。一目散に川の方向に駆け出し、キョロキョロと渡れる橋を見つけ、猛ダッシュで橋を渡る。
テムズ川周辺は、平日昼間でもジョギングしている人がいるのだが、まさに今、自分がジョギングしている。装いがスポーツらしくないが。
日本のような湿気はないが、ロンドンの夏も大分熱い。息を切らし、汗を流し、およそ観光客らしからぬ状態だ。
ピッ、ピッ、ピッ、・・・(ドラマ24の音)
10:56 グローブ座エキシビジョンツアーCheckin!
結果、4分を残して無事エキシビジョンツアーの受付を済ませたのだ!
電車を間違え、乗りたい電車は来ず、10時に遠い駅で佇んでた時は本当に無理なんじゃないかと思った。一瞬ホテルのチェックインを後にしてスーツケース持ってグローブ座行こうかとも考えた。走りながら何度も挫けそうになった。
だがしかし、人間、やれば出来るのだ!
初めて訪れる地のホテルを探し当て、11時チェックインのところ30分前に部屋に通され、しかも広いホテルで部屋をグルグル探したにも関わらず、間に合ったのだ!
1時間半の間に目まぐるしい出来事はあったのだが、ここから更にやらかし物語は続くのであった。