久しぶりの友人の墓参りにて。
ここすっかり墓守としての使命を放置していたので、お詫びをかねてプチ奮発の百合の花をお買い上げし、お墓参りに行った。
友人との突然の別れは、私がワーキングホリデーで1年間日本を留守にしていた間の出来事だったのだが、生前散々一緒に遊び倒していたので後悔の念はほとんどない。
いつからか覚えてないが、人との繋がりにおいて「あの時ああしなければ良かった」という取り返しのつかない後悔は出来る限り未然回避をしている。
一番悲しい事は永遠の喧嘩別れだ。
さて、久しぶりのお墓参りに不謹慎スキップを踏みつつ手を合わせると、何やら墓石と足の間にひっくり返ってバタバタしている虫がいる。
勇気を振り絞って近くに落ちてた線香の燃え残りで「えいっ!」と起こしてみる。
ぬおぉぉぉっ!!
へ、変な虫ぃ!!!
助けておいてなんだが、側に近寄ることも出来ないくらいにビビリ始める。
ゆるゆると歩き始める虫。
「もし、もしも助けてくれた御礼に」って家に来たらどうする?
なんてな事を連れ立った友人と話す。
見れば見る程へんてこな虫。
しかし、じっくり見てると何だか顔のように見えてきた。
目が点状態のおどけた顔だ。
そう思うとさっきまで近寄る事も出来なかったのに、写真が撮れるくらいになじんできたので激写してみた。
そして掲載してみた。
しばし鑑賞。